「塩対応女子」とは、そっけない態度で男性と接する女性のことを言います。塩対応女子は、話しかけても反応が薄かったり、あまり愛想がなかったりします。

そもそも「塩対応」という言葉は、アイドルの握手会などで、ファンに対してそっけない態度で応じる人がいたことで有名な言葉になりました。

冷たい女性という印象を与える一方、さっぱりしてクールな雰囲気に見えることもあり、それが魅力的に映る男性もいます。

塩対応女子の行動の特徴８選

冷たく見える塩対応女子は、どんな行動をとることが多いのでしょうか。具体的な行動の特徴を紹介します。

LINEで既読無視をする

LINEをしても返信が来ない場合もあります。相手からの連絡を嫌がっているわけではなく、LINEを読んで「分かった」「そうなんだ」と自己完結して返信をしないケースなどです。

LINEのレスが遅い

塩対応女子は、LINEの返信が遅めです。まず、既読になるまで時間がかかり、既読になってもそこから返信がなかなか来ないこともあります。

LINEがそっけない

LINEの返信が来たとしても、「そうなんだ」「へー」など、短文で終わることも多いです。

また、LINEでスタンプを使うときは、文章にプラスしてスタンプを押すのではなく、文章を打つのが面倒くさくてスタンプだけで反応してくる場合もあります。

笑顔が少ない

塩対応女子は、人への対応がドライで感情をあまり表に出しません。冷めた性格ゆえであるケースもあれば、恥ずかしくて笑顔を出せないケースもあります。

他人に合わせず、自分の価値観で行動する

自分の価値観がはっきりしている塩対応女子は、他人の意見に合わせて行動をすることはあまりありません。自分の意思が強いので、他人に合わせる必要を感じず、自分のペースで生きることを好みます。

個人主義で群れない

塩対応女子は一人で行動することが心地よいと思うタイプ。他人と合わせることが苦手で、人と関わることで疲れてしまうという塩対応女子も多いです。

自分のことを話さない

人との距離感を適度に保ちたいことから、自分のことをあまり話さない傾向にあります。干渉や束縛はされたくなく、自分の自由な時間を大切にしています。

たまにテンションが上がる

基本的にクールな行動をとる塩対応女子ですが、自分の好きなことやツボに入ることがあると、急にテンションが上がることがあります。普段とのギャップがあるので、それを見てときめく男性もいるようです。

塩対応女子の性格の特徴５選

そっけない態度をとってしまう塩対応女子は、どんな性格の人が多いのでしょうか。

さっぱりしている

塩対応女子は、相手の言動や態度にいちいち振り回されない、さっぱりした性格の人が多いです。いつも冷静で、感情の変化があまりありません。

マイペース

自分の軸をしっかり持っていることから、他人に合わせることが少なく、自分のペースで行動をすることが多いです。

恥ずかしがり

冷たい態度をとる裏には、恥ずかしがりだからというケースがあります。自分の感情がバレるのが恥ずかしいから、感情を表に出さずに塩対応になっているのです。

警戒心が強い

塩対応女子は自分のペースや価値観を大事にしているので、他人との距離を保ちたいという思いがあり、警戒心が強いです。中には、恋愛経験が少なく男性と接することに慣れていないために警戒するケースもあります。

人を頼らない

あまり人に頼ることがないので、何か困難なことが出てきても自分で解決して乗り越えようとします。自力で解決するために努力してでも頑張るという一面もあります。

塩対応女子はモテる？その魅力とは

塩対応女子は、さっぱりした性格や冷たい部分がよいと、男性からモテることがあります。一体どんな魅力があるのでしょうか。

一緒にいて楽

愛想よく振る舞うことをあまり好まず、人に気を使わず自分のペースで行動する塩対応女子だから、気を使う必要がないことに魅力を感じる男性が多いでしょう。

裏表が無く、さっぱりとしているので、大人な付き合いができることにメリットを感じるようです。

程よい距離感を保つことができる

付き合っているとはいえ、ベタベタするのが好きではない男性もいます。塩対応女子は干渉や束縛が嫌いなため、友達のようにフランクな距離感でお付き合いすることができます。

芯がしっかりしている

自分の価値観がしっかりしていて人の言動に左右されない芯の強さも塩対応女子の魅力です。落ち着いた性格なので、長く付き合ったり、結婚しても安定した関係性を築けそうだとイメージを持つ男性もいます。

人に媚びることが少なく、自分の軸を持っている人も多いので、信用できると感じて魅力的に見えるようです。

たまに見せるギャップにときめく

普段笑顔や反応の少ない塩対応女子ですが、たまにテンションが上がったり笑顔を見せたときのギャップにキュンとしてしまう男性もいます。

知らなかった一面を知ったことをきっかけに、塩対応女子を気になり始めて、いつの間にか好きになっていたというケースもあります。

塩対応女子へのおすすめアプローチ

塩対応女子のことが気になったり、好きになった場合、効果的なアプローチ方法を紹介します。

時間をかけて距離を縮める

塩対応女子は、自分のペースや距離感を大切にしているので、焦らずに接し続けることが大切です。急にデートには誘わず、同じ職場ならまずは一緒にコンビニに行くなど、少しずつふたりでいる時間をつくっていくのがおすすめです。

塩対応女子は表情があまり表に出ないので、自分に好意があるのかどうか分かりにくいですが、地道なアプローチを続けることで、少しずつ反応してくれるようになり、距離が縮まっていくはずです。

相手の素敵なところを褒める

距離を縮めるために、本当によいと思ったところを褒めましょう。褒めるのは外見でもよいですが、普段頑張っている仕事や趣味のことや内面を褒めることで、相手のことをちゃんと見ていることが伝わります。

いろいろ褒めるのではなく、絞って褒めるのもポイントです。塩対応女子は警戒心が強く、いろいろ褒められると「これだけ褒めてくるなんて何かがおかしい」とか社交辞令だと思われてしまう可能性があるからです。

「◯◯さんの作った資料っていつも見やすいよね」など本当に素敵だと感じた部分を素直な気持ちで伝えましょう。

誠実な態度で接する

反応が冷たくて、自分のことをどう思っているのか悩ましくなるかもしれませんが、誠実な態度で丁寧に接し続けましょう。

例えば、夜遅くなったら送る、お礼の連絡は必ずする、など信頼を得られるような行動を積極的にするとよいでしょう。

相手の好きなことや趣味を知る

塩対応女子のテンションが上がることやツボは何かを知りましょう。その趣味を一緒に体験して、楽しい時間を共有することで、距離を縮めることができます。

人といて感情をあまり出さない塩対応女子ですが、「この人の前だとなぜか感情が出る」と特別感を感じさせることがポイントです。

好意はストレートに伝える

塩対応女子には、駆け引きをせずにストレートに好意を伝えましょう。

自分をはっきり持っている性格なので、まどろっこしい態度は好まれない可能性があります。距離が縮まってきたと感じたら、こちらから告白をするのがおすすめです。

そっけない態度も塩対応女子の魅力の一つ！

塩対応女子は、そっけなくて、冷たい印象を与えますが、自分の価値観を大切にしているしっかりした女性です。もし好きな人が塩対応女子であれば、そっけない態度はあまり気にせず少しずつアプローチをしていきましょう。

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取材・文／NANA TABARA

【監修】
帆南尚美さん
カウンセリングサービス所属・心理カウンセラー
大学卒業後30年間、外資系IT企業に勤務。40代後半になって本格的に自分の心と向き合い始め、心理カウンセラーに転身。仕事は好きだが対人関係や恋愛・夫婦関係がうまくいかない、などの問題を精力的にサポート。男性／女性心理、対人心理の分析により、対処法を一緒に考えていくカウンセリングスタイル。「前向きになれる」「自分の成長が実感できる」などの声が多数。
公式ブログ：https://honaminaomi.blog.jp/