目次
婚活とは 婚活をしている人はどれくらいいるの? 婚活で恋人ができた人はどのくらい? 既婚者の婚活サービス利用経験割合は34.1% 婚活にはどんな方法があるの?結婚する人の割合が高いのは?
  • 【1位】恋活・婚活サイト、アプリ
  • 【2位】結婚相談所
  • 【3位】知人に紹介を依頼
  • 【4位】趣味や習い事の場で相手を探す
  • 【5位】婚活パーティ・イベントに参加
婚活を成功させる4つのポイント
  • 期間を決めて、婚活を第一優先にして活動する
  • 自分の望むライフプランを明確にする
  • 受身は卒業、能動的に活動する
  • 直感や感覚を大切にする
自分らしい婚活方法を選ぶことが大事!

「婚活」とは「結婚活動」の略称で、結婚相手を探す活動全般を指すのが一般的です。いざ結婚を真剣に意識して「婚活を始めよう」と思っても、具体的にどんな活動を行えばいいのか、そもそもどんな活動方法があるのかも分からない、という人も多いのでは。そこで今回は、昨今の婚活の実態を最新のアンケートデータから分析しました。さらに、具体的な婚活の内容やポイントについて、婚活コンサルタントの澤口珠子さんに詳しく聞いてきたので、これから婚活を始めたい!という人はぜひチェックしてみてくださいね。

婚活とは

【婚活とは】婚活中にはどんなことをするの?婚活の方法は?など最新の婚活事情を紹介

婚活とは「結婚相手を探すために、積極的に活動すること」を指します。例えば、結婚相談所への登録、お見合いパーティへの参加、結婚相手を探している人が登録するマッチングアプリ(通称:婚活アプリ・婚活情報サービス)への登録などがこの活動に含まれます。元々は「就活(就職活動)」の造語で、就活と同じように幅広く情報を入手したり積極的にアピールしたりすることが結婚にも欠かせないという点で、婚活という言葉が世間にも広く定着してきています。

対して、恋活は「恋愛相手・恋人関係を探すことを目的として活動すること」という意味で使われることが多いです。必ずしも結婚を意識しているわけではないので、相手に求める条件などが婚活と違う傾向が見られます。

婚活をしている人はどれくらいいるの?

婚活実態調査2022(リクルートブライダル総研調べ)によると、結婚・恋愛をしたいと考えている独身者のうち「婚活サービスを利用したことがある」と答えた人は、2022年9月現在で25.3%。約4人に1人が利用していることになります。

特に20代男性の利用については過去4年連続で利用者数が上昇していて、2022年には過去最高となっています。

■婚活サービスの利用経験割合

【婚活とは】婚活中にはどんなことをするの?婚活の方法は?など最新の婚活事情を紹介
(1次調査/各年の恋愛もしくは結婚意向のある婚活サービス利用中および利用経験の独身者/それぞれ単一回答)
※婚活サービス:結婚相談所、ネット系婚活サービス、婚活パーティ・イベントの3サービス
※独身者:結婚経験のない未婚者および結婚経験のある(死別・離別の)現在独身者

出典:婚活実態調査2022(リクルートブライダル総研調べ)

婚活で恋人ができた人はどのくらい?

同データによると、婚活を通して恋人ができた人は2021年時点で45.1%。つまり婚活をしていた人の約2人に1人は、結婚を見据えた相手とのお付き合いにつながったと回答しています。

こちらも、4年連続でこの割合は上昇しています。コロナ下でも、積極的に婚活を行い、お相手を見つけた人が多いということが分かる結果となりました。

■婚活サービス利用者における恋人ができた割合

【婚活とは】婚活中にはどんなことをするの?婚活の方法は?など最新の婚活事情を紹介
(1次調査/各年の恋愛もしくは結婚意向のある婚活サービス利用中および利用経験の独身者/それぞれ単一回答)
※婚活サービス:結婚相談所、ネット系婚活サービス、婚活パーティ・イベントの3サービス
※各調査年の前年12月末時点で結婚していない、恋愛もしくは結婚以降がある独身者の年間を通じた利用割合をもとに算出

出典:婚活実態調査2022(リクルートブライダル総研調べ)

既婚者の婚活サービス利用経験割合は34.1%

下記のグラフでは、各年で結婚した人のうち、婚活サービスを利用していた人の割合を示しています。2008年頃から婚活サービス利用経験者の婚姻割合は右肩上がり。

2021年時点では、結婚した人の約3人に1人は婚活サービス利用経験あり、という結果となっています。婚活サービスを通して結婚するというのが、一般的に広まっていることが分かります。

■各年に結婚した人のうち、婚活サービスを利用していた人の割合

【婚活とは】婚活中にはどんなことをするの?婚活の方法は?など最新の婚活事情を紹介
(1次調査/各年に結婚した人/単一回答)
※婚姻年2015年以前は「婚活実態調査2016」より。2016年以降は、各年調査の結果をもとに作成

出典:婚活実態調査2022(リクルートブライダル総研調べ)

婚活にはどんな方法があるの?結婚する人の割合が高いのは?

【婚活とは】婚活中にはどんなことをするの?婚活の方法は?など最新の婚活事情を紹介

婚活経験者の中で成婚に至った人は、実際にどんな婚活を行ったのでしょうか。同調査の結果は下記の通り。

1位 恋活・婚活サイト・アプリ 40.2%
2位 結婚相談所 34.1%
3位 知人に紹介を依頼 20.0%
4位 趣味や習い事の場で相手を探す 19.5%
5位 婚活パーティ・イベントに参加 18.3%

出典:婚活実態調査2022(リクルートブライダル総研調べ)

上位5位のうち「婚活サイト」「結婚相談所」「婚活パーティ・イベント」の3つは、いわゆる企業などによる婚活サービスを利用した婚活がランクインしました。

ここからは、成婚に至った割合が高かった上位5位の婚活について、一般的な活動内容や注意点のほか、向いているタイプを、婚活コンサルタントの澤口珠子さんに教えてもらいました。

【1位】恋活・婚活サイト、アプリ

婚活サイトに会員登録の上、アプリやサイト上でご自身の相手への希望条件を絞って検索し、好印象な方に「いいね」を送り、マッチングします。マッチング後は、アプリやサイト内、もしくはLINE等で直接やり取りしてお互いが良いと思えばデート、交際に発展することが多いようです。

向いている人
相手に求める条件や、趣味や特技、好きなことで探すことができるので、効率よく自分が求める相手と出会いたい人に向いています。

注意したい点
仲介人がいないこと、サービスによっては本人確認を不要としている場合もあるので、記載されている内容の真偽が確かめられないリスクがあります。

【2位】結婚相談所

結婚相談所に会員登録して入会した後、プロフィール作成から紹介、マッチング、お見合い、仮交際、交際から成婚退会に至るまで、コーディネーターに一貫してサポートしてもらえることがほとんどです。結婚への真剣度が高い人が多く、会員登録時に独身証明書や収入証明書、卒業証明書など各種書類が必要なため、安心して使えます。

向いている人
恋愛や異性に対して苦手意識がある人や、自身のアピール方法に自信がない方、相談しながら結婚相手に求めるものを整理したい人は、プロの手厚いサポートを受けながら婚活することできます。

注意したい点
手厚いサポートと比例するように、場合によっては入会費、月会費、お見合い料、成婚料がかかるなど、他の婚活方法と比較するとお金がかかる傾向です。最近は人件費を抑えて全てオンラインで行うリーズナブルなオンライン結婚相談所も出てきています。

【3位】知人に紹介を依頼

周りの知人・友人に自分に合いそうな異性を紹介してもらうことです。初回は知人・友人を含めて一緒に会ったり、初回から紹介された相手とふたりきりで会ったりとさまざまなケースがあります。

親しい人からの紹介なら自分に合いそうな人を紹介してくれるはずなので、自分と相性の良い人と出会いやすいかもしれません。紹介してくれた知人・友人に相談をすることができたり、何かあったときに間を取り持ってくれたりすることもあるでしょう。

向いている人
共通の知人・友人がいない人、全く知らない人と出会うことに抵抗がある人や、婚活サービスを利用するのに抵抗を感じる人に向いています。

注意したい点
紹介された方と合わないときにお断りするのが気まずく、場合によっては、その後の知人・友人との関係が危ぶまれることも無くはありません。

【4位】趣味や習い事の場で相手を探す

趣味や習い事を通して出会った人の中から結婚相手を探す方法です。社会人サークルや社会人スクールなどでの出会いがほとんどです。お相手と趣味や好みなど共通点も多いので、距離を近づけるハードルも低く、会話も盛り上がりやすい傾向です。

向いている人
自分の好きや特技を活用して活動ができるので、自分磨きをしながら、かつ自然な出会いを求めている人に向いています。

注意したい点
その「場」に集う人の目的は出会いではないので、既婚者や恋人がいる人も多く、恋愛や結婚につながる出会いを意識している人は少ないと言えます。自分の行動によっては、場を白けさせたり、ドン引きされたりしてしまう可能性もあります。

【5位】婚活パーティ・イベントに参加

婚活サービスの企業や自治体が主催しているものが多く、規模も少人数のものから何百人規模のものまであります。人数やテーマによってパーティやイベントの内容も異なりますが、婚活や結婚を真剣に考えている人、出会いを求めている人同士が一堂に集まる場と言えます。

向いている人
小規模の場合:自己紹介カードを元に全員と1対1で話す時間が設けられていることが多いので、知らない人と話すのが苦手、不安な人も安心して話すことができます。

大規模の場合:終始フリータイムなことが多いので、第一印象の良い人や社交的な人に向いています。

注意したい点
一度にたくさんの人と出会えますが、短時間でたくさんの人と話すので、人によっては疲れてしまうことも。人見知りな人や異性に対して苦手意識がある人には注意が必要です。

婚活を成功させる4つのポイント

【婚活とは】婚活中にはどんなことをするの?婚活の方法は?など最新の婚活事情を紹介

ここまで、婚活にはさまざまな活動やサービスがあることを紹介してきましたが、どんな婚活方法においても、婚活を成功させるポイントは何なのでしょうか。ここからは、婚活を成功に導く心構えや行動についてお教えします。

期間を決めて、婚活を第一優先にして活動する

婚活中は婚活を第一優先!で、集中的に活動することを心掛けましょう。婚活にはお金、時間、労力がかかります。だからこそダラダラ活動するのではなく、短期間で決められるのが理想です。最低でも1年間は婚活を最優先に活動する!と意識して活動しましょう。

自分の望むライフプランを明確にする

結婚をしてパートナーとどう生きていきたいのか、自分はどんな働き方をしたいのか、子どもを持ちたいのか、など自分が求めているライフプランを明確にすることも大事です。その人生を一緒に創造できる相手があなたの求めるパートナーなので、相手に求める条件も明確になるはず。

受身は卒業、能動的に活動する

結婚は「幸せにしてもらいたい」ではなく「一緒に幸せになる」が大前提です。たまに「幸せにしてもらう」という受身な姿勢の人もいますが、「“ふたりで”一緒に幸せになれるか?」ということを常に念頭に置いて、お相手と関係性を築いていきましょう。積極的に新しい人との出会いを増やすなど能動的に行動することもポイントです。

直感や感覚を大切にする

愛は思考(脳)からではなく感情(心)からしか生まれないものです。年収や学歴など相手の条件ではなく、相手と一緒にいたいか、居心地が良いか、自然体でいられるか、など、自分の直感や感覚も忘れないようにしましょう。

自分らしい婚活方法を選ぶことが大事!

ひと言で「婚活」と言っても、その方法はさまざまです。たくさんの方法の中から、ご自身にあった方法を選ぶには、まずはその方法を試してみて、自分に合っているかを見極めることから始めてみましょう。

今回ご紹介した婚活方法の中でも、サポートを受けながら積極的に婚活を進めたいと考えるなら結婚相談所がおすすめです。「ゼクシィ縁結びエージェント」は、マッチングコーディネーターと呼ばれるプロが、あなたの婚活をサポート。初回の無料カウンセリングでは、サービスの詳しい説明はもちろん、婚活の詳しい進め方まで相談できます。ご自身にとって結婚相談所での婚活が合うか分からないという人も、ぜひ気軽に相談してみてくださいね。

取材・文/小森理恵

【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』(幻冬舎)、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』(総合法令出版)などがある。
公式サイト:https://sawaguchitamako.com/
【データ出典】
婚活実態調査2022(リクルートブライダル総研調べ)

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