- 将来をイメージすることが増える
- 告白をせずに付き合い始めることもある
- 恋愛よりも優先させるべきことが増える
- 「自立していること」が前提になる
- 家族が関わる可能性もある
- お互いを尊重する
- お互いの目標や夢を応援する
- お互いに支え合う
- 相手の事情を思いやる
- 相手の恋愛遍歴を受け入れる
- 忙しくても会う時間を作る
- 恋愛を生活の中心にしない
- 「過去」に嫉妬しない
- 束縛しすぎない
若い頃の恋愛はステップの一つ一つが手探り。いろいろと失敗を重ねつつも「相手が好き」というシンプルな思いのまま、交際をしていたはずです。しかし「大人の恋愛」となると、若干事情が変わります。お互いほどほどに経験値があり、さらに将来も気になるタイミング。若い頃とはいろいろと事情が変わってきます。本章では「大人の付き合い方」について、心理カウンセラーの竹内えつこさんと共に考えていきます。
大人にとって「付き合う」とは?大人カップルの特徴
学生時代の恋人と、社会に出て経験を重ねた後に付き合い始めた恋人とでは「付き合い方が違ってくる」という声をよく聞きます。では大人になると、恋人との付き合い方にどんな変化が表れるのでしょうか。
将来をイメージすることが増える
「ただ好きだから」と付き合っていた若い頃とは異なり、ある程度恋愛経験を重ねると、次のステップをイメージしながら付き合うようになります。
例えば「この先関係が進んだら、彼と同居することになるかも」「結婚も視野に入れておこう」など、相手越しに将来をイメージすることが増えるでしょう。
告白をせずに付き合い始めることもある
学生時代の恋愛では「告白」自体が大きなイベントだったはず。しかし大人の付き合いにおいて、告白の重要度はかつてほど高いものではなくなります。
例えば、一緒にいる機会が増え、コンスタントに連絡し合ったりする中で、お互いに「付き合っている」と認識するようになるケースも。その場合、明確な告白がないまま関係がスタートするかもしれません。
恋愛よりも優先させるべきことが増える
大人になると会社で責任のあるポジションに就いたり、家族の中でなんらかの役割を期待されたり、と社会的な振る舞いを求められるようになります。
恋愛を最優先することができた若い時期とは異なり、ほかを優先させなければいけないシーンが必然的に増えるでしょう。
「自立していること」が前提になる
「大人である」ということは「自立している」こととほぼ同義です。生活面、経済面での自立はもちろん、そこには精神的な自立も含まれます。
若い頃のように「好きだからいつでも一緒にいたい」だけではなく、相手の状況を配慮し、場合によってはサポートするような関係こそが大人の付き合い方といえます。
家族が関わる可能性もある
大人カップルの場合、結婚を視野に入れて交際するケースも多いでしょう。それに伴い、お互いの親や家族に紹介する機会も出てきます。
また結婚への動きが本格化する中で、家業の継承や介護、住まいの問題など、家族の問題を考える機会も出てくるかもしれません。
大人同士の付き合いで理想的な関係性
では、大人カップルの付き合い方としてどんな形が理想的なのでしょうか。ここではその例を挙げてみます。
お互いを尊重する
お互いが出会うまでに、さまざまな経験をしてきているはずです。それまで培ってきた価値観や生活スタイルが異なるのは当然のこと。
そこで「片方がもう片方に合わせる」のではなく、お互いの違いを尊重し合える関係性が理想です。
お互いの目標や夢を応援する
社会経験を積むにつれ、仕事の目標や将来叶えたい夢などを持った人も多いでしょう。中には夢の実現に向け長期計画を立てている人もいるかもしれません。
もし交際相手が「夢に向けて努力中」であった場合に、それを心から応援しサポートできる関係を目指しましょう。
お互いに支え合う
どちらかが相手に依存する関係ではなく、お互いが精神的に自立し支え合う関係も理想的です。
悩み事を相談し合ったり、苦手な部分をカバーし合ったりすることで、ひとりでいるときの何倍も心強く、何倍もの力が発揮できるはずです。
相手の事情を思いやる
年齢を重ねるにつれ、お互いにさまざまな事情を抱えるようになります。例えばそれは家族や仕事、経済面など、時に恋人より優先せざるを得ないものかもしれません。
相手の状況を思いやり、場合によっては我慢や手助けができる恋人こそが「大人」といえそうです。
相手の恋愛遍歴を受け入れる
大人になってからの付き合いには、自分と出会う前の「過去」がつきものです。恋愛歴や結婚歴など、相手の過去を嫉妬せず受け入れる、器の広さが大切です。
大人カップルが長続きするために気を付けたいこと
では、大人の付き合いを長く続けていくためにはどんな点に気を付けるべきなのでしょうか。
忙しくても会う時間を作る
大人カップルは仕事や趣味、家族や親戚の問題など、恋愛以外で時間が取られることも多いはず。「意識しないと会う時間を作りにくい」点も大人の付き合いの特徴です。
たとえ忙しいときでも、恋人と会う時間を捻出する努力を忘れないようにしましょう。
恋愛を生活の中心にしない
「学生時代は恋愛が生活の中心だった」という人も少なくないのでは。ですが社会に出ると、仕事や趣味、家族など恋人以外との関わりが大切な場面も増えてきます。
大人になったら「恋愛至上主義」は返上し、同時に「相手にも自分以外との大事な付き合いがあるのだ」という点を胸に留め置くようにしましょう。
「過去」に嫉妬しない
相手の過去の恋愛事情を知ると、ついつい嫉妬してしまうかもしれません。しかしその経験を経たからこそ、今の相手があるということを忘れないでください。
また「過去がある」点においてはお互いさまです。かつての経験を含め、丸ごと相手を受け入れられるようになりましょう。
束縛しすぎない
大人の恋愛では「相手の事情を思いやり、立場を尊重する関係」がベター。その視点で見ると「束縛」は真逆の態度といえそうです。
常に束縛される関係は、相手に重圧を与え負担を感じさせるもの。束縛傾向を自覚している人は、ひとりの時間を充実させる手段を見つけるなどして、相手を束縛しないよう心がけましょう。
お互いが心地よいと思う関係性を目指して
大人になると仕事や家族間で責任を担う機会が増えたり、打ち込む趣味ができたり、人間関係が複雑になったり、と恋愛以外に時間を割くシーンが増えてきます。それゆえ、学生時代のように「恋愛のことだけを考える」ことが難しくなります。
ですが「大人だから我慢しなければならない」というわけではありません。もし「一緒に過ごす時間が足りない」「気持ちを通わせ切れない」など辛さを感じているなら、素直な気持ちを伝え合えば、ある程度はクリアできるはず。お互い心地よく尊重し合える関係を目指していきましょう。
今はシングルで「理想的な大人の関係」を築く相手を探しているのであれば、恋活を始めてみることをおすすめします。もし結婚を視野に入れているのであれば、婚活をスタートさせるのも一案です。ゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを実施中ですので、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
取材・文/吉田美奈子
【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/
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