30代からの婚活メイクはどうすべき？愛されメイクとNGメイクをチェック！

理想の人と出会う機会はいつ訪れるかわかりません。そこで大切にしたいのが、第一印象を左右するメイクです。特に婚活をしていると、相手に少しでもよい印象を持ってもらうために、どんなメイクをしたらよいのか悩んでしまいますよね。今回は、メイクアップアーティストの星泰衣さんに、婚活に適した愛されメイクのコツや気を付けたいメイクのポイントについて、詳しく教えていただきました。

初めて会ったときの印象は視覚からの情報に大きく左右されます。さらに、第一印象はその後の評価にも大きく影響します。そうであるならば、自分に似合うイメージや、「なりたい自分」のイメージを相手に持ってもらいたいですよね。メイクは、そういった自分が希望するイメージに近づけてくれる力を持っているのです。

まず自分の顔の特徴を生かしながら、あなたが持つ「なりたい自分」のイメージをメイクで表現していきましょう。そうすることで、「自分だけの美しさ」を表現することができます。

婚活で初めて会う場面では、相手は特に見た目の印象を気にします。少しでも相手によい印象を与えたいのであれば、ぜひメイクを見直してみてください。

では、婚活に適した、お相手に好印象を与えることができるメイクとは、どんなメイクなのでしょうか。まずは、30代になったら気を付けたいメイクのポイントを見てみましょう。

ファンデーションの厚すぎ・薄すぎに注意

30代以上になると、シミやくすみ、毛穴など、肌の悩みが増えてきます。そんな悩みを隠したいからといってファンデーションを厚く塗ると、逆に違和感のある印象になってしまいます。反対に、自然に見せたいからとごく薄い化粧にすると、メイクをしていない人と見られてしまうことも。

気になる所をカバーしながら、自然で明るい印象に見えるベースメイクを目指しましょう。

濃く、派手になりすぎないように注意

太いアイライン、つけまつげ、真っ赤なリップなどは、男性には「化粧が濃い」「派手」と見えがちで、性格もキツそうという印象を与えてしまうことがあります。「優しそう」「明るそう」という印象を与えるためには、ナチュラルに見えて地味すぎないメイクを意識することが大切です。

今の自分にピッタリのメイクを見つける

眉の形をチェックするとわかりやすいのですが、メイクには流行があります。もし何年もメイクの方法を変えていないようであれば、試しに変えてみれば、印象が大きく変わる可能性があります。特に眉が美しいとそれだけで洗練されて見えるようになりますので、下記に紹介するやり方で、眉の描き方を研究してみてください。

また、「私はこんなタイプ」「このメイクしか似合わない」と思い込み、20代の頃からのメイクをずっとそのまま続けている方もいるのではないでしょうか。あなたの顔は、あなたが考えるよりもいろいろな可能性があるのです。もしかしたら、今よりもさらに似合うメイクがあるかもしれません。固定観念にとらわれず今の自分に似合うメイクを、研究してみましょう。

婚活メイクは「ナチュラルエレガント」がおすすめ

メイクをした女性から受ける印象には、ナチュラル・キュート・クール・エレガントなどさまざまなイメージがあります。婚活で男性に好印象を持たれる愛されメイクを目指したいなら、優しいイメージの「ナチュラルエレガント」タイプのメイクがおすすめ。

以下に、自然で華やかなイメージのメイクに仕上げるコツをパーツ別にご紹介します。ナチュラルでエレガントな印象を目指して、メイクに挑戦してみてください。

【婚活メイクのコツ】ベースメイク

（出典：合同フォレスト刊『なりたい顔になる セルフプロデュースメイク～40歳からはじめる大人のメイクテクニック～』)

メイクを自然に美しく見せるためには、ベースメイクが一番のポイントです。

肌の悩みはファンデーションだけで隠そうと頑張ってしまうと、不自然な仕上がりになってしまいます。コントロールカラーやコンシーラーを取り入れましょう。気になるシミはコンシーラーでカバーします。コントロールカラーは、肌のくすみが気になる時ときはピンク系、顔色が悪いときはオレンジ系など、目的に合ったものを使いましょう。

また、たるみのある肌よりも、キュッとハリのある肌の方が明るい印象に見えます。ハイライトやシェーディングも取り入れると立体感のあるベースメイクになり、小顔に見えたりやリフトアップされた印象に見えるなどのメリットがあります。

【婚活メイクのコツ】眉

（出典：合同フォレスト刊『なりたい顔になる セルフプロデュースメイク～40歳からはじめる大人のメイクテクニック～』)

眉が細すぎたり、角度がありすぎたりすると、メイクが古い印象になってしまいます。ふんわりと自然で優しい印象の眉を目指しましょう。眉を自然に仕上げるためには、以下の３つのことを意識してみましょう。

・眉の形はあまり角度をつけずに、まぶたと並行かゆるやかなアーチ形になるように整える。
・アイブロウパウダーを使う。
・眉頭はぼかす。

【婚活メイクのコツ】アイシャドー

（出典：合同フォレスト刊『なりたい顔になる セルフプロデュースメイク～40歳からはじめる大人のメイクテクニック～』)

派手すぎないナチュラルなアイメイクに仕上げるためには、アイシャドはブラウンやベージュ、落ち着いたピンクやオレンジなど、自分の肌の色になじむ色を選ぶのが正解です。粒の大きいラメ入りのものは避け、自然なツヤが出せるパール入りを選びましょう。

【婚活メイクのコツ】アイライン・マスカラ

（出典：合同フォレスト刊『なりたい顔になる セルフプロデュースメイク～40歳からはじめる大人のメイクテクニック～』)

アイラインはラインを引くのではなく、まつげの根元を埋めるように描くことで、自然な仕上がりに。リキッドよりペンシル、黒よりブラウンを選ぶのもおすすめです。

また、優しい印象のアイメイクにするためには、まつげをしっかりカールさせたり、ボリュームを出したりする必要はありません。自然なカールですっきりと仕上げましょう。

【婚活メイクのコツ】チーク

（出典：合同フォレスト刊『なりたい顔になる セルフプロデュースメイク～40歳からはじめる大人のメイクテクニック～』)

頬にピンクや赤など明るい色のチークを丸く入れると幼い印象になります。大人っぽく上品に仕上げるには、笑ったときに膨らむ部分から頬骨に沿うようにふんわりと入れましょう。チークが目立つだけで「化粧が濃い」という印象になりがちです。ピーチ系やコーラル系など肌なじみのよい色を、自然な血色やツヤを足す感覚で、ごく薄くのせるのがナチュラルに仕上げるコツです。

【婚活メイクのコツ】リップ

（出典：合同フォレスト刊『なりたい顔になる セルフプロデュースメイク～40歳からはじめる大人のメイクテクニック～』)

口紅は派手に見える赤やピンクは避け、ピーチ系やコーラルピンク、透け感のあるローズピンクなどニュアンスのある色みのものを、血色がよく見える程度に薄くのせるのがおすすめ です。
意外に見落としがちなのが唇の保湿。乾燥した唇は口紅ののりが悪くなります。日頃からリップクリームでのケアを心掛け、口紅の前にもリップクリームを忘れずに。どうしても乾燥がひどいときは、口紅の前に透明のグロスを塗ってみてください。乾燥による縦ジワも目立たなくしてくれる裏ワザです。

婚活で相手に好印象を持ってもらうためにも大切になるメイク。ここまで、30代からの婚活メイクについて、気を付けたいポイントや自然で上品に仕上げるコツなどをご紹介しました。

「上手にメイクができて、一日気分がよかった」という経験をした人は多いのではないでしょうか。メイクは気分を上げてくれるだけでなく、自分を好きになれて、自信を持たせてくれるものでもあります。メイクに自信が持てれば、内面からも魅力あふれる女性になれるはず。この機会にぜひメイクを見直してみてください。

取材・文／相川聡子

【監修】
星 泰衣(ほし やすえ)さん
メイクアップアーティスト。株式会社シンデレラウーマン代表。一般社団法人 日本セルフプロデュースメイク協会代表理事。
1969年京都生まれ。産後うつをメイクで克服した自身の体験から、メイクアップアーティストに。2003年から嶋田ちあき氏に師事。2005年にはメイクプロ養成スクール、2010年には直営サロンをオープン。2012年、一般社団法人 日本セルフプロデュースメイク協会を設立。6000人以上のメイクレッスンを通して、女性の外面だけでなく内面から「なりたい自分」をつくり上げるセルフプロデュースメイクを確立。メイクの個人レッスンや講演などのイベントのほか、メイク講師の育成にも力を入れている。著書に『なりたい顔になる セルフプロデュースメイク～40歳からはじめる大人のメイクテクニック～』(合同フォレスト刊)。

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