- 会うのに段取りが必要
- 浮気の心配
- そもそも結婚する未来が見えない
- ケンカすると仲直りしづらい
- マメな連絡を要する
- 気持ちは素直に言葉にして伝える
- 記念日を大切にする
- 連絡のルーティンを決める
- ケンカしたらすぐに仲直りする
- 疑心暗鬼にならない
- 自分磨きをする
- 結婚のタイミングについて
- 将来的な居住地について
思い合っているふたりなのに、自分と相手を隔てている距離が大きいがゆえに悩みが生じる遠距離恋愛。何となく不安に感じてしまう原因から、距離に負けずに上手に付き合っていく方法、一緒にいる未来のために話し合っておきたいことまでを、恋愛心理に詳しい澤口珠子さんに伺いました。
遠距離恋愛に立ちはだかる5つの壁
遠距離恋愛では、お互いの気持ちは通じ合っているのに、お相手が遠くにいることに障害を感じてしまいます。まずは、遠距離恋愛での懸念点にはどんなものがあるか見ていきましょう。
会うのに段取りが必要
交通手段が限られるため、移動時間の長さや交通費の心配、お互いの予定をきっちり合わせるスケジュール管理までの段取りが大切です。「今日これから会える?」のような気軽さがなかったり、側にいてほしいときにいられなかったりすることに、寂しさを感じます。
浮気の心配
お互いの生活圏が遠いと、お相手の日常は見えづらいものです。ふたりのコミュニケーションの取りづらさに加えて、浮気が難しくない環境であることは事実なので、お相手がよそ見をしていないか不安になってしまいます。
そもそも結婚する未来が見えない
遠距離恋愛の期間が長くなってくると、お互い自分の生活のペースに慣れてきます。そのため、一方が現在の生活をガラリと変えなければ一緒に暮らす日は来ないのでは?という心配があるでしょう。また、連絡の取りづらさから、関係がうやむやになって自然消滅しないかとの懸念もあります。
ケンカすると仲直りしづらい
メッセージや電話でケンカしたり、微妙な雰囲気になったりした場合でも、その後すぐに会うことで元のように仲直りできることもあります。しかし実際に会えない状況では、仲直りをわずらわしく感じ、ふたりの雰囲気をリカバリーするのを難しく感じます。
マメな連絡を要する
思い立ってすぐに会いに行けないという、物理的な距離の問題があるために、コミュニケーションを取りづらく感じます。近くにいて頻繁に会っていると、お相手のささいな変化にも気が付きますが、期間が空いてしまうと、以前に会ったときと急に変わったように思えてしまい、変化についていけないこともあるでしょう。そこからお互いに対する関心がズレていくと、心が離れる一因になります。
遠距離恋愛を円満に続けるために意識したいこと
遠距離恋愛には、会えたときにとても嬉しかったり、会えない時間にお互いが成長できたりするというメリットもあります。そのメリットを生かしつつ、円満な遠距離恋愛のために意識したいことをピックアップしました。
気持ちは素直に言葉にして伝える
なかなか会えないからこそ、直接会えたときは大きな喜びがあるはず。その気持ちを素直に言葉で表現しましょう。会えた日には仕事や時間を気にせず、互いの近況報告を交えながらふたりの時間を満喫しましょう。
また、電話やメールでも「察して」とばかりにならないよう、「自分は今こう思ったけど、あなたはどう?」ときちんと言葉で伝え合うことが大切です。
記念日を大切にする
クリスマスやバレンタインなど季節ごとのイベントすべては難しくても、「ふたりの記念日とお互いの誕生日だけは必ず忘れずにお祝いする」などルールをつくりましょう。直接会うのが難しくても、宅配便でプレゼントを贈り合ったり、ふたりそれぞれで小さなケーキを買ってオンライン画面で見せ合ったりするなど、大切なイベントとして捉えましょう。
連絡のルーティンを決める
1日1回、寝る前には必ずメッセージを送る、毎週何曜日の何時から電話をする、時間の合う休日にはオンラインで繋いだままにして、それぞれの部屋でのんびり一緒に過ごす、など、無理のない範囲でふたりの過ごし方をあらかじめ決めておきましょう。特に、お相手が心配性の場合は連絡にルールがあると安心感に繋がります。
ケンカしたらすぐに仲直りする
会えば解決することも、なかなか会えない遠距離ではこじれてしまいがちです。先延ばしにせず、すぐに仲直りすることを心がけましょう。強がって意固地になっていると自分も苦しくなりますし、お相手も簡単に会えないジレンマから大きな誤解に発展してしまうこともあります。お相手の前では心を開いて素直でいることを心がけましょう。
疑心暗鬼にならない
数日間連絡がつかなくても、お互い仕事を頑張っていると考えて悩みすぎないようにするのもポイントです。浮気しているのではないかと疑心暗鬼になって連絡しすぎてしまったり、相手を疑うようなことを口にしたりしてしまうと、築き上げてきた良い関係が崩れてしまいます。お相手を信じて連絡を待ちましょう。
自分磨きをする
お相手に会えない分、その時間を自分を高めるために活用してはいかがでしょうか。仕事を頑張る、資格取得の勉強や学び直しをするなどキャリアアップに繋がることや、ボディメイクをする、新しい趣味を見つけるなど、日常を楽しむことまでさまざまなブラッシュアップがあります。お相手との会話のタネにもなりますし、相手ばかりを思って自分の世界が狭くなったり、お相手に依存したりしてしまうのを防げます。
遠距離恋愛中のお相手と結婚するために話し合っておくべきこと
ふたりの遠距離恋愛のゴールとして結婚を目指す場合、どのようなことを話し合っておくべきでしょうか。ここでは、遠距離恋愛から結婚までたどり着く上であらかじめ決めておきたいことを挙げていきます。
結婚のタイミングについて
まずは「期限」について話し合いましょう。遠距離恋愛の開始から何年後に婚姻届を出したいのか、昇進や転勤など仕事をベースにした期間なのか、どのタイミングで結婚に踏み切るかを目標として話し合っておきましょう。
「条件」も重要です。いくら貯まったからなど結婚に必要な貯蓄額の共有など、結婚を前提として条件を決めておくことによって、現在の状況への励みにもなります。また、ふたりの将来を考えて、子どもが欲しいか否かを話し合い、産みたい場合は出産後の暮らしを意識しておくことも大切です。
将来的な居住地について
一緒に住むことを前提に、将来的にどこに住みたいのかを話し合っておきましょう。ふたりのうちどちらかに居住地を合わせる場合は、転職の可能性や、具体的にどんな場所がいいのか、持ち家か賃貸かなどを話すことで、結婚への意識が高まります。
距離の問題を乗り越えて、ふたり一緒にいる未来を描こう
恋人同士なのに、距離が離れていることで難しい一面を感じる遠距離恋愛ですが、会えない時間に仕事や趣味で自分を高めたり、会ったときに大きな幸せを感じたりできる良い側面もあります。思い詰めすぎず、お互いを信じて素直な気持ちで距離の問題を乗り越えましょう。
お互いを尊重できる関係性ならば、遠距離恋愛でもふたりの仲を育むことができます。ゼクシィ縁結びエージェントでは、専任のマッチングコーディネーターが付くプランもあるため、遠距離婚活における不安や相談もしっかりサポートしてくれます。今の居住地に限らず、自分に合う人と出会いたいという人は、まずは無料のカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
取材・文/みつり
【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』(幻冬舎)、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』(総合法令出版)などがある。
公式サイト:https://sawaguchitamako.com/
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