マッチングアプリで返信が遅い理由と相手の心理！脈なしかの見分け方や対処法も解説

マッチングアプリで、ようやく見つけた意中の相手。もっと仲を深めようとメッセージのやりとりを始めたけれど、なんだか返信のペースが遅い様子……。こんなとき、相手の事情が気になって、やきもきしてしまうものですよね。なぜメッセージの返信が来ないかについての推察や、返信が遅いときの対処方などについてなど、心理カウンセラーの竹内えつこさんと一緒に考えていきます。

マッチングアプリで出会った相手からの返信が遅いと「自分に興味を持ってもらえていないのかな」と不安になってしまいますよね。しかしこの時点では、相手の詳細な情報がよくわからないケースがほとんどではないでしょうか。

例えば「相手が理想とするメッセージ頻度」や「メッセージを返しやすいタイミング」、「相手の生活サイクルはどうなのか」など、詳細が見えてくることで納得できる点があるかもしれません。まずは焦せらず、相手の出方を待ってみましょう。

ここでは相手の返信が遅い場合に考えられる理由や相手の心理について考えていきます。

メッセージをマメに確認していない

「あまり頻繁にスマホを見ないのでメッセージの確認が遅れてしまった」「アプリをあまり立ち上げていない」など、メッセージそのものを確認する回数が少ない可能性が考えられます。

このタイプはマッチングアプリに限らず、SNSやメールなど連絡ツールを未読のままため込んでしまう傾向があります。

忙しくまとまった時間が取れない

仕事などが忙しく、メッセージを返す余裕がないケースもあります。

「きちんとした文章でメッセージを返したい」と考えていた場合、片手間で簡単なメッセージで済ますことができず、まとまった時間がとれるタイミングを待ってしまうため、返信が遅れがちになってしまいます。

文章を考えている

「相手に悪い印象を与えないだろうか？」と悩んでしまい、メッセージを推敲しすぎるあまり、なかなか送ることができない場合もあります。

何事にも慎重なタイプや、過去にメッセージのやりとりで苦い経験をしたことがある人に多いケースです。

メッセージのやりとりが苦手

そもそもメッセージのやり取りそのものが苦手な人もいます。

文章を考えるのが苦手な場合や、やりとり自体をおっくうに感じ「メッセージよりも直接会う方が早い」と考えている場合などがこれに当てはまります。

複数の相手とやりとりをしている

マッチングアプリでよくあるのが「他の相手とも並行してやりとりをしている」パターン。

特にやりとりを始めた初期段階では、複数の人とメッセージを交わしつつ相手を絞り込んでいく手法を取りがちです。その場合、一人一人に対するメッセージの頻度が落ちてしまいます。

「駆け引き」のためあえて間隔を空けている

「頻繁にメッセージを返信したら、がっついていると思われてしまうかも」「返信の間隔を空けた方が、相手の気を引けるかもしれない」など、駆け引きのためメッセージの間隔をあえて空ける人もいます。

もしかしたら「今は駆け引きをされているのかも」という可能性を視野に入れておきましょう。

脈がない

最後に「脈なし」である可能性についても覚悟しておきましょう。

仮にこれまでメッセージのやりとりがハイペースであったとしても、相手に対する興味が薄れてくると、どうしても返信が遅くなったり、途切れがちになったりしてしまいます。

メッセージのペースだけでは、脈あり脈なしの判定は難しいということがわかったところで、次に気になるのが「では、脈あり脈なしをどこで見分けるのか」という点でしょう。ここでは、メッセージで注目すべき「脈ありポイント」について挙げていきます。

質問をしてくる

相手がメッセージのやりとりに前向きかどうかは「やりとりを長く続けようとしてくれているかどうか」という部分で、ある程度判断することができます。

例えば、こちらが投げかけた質問に対し「自分はこうですが、あなたはどうですか？」と重ねて質問で返してきたり、違う話題を提示し、話を広げたりしてくれる場合は脈ありと考えられます。

逆にこちらの質問に対して「こうです」と、一問一答のようなメッセージのやりとりになっている場合、もしかしたら自分に対する興味が薄いのかもしれません。

名前を呼んでくれる

大勢と同時並行でメッセージのやりとりをしている場合、相手の名前をしっかりと認識していないことがあります。

逆にメッセージ中で「◯◯さん」と名前で呼びかけてくる場合は、自分を特別に認識してくれている可能性が高く、同時に「複数人に同内容のメッセージを送っていない」ことの証しになります。

長めのメッセージを送ってくる

「おはよう」「お疲れさま」「おやすみ」のような短いあいさつだけでなく、長めのメッセージを送ってくれる場合は、片手間でなく、きちんと自分と向き合いメッセージを書いてくれているということ。脈ありの可能性もおのずと高くなります。

褒め言葉などポジティブな内容の返信が来る

自分に対する褒め言葉やポジティブな内容、「〇〇に行ってみようか」など、デートをほのめかすメッセージを送ってくる場合も脈ありの可能性が高いと言えるでしょう。

相手のメッセージの返信が遅く、自分に対する興味の有無が判断できない場合は、まず「返信をしたくなるメッセージ」の工夫をしてみましょう。どんな方法があるかを以下に挙げていきます。

相手の話題を広げる

相手が提示してきた話題をできる限り広げてみましょう。興味と関連した話題にはつい答えたくなってしまうもの。例えば相手の得意分野についてであれば、「教えてほしい」というスタンスで質問してみることをおすすめします。

相手のペースに合わせる

マメな返信が苦手な相手には、返信ペースやメッセージの長さを相手に合わせることも効果的です。心理学的に「自分とペースが似ている人に親近感を覚える」ので、より気楽にメッセージを返してくれるようになるかもしれません。

ネガティブに考えすぎない

メッセージの返信が遅いことを、あまりネガティブに捉えないようにしましょう。無意識であっても、そのネガティブさがメッセージににじんでしまうと、それを受け取った相手がプレッシャーを感じる可能性があります。

メッセージが返ってこない間はやりたいことに打ち込んだり、友達と遊んだりして気を紛らわせましょう。

今のマッチングアプリにはさまざまな種類があり、人によって向き不向きがあります。もしメッセージのやりとりに時間がかかりすぎてストレスを感じる場合は、例えば「すぐデートにつながるアプリ」など、自分に合ったタイプのマッチングアプリに変えてみることをおすすめします。

また「ちょっと疲れてきたな」という場合は無理して続けず、アプリの利用を少し休んでみるのも手です。恋活はポジティブな気持ちで続けられることが一番。アプリにこだわらず、他の手段も含めて検討してみましょう。

もし、恋活にとどまらず婚活を視野に入れているのであれば、結婚相談所でプロに相談してみるのもアリです。ゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを実施中ですので、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文／吉田美奈子

【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ：https://counseling-sou.com/blog/