今どき「亭主関白」な彼はアリ？その特徴と上手に付き合う4つの心得

「彼が亭主関白な気がする」と感じたら、どうしたら良いのでしょうか？亭主関白の意味やなりやすい人の特徴についてご紹介しますので、どれくらい当てはまるのかチェックしてみてください。また亭主関白な彼だからこその良いところや、上手な付き合い方についても詳しく解説します！将来のためにどう付き合っていけば良いのか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

亭主関白と聞くと「少し偉そうな人」というイメージを抱く人もいるかもしれませんが、本来どのような意味があるのでしょうか。昔と現在のイメージの違いなど、詳しくご紹介します。

亭主関白の意味

亭主関白とは、「夫が家の中で権力を握っていること」を意味しています。ただ威張っているだけのイメージを持たれがちですが、夫が家族に対して強い愛情と責任感を持っていることが特徴です。

かつて昭和に大ヒットした、「表面的には威張っている けれど、本当は妻の支えがないと不安な亭主関白の夫 の気持ち」を歌った曲があります。亭主関白という言葉の裏には、大きな器で夫を受け止めていた妻の存在もあるのではないでしょうか。

また、最近では「モラハラ夫」という言葉がありますが、これは亭主関白とは似て非なるものになります。モラハラは自分を正当化するために、他者の人格を否定をする人です。亭主関白はあくまでも「家族を守るため」に厳しい発言をする夫であり、「自分の保身のため」に相手を傷つける夫ではありません。

亭主関白のイメージ

かつて、夫は 「一家の大黒柱」として外で働きお金を稼ぐ存在、妻は夫を支え家庭を守る存在という役割分担が一般的だった時代は、夫の家庭でのパワーバランスが圧倒的に強かったといえるでしょう。「大事なことの決定権」も夫にあるのが当たり前でした。

現代は女性が社会進出し、 共働き の家庭が増加傾向にあります。夫婦がどちらも外で働いているため、家でのパワーバランスも対等になってきています。経済力も家事や育児も平等に担うスタイルが定着しつつあるので、かつてのような亭主関白な夫は時代にそぐわなくなってきています 。家族がお互いに役割を担いながら、 「大事なことはふたりで決める」という形に変わりつつあります。

亭主関白タイプの懸念点

亭主関白タイプには、どのような注意点や懸念点があるのでしょうか。

■家族の意見を尊重しない
責任感を強く持ちすぎるあまり、妻の意見がまったく通らないことがあります。それが不満の原因になることもあるでしょう。

■家族の交友関係や仕事などにも介入する
家族を心配に思う気持ちから、妻の交友関係や仕事に対しても立ち入ることがあります。家族の生活を守ろうとする責任感からではありますが、妻は踏み込 まれすぎだと感じることがあるかもしれません 。

■すべての決定権を握ってしまう
すべての判断を委ねられることが当たり前になってしまい、妻が自主的な判断をできなくなることがあります。 自立した関係を築くためにも、ふたりで相談して決め事をするように気を付けたい部分です。

亭主関白なタイプには、共通して見られる特徴があります。付き合う前や結婚する前でも亭主関白タイプか見極めることができますので、ぜひチェックしてくださいね。

態度が大きくプライドが高い

常に大きな態度を取っていたり、命令口調が多かったりするタイプは亭主関白になる可能性があります 。「これが自分だ！」というルールを持っていて自分の考え方が正しいと思っているため、否定されるとむきになることもあります。

「妻は夫に従う」のが当然だと考えている

「女は男に従うもの」「家事は女がすべきもの」といった家庭像を理想としている人は、亭主関白になりやすい傾向があります。結婚をすると、その価値観を強いられる可能性があるので、事前にさりげなく理想の家庭像を聞いておくのがおすすめです。

父親が亭主関白な家庭に育った

子どもが成長する上でモデルになるのは親です。父親が亭主関白であれば、それが当たり前になるのも仕方ないでしょう。しかし、母親の苦労を間近で感じて反面教師になるケースもあります。

自分に自信があり仕事ができる

自分に自信があり仕事ができると思っている男性は、「男は外でお金を稼ぎ、女は家を守るもの」と考えている可能性があります。自分のパワーをすべて仕事に向けたいという人は、亭主関白の要素が強いです。

考え方や価値観をはっきりと持っている

自分の考え方や価値観を持っていて、それをなかなか曲げることができない人は亭主関白になりやすいです。このタイプは自分に厳しく、パートナーにも厳しくなります。相手を思うからこその優しさではありますが、たとえ自分が間違っていても考え方を変えられないことが多いです。

少しわがままなイメージを持たれやすい亭主関白タイプですが、交際や結婚をした際に良い面もあります！亭主関白タイプのメリットをご紹介します。

家族思いで大事にしてくれる

亭主関白タイプは愛情が深く優しい人です。一生懸命に働くのも、家族への愛情があるからこそだと考えられます。威張ったような態度になってしまうのは、「自分が家族を守っている」という自負があるからなのです。

「好きなタイプは優しい人」という意見をよく耳にしますが、「優しさ」も人それぞれです。「なんでも許してくれる」のも優しさですし、「黙って俺について来い」も優しさといえるでしょう。どちらを優しいとするかは、捉え方次第です。

頼りがいがある

責任感が強いので、家族に何かあっても「自分ごと」として考えてくれます。無責任に逃げるようなことはしません。「守られている」と実感することができますし、リードしてくれるのでパートナーとしてとても頼りになるでしょう。

亭主関白なタイプと上手に付き合うためには、どうしたら良いのでしょうか。4つのポイントを参考にしてパートナーと良好な関係を築いてくださいね。

相手を否定しない

亭主関白タイプは、命令形や強い口調で話をする人が多いです。話を聞いて「違うかも？」と感じたとしても、「いったん受け止める」ことを意識しましょう。相手のプライドを傷つけずに自分の意見を伝えるために、すぐには言い返さず時間を空けるようにしてください。

明らかに間違っている場合や、どうしても譲れないことがあるときは、「私は●●だと思う」と主語を私にすると伝わりやすくなるのでおすすめです。

頼る・甘えるのは“適度”が重要

亭主関白タイプは「自分には価値がある」と思いたいので、そう思わせてくれる人を大切にします。そのため頼られたり、甘えられたりすることに喜びを感じやすいでしょう。

しかし何でもかんでも頼ったり甘えたりしていると、相手も疲れてしまうため適度に甘えることが大切です。相手が少し頑張ったらできそうなことをお願いしてみましょう 。

褒め言葉を大切にする

「さすが」「すごい」「格好良い」と言葉にして褒めましょう！付き合いが長くなると「言わなくても分かる」と思いがちですが、良い関係を続けるために褒め言葉はとても大切です。いつも自分に自信を持っていたい 亭主関白タイプには、特に効果的でしょう。

柔軟な思考を持つ

物事に対して「●●すべき」「●●しなくてはならない」と考えるのではなく、「そんな考え方もあるのか」「それも良いかも」と柔軟な考え方をすると、亭主関白な人ともうまく付き合っていけます。柔軟性がある人は魅力的に映りますし、確固たる価値観や考え方を持っているタイプが相手だからこそ、こちらが柔らかく対応するのがポイントです。

「亭主関白」と聞くと、 不安に感じてしまう人はいるかもしれません。しかし亭主関白な人ほど家族への責任感が強く、頼りがいがあるなど愛情深いのです。褒めたり、頼ったり、甘えたりしながら、亭主関白なタイプが持つリーダーシップや決断力を引き出して、ふたりらしい幸せな関係を築いてくださいね。

将来に向けてもっとアドバイスが欲しいという場合は、恋愛のプロに相談してみるのも良いでしょう。ゼクシィ縁結びエージェントでは、マッチングコーディネーターが恋愛・婚活の相談や自分に合うタイプを客観的にアドバイスしてくれるなど婚活全般をサポートしてくれます。無料カウンセリングも実施していますので、まずはお気軽にご相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文／高坂 晴奈

【監修】
一色美華さん
30代婚活女子メンタルサポート専門家。自身も結婚相談所でスピード婚をした経験を持つ、元大手結婚相談所カウンセラー。600名以上の相談実績から、恋愛がうまくいかない人の感情や思考のパターンを明らかにし、幸せなパートナーシップを築く「パーソナルLOVEレッスン」「恋愛塾」「婚活プランニング」などを主宰。結婚相談所の婚活を推奨するコンサルタントとして、公式ブログやインスタグラムで婚活女子へ応援メッセージを発信している。
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