女性がお見合いで好印象なのはワンピース？スカート？年代別おすすめファッション

女性のお見合いファッションで好印象なのはワンピースやスカートって本当？お見合いは第一印象が大事。好印象なお見合いファッションのポイントを知って、婚活を成功させましょう。20代・30代・40代と年代別のお見合いや婚活に適したファッションについてイメージコンサルタントの江頭美鈴さんに伺いました。

人の第一印象を大きく左右するファッション。次のデートや将来につながるかどうかが決まる婚活シーンにおいては、特に重要ですよね。そこで、お見合いや婚活で好印象を持たれる服装選びの基本を以下にまとめました。

TPOに合う服装：お見合いではきちんと感を

まず、TPOに合った服装であることが大事。お見合いの場では、ビジネス風のスーツなど硬すぎるファッションはNG、ジーンズなどカジュアルすぎるのもNG、ドレスなど頑張りすぎるのもNGです。初対面のお見合いはきちんと感のあるファッションを、２回目以降はデートの内容に合ったファッションを意識しましょう。

ニーズに合う服装：自分より相手目線で

たった数時間で次につながるかどうかが決まるお見合いでは、戦略的に「多くの人に求められるであろう」人物像を目指すことが重要となります。自分はこういう人です！と押し付けるのではなく、相手目線で考え、求められるものを自分の中から引き出す感覚でファッションを選びましょう。

年代に合う服装：年代ごとの魅力を考えて

上記のような「多くの人が求めているであろう」人物像は、自分の「年代」からも想像することができます。お見合いの場合、会う前から年齢がわかっているので、無理な若づくりや背伸びは不要。例えば20代ならフレッシュさを、40代なら大人の包容力を求められているのかも、と考えましょう。自分の年代ならではの魅力を考えて、それを引き出すファッションを選ぶことが成功につながりやすいようです。

TPOに合った服装を、自分より相手目線で選び、自分の年代らしい魅力を引き出すファッションが大事。そのために具体的にどのように服装を選べばいいのかを紹介します。

間違いないのは「ワンピース」

婚活以外のシーンでも「迷ったときはワンピース」などと言われるように、ワンピースを選ぶ人が多いようです。１着で上下コーディネートの完成形としてデザインされているワンピースは、上下の色や素材の組み合わせで迷ったり、失敗したりすることがない優秀アイテム。同様の考え方で、上下のセットアップもおすすめです。

サイズ合わせが重要

１着でコーディネートがほぼ完成するワンピースですが、それだけにサイズ合わせをしっかりする必要があります。特に膝が見えるかどうかなど、スカート丈は重要です。例えば20代などは膝上でもフレッシュな印象になりますが、40代以上なら足の露出を抑えめにして落ち着いた大人の印象を出した方が良いでしょう。

また、肩の切り替え線がきちんと自分の肩の高さと合っているものがおすすめです。自分に近いサイズを探すだけでなく、多少はお金をかけてもお直しに出して、ジャストフィットにするだけでも体のラインがすっきりときれいに見えます。

1着で全身コーディネートがキマるワンピースですが、それぞれの年代によって選び方のコツは変わります。

20代のワンピース選びのコツ

爽やかさ、フレッシュさを求められることが多い20代には、パステルカラーなどきれいな色味で、無地かシンプルな柄のワンピースがおすすめ。社会人としてのキャリアがまだ浅い20代が、高価なブランドとわかるものを身に着けていると、軽い印象、またはお金のかかる女性というイメージを与えてしまいます。ハイブランドすぎないラインの中からきちんと感の出るものを選びましょう。

30代のワンピース選びのコツ

社会人としてのキャリアを積んでいる30代には、マナーも心得た大人の印象が求められます。おすすめは、明るめのベージュや、落ち着きのあるピンクなど、優しい色合いのワンピースが顔色も良く見えます。形はウエストがマークされているものなどでメリハリを出すといいでしょう。

40代のワンピース選びのコツ

大人の女性ならではの心豊かさ、安定感が求められる40代には、明るめのベージュやピンク系よりもブラウン系など落ち着きのある色みを取り入れていくのがおすすめ。ブラウン系だと顔映りが心配な方は、ベージュのワンピースにベルトを黒や明るい色味よりもブラウンを選んでウエストマークすると、引き締まり効果と大人のエレガントさの両面が演出されます。

その他の注意点として、胸元に大きなリボンとか、ひらひらの襟など、かわいい系に走ると違和感が出てきてしまうので、胸元が浅めのV字にカットされたデザインなど、すっきりしたものを選びましょう。20代とは逆で、あまりチープなものではなく、上質な服を選び、サイズを合わせてライン重視できちんと感を出しましょう。

上下の組み合わせに悩まないワンピースもいいですが、コーディネートを間違えなければ、もちろんトップス＋スカートでもOK。下はパンツスタイルでも絶対NGではないけれど、一般的にお見合いの場合はスカートの方が好印象を与えられるようです。

トップスは胸の開きが大きいものは避けましょう。また、ニットは胸のラインが出やすく、素材自体もカジュアルなので、あまりお見合い向きではありません。２回目以降のデートならOKです。

トップスとスカートは色や柄だけでなく、素材感もそろえると違和感なくまとまります。

20代のトップス＋スカート選びのコツ

トップスは白いブラウス、スカートはパステル調のブルーなど、優しい色でまとめると好印象。トップスはフリルやリボンなどで、スカートはフレアやギャザーなどでかわいらしさを演出しましょう。袖のデザインもふんわりした印象のものがおすすめ。色はパステル調など優しい雰囲気のものがいいでしょう。

30代のトップス＋スカート選びのコツ

トップスは少しフレッシュな色、スカートを暗めの色で締めると、爽やかさと大人の落ち着きを兼ね備えた印象に。20代のように全体をふんわりさせるより、トップスはふんわりしたデザインでも、スカートをタイトやストレートなどにすると、大人っぽくきれいにまとまります。

40代のトップス＋スカート選びのコツ

淡いベージュよりも少しトーンダウンしたブラウンに近いベージュなどで、スタイリッシュな印象に。トップスはシンプルなものを選んで、アクセサリーでさりげない華やかさを。スカートはフレアやギャザーなどふんわりしたものより、ややタイトなデザインがいいでしょう。また、あまり深くないVカットは、首のラインをきれいに見せてくれます。３色以内におさめると品よく見えるでしょう。

服を決めたら、靴やバッグ、アクセサリーなどといった小物とのコーディネートも考えましょう。基本的には、靴が黒ならバッグも黒、と合わせるのがスマートです。靴はブーツやミュールなどのカジュアルなもの、反対にビジネス風のパンプスよりも、少しデザイン性のあるパンプスを選ぶのがおすすめ。

バッグは布製のもの、あまり大きなものはお見合いの席にふさわしくありません。できれば革製の小ぶりなものを選びましょう。

アクセサリーはあまりたくさんジャラジャラと着けず、小ぶりのものをワンポイントで着けるのがお見合い向き。ネックレスとイヤリングをゴールドならゴールド、シルバーならシルバーと合わせると品良くまとまります。

20代の小物選びのコツ

フレッシュさが求められる20代の小物選びでは、かわいらしいフラワーモチーフなどがおすすめ。高価な印象が出るのもの、ブランド名がはっきりわかるようなものは避けましょう。また、じゃらじゃらとアクセサリーを着けないように気をつけましょう。

30代の小物選びのコツ

社会人としてもキャリアを身につけた30代なら、あまりに高価なものでないかぎりブランドものもOK。アクセサリーは質の高いもので、目立ちすぎないデザインのものを選びましょう。センスの良さをアピールできます。

40代の小物選びのコツ

大人の魅力を持った40代なら、チープな印象のものより、ちゃんとこだわったものがおすすめ。高価なブランドものを持っても嫌な印象にはなりにくいでしょう。プチプラではなく、自分を引き立たせてくれるさりげない上品な小物は、大人ならではの洗練された印象です。

第一印象が勝負という点で、婚活は就活とよく似ています。企業が就活生に求める人物像があるように、婚活でもお見合い相手に求める人物像があり、そのニーズに合わなければ、どんなに自分の良さをいくらアピールしても「合格」しません。そして求められる人物像は人それぞれなので、大切なのは第三者の意見。結婚相談所を利用していれば、迷ったときにコーディネーターに相談するのも一つの方法です。

縁結びエージェントでは、お見合い前の不安や悩みについても無料カウンセリングで相談することができます。気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文／前川ミチコ

【監修】
江頭美鈴さん
M.E.プロダクション　代表
元映画会社専属女優を経て司会をメインとしたプロダクション創業。一般社団法人全日本ブライダル協会会員ブライダルコンサルタント、全日本ブライダルMCアライアンスなど。
NPO法人日本サービスマナー協会認定マナー講師
東映株式会社の専属女優の仕事に従事後、東京キー局のテレビ局編成部において、総務のオフィスワークに従事。その後、レポーターやアナウンサー・司会等の話す仕事へ本格的に転向する。2002年にM.E.プロダクションを創業。現在はプロダクション経営の傍ら、各企業や各学校、各施設でのマナー講師や人材育成に携わり、心理カウンセラーとしては、モチベーションアップやメンタル強化のサポートをしている。これまでの経験を生かし、「司会・アナウンサー」「カラーアナリスト・ファッション骨格診断士」「マナー講師」「心理カウンセラー」の４つの専門スキルを統合した独自カリキュラム、メソッドを開発。
公式サイト：https://me-pro.biz/index.php