目次
お見合いの流れは? お見合いの基本マナー5カ条
  • 1.身だしなみを整える
  • 2.約束の5分前に到着する
  • 3.感謝の言葉を伝える
  • 4.自分からも質問をする
  • 5.笑顔をキープする
お見合いの「服装」に関するマナー
  • 清潔感のある明るい服装で
  • 落ち着いたカラーを意識
  • TPOに合わせた服装で
お見合いでの「会話」に関するマナー
  • お礼の言葉を伝える
  • 褒めポイントを見つけて伝える
  • ネガティブな話題は避ける
お見合いで好印象を与えるポイント
  • 楽しそうに会話をする
  • 相手に笑顔を見せる
  • 最初に興味がなくても興味を持ってみる
お見合い後の「お礼」に関するマナー
  • お礼のメールは帰宅直後までに
  • 必ず感謝の言葉を添える
  • 良くなかったことは言わない
交際中のマナーも知っておきましょう
  • 「本交際」になったら他の人と会わない
  • お断りはコーディネーターを通して
  • フィードバックは次に生かす
お見合い前の不安はコーディネーターに相談を

お見合いはドキドキするもの。でも事前にマナーや流れを知っておくことで、緊張をほぐすことができます。お見合いで好印象を与えるポイントや成功のコツなど、男性・女性問わず、事前に知っておきたいことについて婚活マナー講師の森下あさみさんに伺いました。

お見合いの流れは?

知っておきたいお見合いマナー。流れや好印象を与えるポイントも<男性・女性向け>

お見合いの流れは、婚活方法や婚活サービスによってさまざま。ここでは結婚相談所を利用した場合を中心に、一般的なお見合いの流れを解説します。

・理想の条件を伝える
お相手に求める理想の条件を担当のコーディネーター(アドバイザー)に伝えます。自分で入力することもあります。

・システムで検索をする
登録されているお相手の中から、条件に合う人を探してもらいます。自分で検索することもあります。

・お見合いの申し込みをする
紹介された人・見つけた人の中に気になる人がいたら、コーディネーターに伝えてお見合いの申し込みをします。婚活アプリの場合は、自分でメッセージをやりとりします。

・マッチングしたら日時を調整する
お相手も自分に興味を持って、会いたいと思ってくれたら、お見合いの日時・場所について相談し、決めます。

・実際にお見合いをしてみる
決めた日時・場所でお見合いをし、実際に会話をしてお互いに対する理解を深めます。

・フィードバック
また会いたいと思ったかどうかをコーディネーターに伝え、お相手がどう思ったかフィードバックを受けます。

・仮交際
お互いにまた会いたいと思ったら「仮交際」のステップに進みます。この期間は違うお相手と同時並行でお見合いや仮交際もできます。結婚相談所でも婚活アプリでも、平均3回くらい会って、付き合うかどうかを決めることが多いようです。

・本交際
1人に絞って「本交際」のステップに進んだら、他の人とデートはしないのがマナーでありルールです。

・成婚
本交際から成婚への流れは、一般的な恋愛結婚と同じです。

お見合いの基本マナー5カ条

知っておきたいお見合いマナー。流れや好印象を与えるポイントも<男性・女性向け>

お見合いに臨むに当たり、押さえておきたい基本マナーを5つ紹介します。

1.身だしなみを整える

大切なのは清潔感。髪型、爪、髭を整え、口臭や体臭がしないよう、身だしなみを整えましょう。男性はおしゃれで伸ばしているひげはOKですが、無精ひげは剃りましょう。女性は爪が長すぎたり派手すぎたり、香水や柔軟剤の香りが強すぎたりしないようチェックしましょう。

2.約束の5分前に到着する

お見合いに限らず言えることですが、遅刻をするとその時点でやる気がなく見られてしまうので注意しましょう。

3.感謝の言葉を伝える

最初に「今日は貴重なお時間を頂いてありがとうございました」と感謝の言葉を伝えましょう。これは帰り際にももう一度伝えたい言葉です。また、ごちそうになったら、そのことに対してもお礼の言葉を伝えましょう。

4.自分からも質問をする

聞かれたことに答えるだけでは、つまらない相手と思われてしまいます。例えば仕事のこと、趣味のことなど、相手が興味のある話題について質問をしていくと、一緒にいて楽しい人と思ってもらえるでしょう。

5.笑顔をキープする

笑顔か真顔かで、相手が受ける印象は大きく変わるので、作り笑顔でも、とにかく笑顔をキープしましょう。

お見合いの「服装」に関するマナー

知っておきたいお見合いマナー。流れや好印象を与えるポイントも<男性・女性向け>

お見合いにはふさわしい服装とそうでない服装があります。好感度がアップする服装を心掛けましょう。

清潔感のある明るい服装で

ダボダボの服装や露出の多い服装はだらしなく見えてしまいます。半ズボンにサンダルなどカジュアルすぎる服装は失礼に当たります。清潔感のある明るい服装を心がけましょう。

落ち着いたカラーを意識

白、ベージュ、明るいグレーなどが派手すぎず、地味すぎず好印象。着痩せ効果を狙って黒ずくめにする人もいますが、暗い印象になってしまわないよう注意しましょう。不自然な色に染めた髪の毛や、派手すぎるメイク、色の濃いネイルも避けた方が、きちんとした印象になります。

TPOに合わせた服装で

お見合いではホテルのラウンジでお茶をすることも多いので、その場合はややフォーマルな服装を選びましょう。ヒールの靴を履くなら、足が美しく見えると言われている3~5cmくらいの靴を選ぶがおすすめです。反対に、アクティブなデートのときは歩きやすい靴が適しています。TPOに合わせて考えましょう。

お見合いでの「会話」に関するマナー

知っておきたいお見合いマナー。流れや好印象を与えるポイントも<男性・女性向け>

お見合いで楽しい時間を過ごせるかどうかは「会話」も重要なポイントになります。お相手に好印象を持ってもらいやすい会話のマナーを紹介します。

お礼の言葉を伝える

会うために時間をとってくれたこと、ごちそうしてもらったらそれに対するお礼だけでなく、例えばメニューを見やすい位置に置いてくれた、など小さなことにも必ずお礼の言葉を伝えるのがマナーです。

褒めポイントを見つけて伝える

人は褒められるとうれしいもの。素敵だなと思ったポイントは、心の中で思うだけでなく、言葉にして伝えましょう。褒め言葉を口に出すのは恥ずかしくてできないという人も多いので、日頃から人のいいところを見つけて伝える習慣を身に付けておくのがおすすめです。

ネガティブな話題は避ける

例えば仕事の愚痴など、ネガティブな話題は避けたいものです。聞いていて楽しくない話の内容では、相手にあまりいい印象を持ってもらえません。お相手が楽しめる話題を探しましょう。

お見合いで好印象を与えるポイント

知っておきたいお見合いマナー。流れや好印象を与えるポイントも<男性・女性向け>

服装や会話の内容以外にも、好印象を持ってもらうためのポイントがあるので知っておきましょう。

楽しそうに会話をする

楽しいという気持ちをつくった上で会話をしましょう。その心掛けがあるだけで、声のトーンやボリュームも変わってきます。最初は楽しくなくても「楽しい」という気持ちをつくることを心掛けることで、実際に楽しくなってくることもあります。

相手に笑顔を見せる

お見合い中は笑顔をキープしましょう。顔は自分が見るものではなく、相手に見せるもの。相手のためにいい笑顔をつくりましょう。

最初に興味がなくても興味を持ってみる

相手に質問をして、その返事を聞いて終わり、では会話が続きません。相手の返事に対して、さらに深掘りするような質問をしましょう。例えば「長期のお休みは何をして過ごされるんですか」と聞いて「キャンプに行ったりします」と返ってきたら「楽しそうですね。最近はどんなところに行かれましたか」などのように続けるイメージ。仮に最初は興味が持てなくても、興味の持てることを探して自分から質問してみることが大事です。

お見合い後の「お礼」に関するマナー

知っておきたいお見合いマナー。流れや好印象を与えるポイントも<男性・女性向け>

お見合いをしたら、また会いたいと思った場合も、今回はお断りしようと思った場合も「お返事」をすることになります。結婚相談所の場合は、間に担当コーディネーターをはさんで伝えるのが一般的ですが、婚活アプリなどで直接やりとりしている場合は、直接伝えることになるので、失礼のないように心掛けましょう。

お礼のメールは帰宅直後までに

直接やりとりをしている場合、会った日のお礼は、できれば家に帰った直後までに。遅くとも当日中にしましょう。

必ず感謝の言葉を添える

時間を割いて会ってくれたことや、ごちそうしてくれたことへのお礼は、帰り際に言ったとしてももう一度伝えましょう。

良くなかったことは言わない

例えば「たくさん歩いて疲れちゃいました」「お料理あまりおいしくなかったですね」などの良くなかったことは言わないのがマナーです。

交際中のマナーも知っておきましょう

知っておきたいお見合いマナー。流れや好印象を与えるポイントも<男性・女性向け>

お見合いから交際に発展した場合にも、マナーを心掛けましょう。

「本交際」になったら他の人と会わない

「仮交際」ではほかの人と同時並行でデートをしてもいいけれど「本交際」になったら1人に絞るのがマナーであり、ルールです。

お断りはコーディネーターを通して

結婚相談所を通じて交際が始まったものの、お断りをしたいときは、お相手に直接伝えるのではなく、コーディネーターを通して伝えましょう。

フィードバックは次に生かす

自分が断られた場合、コーディネーターからフィードバックをもらうことになります。お断りされた原因を伝えられ、その内容によっては落ち込むこともあるかもしれませんが、真摯(しんし)に受け止め、次の出会いに生かしましょう。

お見合い前の不安はコーディネーターに相談を

結婚へとつながるかもしれないお相手と初めて会うお見合い。特に初めてのお見合いとなると、あれこれ心配になるものですが、服装や会話などの最低限のマナーを知っておくと安心ですね。ほかにもわからないことなどがあれば、そのままにしないことが大切です。

縁結びエージェントでは、お見合い前にマッチングコーディネーターに相談ができ、アドバイスがもらえます。疑問点などを相談しながら、不安のない状態でお見合いに臨みましょう。



取材・文/前川ミチコ



【監修】
森下あさみさん
婚活マナー講師。一流のサービスを学ぶため、リッツカールトンホテルにて勤務。その後、国内系航空会社客室乗務員として5年従事した後、独立。初心者のための、「120分で誰でもCAのような品のある女性になれる講座」は毎回満席で、継続講座も大好評。また、「マナーインストラクター養成講座」を設立し、後進の育成も行う。「婚活中の女性のためのマナー講座 」 も開催。書籍『フツウの私を品格のある女性にしてください!』『婚活で選ばれる女性の習慣』など発売中。
公式サイト:https://linktr.ee/asami_morishitaa

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