- なぜ結婚したいのかを明確にする
- どんな結婚生活を送りたいかを想像する
- いつまでに結婚したいかを設定する
- 結婚の期限を決める
- 相手に求める条件を考える
- 自分らしいことをリアストアップする
- 出会いのある場所に行く
- 結婚を前提に付き合える人と交際する
- プロポーズから結婚の準備まで
- 結婚式の準備
- 手続きや新生活の準備
結婚するには、どんなことを考え、そんな行動を起こせばいいのでしょう。ここでは、「相手との出会いから結婚までの時間は?」「恋愛と結婚は違う?」「婚活に年齢は重要?」などの疑問や結婚するにあたって大切なことを心理カウンセラー・服部希美さんに伺いました。併せて結婚に必要な手続きや準備もまとめました。いつか結婚したいと思っている方は参考にしてくださいね。
結婚したいと思ったら?最初に考えるべき3つのこと
結婚したいと思ったとき、何から始めたらいいのかがわからなくて、不安になったり焦ったりする人は少なくありません。まず次の3つのことを考えてみましょう。
なぜ結婚したいのかを明確にする
「周りがみんな結婚しているから」「親に結婚しろと言われるから」「世間的に結婚した方が良さそうだから」など周りに影響されること自体は仕方がないことです。
理由の一つとしてなら構わないのですが、ただ流されているだけでは結婚への道は開けません。結婚したい理由を自分自身で考えて明確にすると、婚活に前向きな気持ちで取り組めるようになります。
どんな結婚生活を送りたいかを想像する
結婚はゴールではなく、あくまでスタートです。結婚後、相手とどのような家庭を築いていきたいのか、休日はどんなふうに過ごしたいかなど、具体的に自分の理想の結婚生活を想像してみましょう。
すると、理想の結婚生活にふさわしいパートナー像がはっきりとして、理想の相手を見つけやすくなります。
いつまでに結婚したいかを設定する
恋人ができてもスムーズに結婚に進めるかどうかはふたりの考え方次第です。結婚を望むのであれば、いつまでも恋愛関係を続けてしまうのは避けたいところです。
自分の時間を大事にするためにも、例えば「1年後には婚約をしていたい。」「何歳までに結婚したい」など、いつまでに結婚がしたいという自分なりの目安を作っておくことといいでしょう。
今から婚活を始めて結婚するための5STEP
今はまだパートナーがいないけれど、早く結婚したいと思うときは、どんなことから始めたらいいのかを服部さんに伺いました。結婚へアプローチするステップは5つです。
結婚の期限を決める
いつまでに結婚をしたいのかの期限を決めて、結婚・プロポーズ・交際・出会いと逆算していくと、おのずと今やらなければいけないことが分かってきます。
もちろん予想通りに進まないこともあるかもしれませんが、期限を決めることは行動を起こすきっかけの一つになるでしょう。
相手に求める条件を考える
「いい人がいたら結婚したい」といった漠然とした考え方だと迷いやすく、この人と決めきれなくなりがちです。まずは相手に求める条件を思いつくまま具体的に書き出してみましょう。
ポイントは「ここは譲れない!」と思う条件をしっかりと決めておくことです。自分がどのような相手を望んでいるのかはっきりすると、前向きに行動できるようになります。
自分らしいことをリアストアップする
自分の得意なことや喜びを感じるポイント、結婚したらパートナーにしてあげたいことなどを拾い出しましょう。
自分を相手の好みに合わせていくのではなく、自分らしさを気に入って、喜んでくれる人の中からパートナーを探す方が、相性の良い人を見つけやすく、結婚へ発展しやすいでしょう。
出会いのある場所に行く
友達に紹介してもらったり、結婚相談所に登録したりなど、出会いのチャンスを増やすことが大切です。
気になる相手と出会えたら、こまめに会う約束をして、お互いに知り合う時間を作りましょう。心理学では「単純接触効果」といって、複数回、繰り返して会う人に興味を持ちやすくなるといわれています。
結婚を前提に付き合える人と交際する
早く結婚するためには、相手に結婚願望があるかどうかは重要です。デートを重ねる中で将来の話が自然にできるようになるのが理想的ですが、そうならないときは「私はこのぐらいの時期に結婚を考えている」と伝えてみるのも一つの方法です。
もし相手に結婚の意思がない場合は別れも視野に入れた方がいいでしょう。
結婚が決まったら何をする?結婚に必要な準備・手続き
結婚が決まったら、結婚準備のスタートです。婚式や婚姻届の提出、新生活の準備などやるべきことはたくさんありますが、大切なのはふたりでコミュニケーションを取って進めていくことです。大変なことがあってもふたりで力を合わせて乗り越えていくと絆が深まるでしょう。
準備にかかる時間はカップルそれぞれですが、結婚を決めた安心感で中だるみしないよう、あまり間を置かずに親へのあいさつや式場探しなど具体的な行動を起こすといいでしょう。「 ゼクシィ結婚トレンド調査2022(全国推計値) 」によると8割以上のカップルがプロポーズから1年以内に結婚式を迎えています。
プロポーズから結婚の準備まで
婚約指輪・婚約記念品の購入
男性が女性に結婚の約束をして贈るものが婚約指輪です。プロポーズの時に渡してもいいですし、結婚が決まってからふたりで買いに行ってもいいでしょう。女性から男性へは、指輪のお礼として腕時計やスーツなどの婚約記念品を贈ることもあります。結納や両家顔合わせやで家族に披露することが多いので、間に合うように余裕を持って用意しましょう。
お互いの親へのあいさつ
結婚は家と家のお付き合いの始まりでもあるので、そのスタートであるお互いの親へのあいさつは重要です。プロポーズの後、できるだけ早く結婚の報告とあいさつに行きましょう。すでに親しくしている場合でも、けじめの場としてきちんとした服装や言葉遣いで改めて結婚の意思を伝えます。あいさつの場では結婚式や結婚後のことを聞かれることもあるので、あらかじめふたりで話し合っておくといいでしょう。
結婚式の会場探し
結婚式の時期や場所、予算、どんな結婚式にしたいかなどをふたりで話し合い、まず会場の情報を集めましょう。いいなと思ったら、会場見学や試食などができる体験型のブライダルフェアを利用するのもおすすめです。オンラインの相談会も増えているので、式場が遠方の場合や忙しいときには利用してみてはいかがでしょう。人気の式場、春や秋の人気のシーズンは1年以上前の予約が必要な場合もあります。
両家の顔合わせ食事会・結納
初めて両家が集まる大切な機会です。フォーマルな結納にするか、堅苦しくない食事会にするかは、お互いの家族の気持ちを尊重して、話し合いながら決めていきましょう。ホテルや料亭、レストランなどで行うことが一般的で、落ち着いて過ごせるように個室を選ぶ人も多いようです。
職場や親戚、友人へ結婚報告
職場の上司や同僚、親戚、友人へ結婚の報告をしましょう。結婚式に招待する場合には、突然家に招待状が届いてびっくりなどということがないよう、事前に報告するようにします。
結婚式の準備
会場と日取り決め
記念日など特定の日に結婚式を挙げたいという希望がある場合を除いては、会場を決めてから結婚式の日取りを決めていくとスムーズです。家族とも連絡を取りながら、ひとつひとつ丁寧に進めていきましょう。
衣裳選び
新作ドレスや人気の衣裳は早い時期に予約が入ってしまうので、衣裳選びは早めのスタートがいいでしょう。好きな衣裳と似合う衣裳が違うことも少なくないので、運命の1着に出会えるのに時間が掛かることもあります。準備で忙しくなる前に衣裳を選んでおくのがベターです。
結婚指輪の購入
結婚指輪は購入してから納品までに時間がかかる可能性があるため、結婚式に間に合うように余裕をもって購入しましょう。既製品でもサイズ直しや内石のセット、刻印入れなどで購入から納品まで1カ月以上かかることもありますし、オーダーや手作りではさらに時間がかかることもあります。
ゲスト選び
招待状は結婚式の2~3カ月前には届くようにするのが一般的です。それまでにゲストを決リストアップし、招待状のデザインを決めておきましょう。遠方の人や忙しい人、子連れゲストなどへは早めに連絡し、打診しておくといいでしょう。
会場との打ち合わせ
結婚式の3カ月前からは会場との打ち合わせが本格化します。当日の段取りや演出、席次、料理、装花、前撮り・写真撮影、ゲストに贈る引出物など決めることはたくさんあり、先輩カップルからは毎週のように会場に通ったという声も聞かれるほどです。効率よく進めるために、打ち合わせの前にふたりで話し合い、方向性を決めておくといいでしょう。
手続きや新生活の準備
婚姻届の提出・各種手続き
結婚の手続きは婚姻届けを提出することから始まります。結婚で引っ越しをするなら転出届と転入届の提出、名字が変わるなら運転免許証、銀行口座、クレジットカード、携帯電話、パスポートなどの名義変更も必要です。また、職場での申請や手続きが必要になることもあります。あらかじめ自分には何が必要か、手続きに必要な書類は何かを調べておくことが肝心です。
ハネムーンの計画
ハネムーンは結婚式後にするものととらわれずに、ウエディングフォトの前撮りを兼ねて出掛けたり、ふたりのタイミングや行先の気候に合わせて柔軟に計画しましょう。心に残る特別な思い出をふたりでつくりましょう。
新生活の準備
結婚式の準備と並行して、新生活を始めるための準備も進めましょう。いつからどこで一緒に暮らし始めるかを決めたら、家具や家電など必要なものをリストアップします。将来を考えて長く使える家具を買う、この機会に高スペックな家電に買い替える、気に入ったものを見つけるまでは我慢するなど、ふたりで話し合いながら揃えていきましょう。
理想の結婚のため婚活で大切なこと
結婚したいと思ったときには、「理想の人に出会えるだろうか」と不安になったり、パートナーがいても「相手の期待に応えられるだろうか」と自信をなくしたりすることがあるかもしれません。
でも、不安なのはみんな同じです。自分の個性や長所をいいと思ってくれる人がきっといるはずだから、気負いすぎたり頑張りすぎたりしないで、楽しく婚活していきましょう。
婚活を始めたいなら、結婚相談所を利用するという方法もあります。ゼクシィ縁結びエージェントでは、マッチングコーディネーターが婚活についての相談に乗り、一人一人に合わせたアドバイスをしています。無料カウンセリングも行っているので活用してみてはいかがでしょう。
取材・文/福原敦子
【監修】
服部希美さん
「カウンセリングサービス」所属心理カウンセラー。セミナー講師。“さびしさを笑顔に変える”をテーマに高い共感力で新味に寄り添い、婚活や30代からの女性の恋愛をサポート。また、「対人関係の改善」「自分の望む人生へのシフトチェンジ」といった相談でも高い支持を得ている。名古屋、東京、オンラインにて相談を受け付けている。
公式サイト:https://www.hattori-nozomi.jp
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