- (1)丁寧な言葉で伝える
- (2)ストレートに伝える
- (3)お相手を責めたり否定したりしない
- (4)100%の本音を伝える必要はない
- (5)感謝の言葉を伝える
- 連絡先を聞かれたとき
- 返したくない質問や要望を求められたとき
- 電話やビデオ通話を求められたとき
- デートのお誘いを断りたいとき
- 連絡をやめたいとき
- スキンシップを求められたとき
- 連絡先を聞かれたとき
- 2軒目に誘われたとき
- 連絡先を聞かれたとき
- 連絡をやめたいとき
- 質問攻めされてしまった場合
- 逆切れされてしまった場合
- お断りの意志を受け取ってもらえない場合
複数人と出会えるマッチングアプリでは、時にお相手の誘いをお断りすることも、大切なたった一人と出会うまでに必要な過程の一つです。マッチング初期からデート後まで、お相手とやりとりをやめたいときの「お断り」をはじめ、さまざまなシチュエーションでのお断りの例文を、婚活コンサルタントの澤口珠子さんに伺いました。返答に困るシーンや、やりとりを終える場面でも、できるだけお相手を傷つけないような配慮とシンプルな言い回しを覚えておきましょう。
お相手を傷つけないためのお断りの基本
お相手に「お断り」をするとき、気にかけたいことや配慮すべきことは、どのシチュエーションでも共通します。まずは、お相手に対する5つの心構えを見ていきましょう。
(1)丁寧な言葉で伝える
お断りという選択に至ったのは真面目に考えた結果だと伝えるため、また、お相手を不用意に傷つけないためにも、丁寧な言葉を慎重に選びましょう。
(2)ストレートに伝える
回りくどい伝え方をしてしまうと、お相手に真意が伝わらないこともあります。結論はできるだけシンプルにストレートに伝えましょう。
(3)お相手を責めたり否定したりしない
たとえお相手に非があったとしても、そこを指摘して正論で責めたり否定したりする必要はありません。お相手を傷つけ、トラブルの元になることもあります。
(4)100%の本音を伝える必要はない
断る理由をそのまま伝えるとお相手を傷つけてしまう可能性があります。円満に関係を断つために、時には優しいうそを使い分けることが大切です。
(5)感謝の言葉を伝える
交際や、やりとりそのものをお断りする場合も、お相手が今まで自分に時間と労力を割いてくれたのは事実です。ご縁に感謝する気持ちを忘れずに伝えましょう。
【マッチング直後~初デート前】 メッセージ段階でのお断り例文
マッチングアプリなどで出会ってから文字だけでのやりとりがメインで、まだ一度もお会いしたことがない場合、想定されるシチュエーション別の「お断り」メッセージの例文を紹介します。
連絡先を聞かれたとき
マッチングした直後のタイミングや、初デートの日程調整中に連絡先を聞かれると「もう少し様子を見てからにしたい」と思うこともあるでしょう。大切な個人情報なので焦らず慎重に、実際にお会いしてからなど、自分が納得したタイミングで教えるのがベターです。
例:「ごめんなさい。連絡先の交換はお会いしてからにしたいと思っています。それまではぜひアプリでやりとりをしましょう」
返したくない質問や要望を求められたとき
「家はどの辺なの?」「今まで何人と会ったの?」「顔写真を送って!」などの答えづらい質問や要望は基本的に返さなくても大丈夫です。スルーして下記のような返信をし、他の話題に移行しましょう。それでも強要される場合には、やりとりをやめてブロックするのも一つの手ですしょう。
例:「ごめんなさい。個人的なことなので、実際にお会いしたときに話しましょう」
電話やビデオ通話を求められたとき
アプリによっては通話・ビデオ通話機能が付いていることがあります。カメラや音声のやりとりに対して抵抗がある場合はきちんと伝えましょう。
例:「ごめんなさい。実はもともと電話がすごく苦手で、初対面の人だと緊張してうまく話せないと思います。アプリでのやりとりを楽しみながら、○○さんについて少しずつ知れたら嬉しいです」
デートのお誘いを断りたいとき
マッチング直後の早すぎるデートのお誘いや、一度デート日を調整したけれど決意が揺らいだとき、自分の気持ちがお相手に向かない場合は断っても大丈夫です。返信のタイミングをいつもより遅らせるなどして、自分でよく考えた結果であることを含ませつつ、返信後はブロックします。
例:「ごめんなさい。今仕事が忙しくて予定がすぐにわからないんです。予定がわかり次第こちらから連絡します」
例:「ごめんなさい。急に仕事が忙しくなってしまって、予定を調整するのが難しそうです」
連絡をやめたいとき
メッセージをやりとりする中での違和感や、お相手と求めるものが違うと感じたときは一度立ち止まりましょう。関係を進めたい人が他にいる場合や、アプリをやめることにした場合も同様です。下記のような内容でメールのやりとりを早めに切り上げ、念のためブロックします。
例:「ごめんなさい。これから仕事の繁忙期になり、アプリで活動する時間が取れなくなりそうです。時間ができたらこちらから連絡します」
例:「ごめんなさい。先にお会いした方と良いご縁がありましたので、やりとりは本日までとさせていただきます。~さんにも素敵なご縁がありますようお祈りしています」
【初デート中】 直接お会いしているタイミングでの断り方
マッチングしてから初めてのデートの最中、会話の中でお相手から答えに迷う質問や要望が出てくることもあります。シチュエーションに応じた、口頭でのお断りの例文を見ていきましょう。
スキンシップを求められたとき
スキンシップに対する感覚が異なる場合には、パーソナルスペースを詰められたり手を繋がれたりすると困ってしまう場合もあります。スキンシップをかわしつつ、やんわりと断りましょう。
例:「まだ気恥ずかしくて、すみません。お付き合いしてからじゃないと、そういうことはしないと決めているんです」
連絡先を聞かれたとき
デートの最中に「決め手にかけるから、もう少し様子を見たい」「合わなさそうだから、ここまでかな」などと自分が感じているときに、急に連絡先を聞かれた場合は戸惑ってしまいます。
しかし、対面で断られるとお相手はプライドを傷つけられたように感じ、お互いにつらい思いをする可能性があります。可能であれば連絡先は教えてしまい、デート後すぐにブロックをするのが無難です。
口頭で断る場合には、「ごめんなさい。初回では教えないことにしているんです。また次の機会に教えますね」のように伝え、帰宅後のやりとりでお断りできるように対応しましょう。
2軒目に誘われたとき
2軒目に誘われても気が乗らない場合や、遅い時間のデートで終電が気になる場合は、無理せずにお断りしましょう。お相手に粘られないように、また、流されないためにも、理由をはっきり伝えるのがポイントです。
例:「ごめんなさい。明日は朝が早いので、また近いうちにご一緒しましょう」
【デート後】メッセージでのお断り例文
直接会ってデートをしてみたけれど違和感が続くときには、自分の気持ちを大切にして、長引かせずに決断をしましょう。
連絡先を聞かれたとき
個人情報については、お相手に聞かれたからというよりも、この人になら教えてもいいと自分で決めることが大切です。対面した後でも、信頼の気持ちが生まれていなければ聞かれてもお断りしましょう。
例:「先ほどはありがとうございました!連絡先についてはごめんなさい。2回目のデートが終わってからお伝えするようにしているんです。またお会いできるのを楽しみにしています」
連絡をやめたいとき
他に関係を進めたいお相手がいる、この人とは求めるものが異なると感じた場合は、早めにお断りの連絡を入れましょう。これ以上の進展を望まないのなら、ブロックまで忘れずひとまとめに行います。
例:「先ほどはありがとうございました!これから仕事や家のことで忙しくなるので、落ち着いたらこちらから連絡します」
どう対処すべき?お相手のリアクション別の対応方法
お断りをした後にすぐにブロックを行わない場合には、お相手のリアクションに応じた返信も必要になってきます。お断りをすんなり受け入れてもらえない場合のシチュエーション別に3つの対処法を紹介します。
質問攻めされてしまった場合
マッチングアプリでは、断られたことで落ち込んだお相手から、自分のどこがだめだったの?悪いところは言ってほしい!など質問されることがごくたまにあります。返信せずにブロックして大丈夫ですが、返信する場合は、お相手の問題ではなく、あくまで「自分と」合わなかったからと伝えるのがポイントです。返信後は念のためブロックします。
逆切れされてしまった場合
断ったことによりお相手に感情をぶつけられた、あなたの人格を否定するような言葉を浴びせられたという場合はお相手側のマナー違反です。それ以上は反応せずに運営に報告をしてからブロックします。
お断りの意志を受け取ってもらえない場合
お相手が、自分が粘ればあなたが根負けしてまたやりとりを続けてくれるかもと考えている場合には、引いてもらうのを難しく感じるでしょう。1、2通のやりとりでお断りの意志が伝わらないようであれば、それ以上は返信せずにブロックするのが基本です。お相手に正しい理解を求めすぎないようにしましょう。
しっかり断るのも、自分が前に進むために必要なプロセス
マッチングアプリの活動では、お断りの連絡をするかどうかは状況次第です。基本的には「ちょっと違うかな」と感じたら、断りを入れる前にブロックしてもマナー違反ではなく、必要以上の罪悪感を持つ必要はありません。それでも誠実に対応したいと思った場合には感謝を添えたお断りのメッセージを送り、早めに気持ちを切り替えましょう。
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取材・文/みつり
【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』(幻冬舎)、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』(総合法令出版)などがある。
公式サイト:https://sawaguchitamako.com/
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