目次
結婚して理想と現実のギャップを感じた人は58.7%
  • Q.結婚して理想と現実のギャップを感じましたか?
結婚して理想と現実のギャップを感じたことランキングTOP5
  • 1位 生活習慣・ライフスタイル(23.0%)
  • 2位 自分の自由な時間がない(18.0%)
  • 3位 家事や育児の分担(14.8%)
  • 3位 家計事情やパートナーのお金の使い方(14.8%)
  • 5位 パートナーの性格(13.1%)
結婚生活のギャップへの対応策
  • 休日の過ごし方
  • ひとりの時間の持ち方
  • 家事の分担
  • 子どもを持つタイミング
  • 実家や親戚との関わり方
ギャップがあっても幸せな結婚生活を送るためには?

結婚ってやっぱり理想と現実は違うものなの?結婚に対してそんな不安を抱える人もいるのではないでしょうか。この記事では、「結婚後の現実にギャップを感じたか」「どんなことにギャップを感じるか」という既婚男女104人に聞いたアンケート調査の結果を紹介します。また、夫婦問題やパートナーシップに詳しい心理カウンセラーの竹内えつこさんに、ギャップと感じやすいこと、その理由と対応策についてお話を伺いました。

結婚して理想と現実のギャップを感じた人は58.7%

Q.結婚して理想と現実のギャップを感じましたか?

結婚して理想と現実のギャップを感じた人は58.7%

※データ出典:マクロミルアンケート

既婚者に「結婚して理想と現実のギャップを感じましたか?」というアンケートを取ったところ、「はい/58.7%」「いいえ/41.3%」という結果になりました。

約6割の人が「はい」と答えていますが、男女別で見ると若干男性の方が多く「はい」と答えています。

結婚して理想と現実のギャップを感じたことランキングTOP5

結婚して理想と現実のギャップを感じたことランキングTOP5

結婚して理想と現実のギャップを感じたと答えた人が「結婚生活の中で最もギャップを感じたこと」の上位5位とその具体的な内容を紹介します。

1位 生活習慣・ライフスタイル(23.0%)

「部屋の汚れの気になり具合や家事のやり方の違いにギャップを感じた」(27歳/男性)
「テレビを見ながら食事をしたり、テレビを見ながら寝たりすることに違和感がある」(38歳/女性)


ふたりのライフスタイルの違いにギャップを感じる人が多い結果に。育った環境の違いで生活スタイル、習慣、家事のやり方はもちろん、衛生観念も異なります。特に衛生観念のギャップは大きなストレスを感じることが多いようです。

2位 自分の自由な時間がない(18.0%)

「子どもや夫がいて、なかなかひとりになれない」(33歳/女性)
「もっと自分の時間があると思ったが全然ない。好きなテレビ番組すら見られない」(27歳/男性)


結婚して一緒に住むと物理的にひとりでいる時間が短くなるので、自由な時間が減ったと感じる人が多いものです。

また、ひとりではなくふたり単位で考えることが増えるので、余計に自分ひとりの自由な時間を持てなくなったと感じるのでしょう。

3位 家事や育児の分担(14.8%)

「もっと積極的に家事をしてくれると思っていた」(25歳/女性)
「何もやらないことにパートナーが疑問を持っていなかった」(38歳/女性)


一人暮らし歴が長く家事をやってきた人、結婚するまで実家に住み家事をあまりしてこなかった人など、家事が身に付いているかいないかの違いもギャップを感じる原因になります。

「平等に分担しようね」と話し合っても、家事が得意で慣れている人と不得意で慣れていない人とでは負担の度合いが違い、家事をやっている認識の違いにギャップを感じることもあるでしょう。

3位 家計事情やパートナーのお金の使い方(14.8%)

「全体的にお金をかけるポイントや価値観が違った」(29歳/男性)
「意外とケチだった」(38歳/女性)


独身のときはそれぞれ自分の価値観で自分のお金を管理していますが、結婚するとふたりで一つの家計になります。

そのため、付き合っている段階では気付きにくいことが結婚後に明らかになることもたくさんあり、理想や想像と違ったと思うこともあるようです。

5位 パートナーの性格(13.1%)

「付き合っていた頃は優しかったが、結婚・出産を経てどんどん気が強くなっていった」(39歳/男性)
「テキパキやるタイプと思っていたが、実際はだらしないことが分かった」(36歳/男性)


交際中は自分の良い面を相手に見せたいと思いますが、結婚したら少しずつ素の自分が出てくるもの。そのため、結婚後に「こんな性格だったのか!」と驚くこともあるかもしれません。

しかしそれは自分だけでなく相手も感じているはずです。お互いに心を許し理解を深め、信頼関係を築く段階ともいえるでしょう。

結婚生活のギャップへの対応策

結婚生活のギャップへの対応策

少しのギャップでもモヤモヤと悩んでしまうようなら、新婚のうちに解決できるよう努力するのがおすすめです。アンケートであがった結婚生活でのギャップの他、ありがちな悩みとその解決方法を紹介します。

休日の過ごし方

生活習慣やライフスタイルにギャップを感じる人の中には、休日の過ごし方の違いで悩む人も多くいます。休日をふたりでどんな風に過ごすのかは、結婚前と後では異なるかもしれません。どんな風に過ごすのが理想的なのか、擦り合わせしておくとよいでしょう。

毎週休日をふたりで過ごすのではなく「月◯回はお互いに好きなことをする」など、いろいろな決まり事を実践しながら心地よくリフレッシュできる休日の過ごし方を見つけてみてはいかがでしょうか。

逆にふたりの時間を確保するために「結婚しても必ず月に◯回は外でデートをする」などと決めるのも素敵です。

ひとりの時間の持ち方

多くの人が、結婚するとひとりの時間がなくなった、自由な時間がなくなったと悩んだり不満に思ったりしています。

自分にとってひとりの時間がどのように大切なのか、どれくらいの時間が必要なのか、自分の思いを相手に伝えるのと同時に相手の希望も聞き、時間についてふたりで模索することも必要です。

「今はひとりの時間」「今はふたりの時間」としっかり線引きすると、お互いに不満をためることもなくなるでしょう。

家事の分担

結婚前に家事分担についてちゃんと話し合っていない場合、ギャップが生じやすくなります。掃除や洗濯の頻度など「気になる」の基準は人によって異なります。

「気になった方がやる」などとざっくりした決まりだと、まめに掃除洗濯をしないと気になるタイプの方に負担がかかり「自分ばかりが家事をしている」と感じてしまいます。

結婚前か結婚直後に、お互いの得意な家事や苦手な家事、掃除や洗濯の頻度について確認し合いましょう。家事を平等に分担する、自分が中心となって家事を行い一部だけ相手に任せる、家事全般を相手に任せるなど、いろいろな選択肢があります。

ですが、結婚したらやるべきことは家事だけではありません。お金の管理、車の管理、契約ごとなどお互いの得意な分野を担当するようにすると、スムーズに話し合いが進みやすいです。

子どもを持つタイミング

子どもに関する考えが今後の夫婦のライフスタイルに大きな影響を与えます。

子どもを持つことに関しては同意見だったとしても、タイミングに関してギャップが生じるということもあるでしょう。「今はキャリアを優先したい」「年齢的な問題がある」「収入の不安がある」など、結婚して初めて感じることもあります。

結婚前に子どもを持つかどうかを含め、家族計画については話し合っておくといいですね。また、両家の親から育児サポートを受けられるかどうかの確認も大切です。

実家や親戚との関わり方

親兄弟や親戚などの関わり方もその家族によって異なります。特に親戚との関わり方は結婚して初めて分かることがほとんどです。

お互いの実家へふたりで行くのか、それぞれの実家に自分だけが行くのかなど、お互いに意見を出し合ってどんな関わり方がベストなのか考えてみましょう。

一方の実家が遠方の場合、大型連休の度にふたりで帰省していたら交通費が負担になる、というケースもあります。今年は自分の実家、来年は相手の実家に帰省するなど、ふたりの間でルールを決めておくのもおすすめです。

ギャップがあっても幸せな結婚生活を送るためには?

ギャップがあっても幸せな結婚生活を送るためには?

結婚前に思い描いていた理想と結婚後の現実は、やはりギャップがあるかもしれません。でも、ギャップにイライラしたり自分だけで抱え込むのではなく夫婦で解決する方法を見つけましょう。

残念ながら「言わなくても分かってくれる」ということはありません。言葉で伝えること、相手の気持ちを聞くことでコミュニケーションが成り立ちます。自分と同じ価値観を相手に求めるのではなく、お互いの違いを受け入れ合うことが夫婦としてうまくやっていく秘訣(ひけつ)です!

もし今、結婚相手の候補がいないのなら、理想的な結婚生活を思い描きながら婚活を始めてみるのもおすすめです。結婚相手や婚活についてアドバスをもらえる結婚相談所を利用するのも一つの方法。
ゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活に関する疑問や不安を相談できる無料カウンセリングを実施中。興味があればカウンセリングで詳しいサービス内容を確認してみてはいかがでしょうか。

取材・文/仲西なほ子

【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異例の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。東京・恵比寿にカウンセリングルームを持ち、対面、オンラインでのカウンセリングを行っている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/

【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2024/2/14~2024/2/15
有効回答数:104人(男性52人、女性52人)
(インターネットによる20~30代既婚者向け男女アンケート調査 調査機関:マクロミル)

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