結婚相談所のデートで割り勘はあり？なし？割り勘のメリットを紹介

「お見合いの席では割り勘にした方がいいの？」「男性側が払うべき？」「おごってもらって大丈夫？」……そんな疑問について恋愛＆婚活コンサルタントの松尾知枝さんにお話を伺いました。結婚相談所のお見合いで割り勘はありかなしか、割り勘にしないメリットや割り勘にするリスクなどを解説します。また真剣交際のデートで女性から割り勘を提案するメリットや、割り勘にしてもOKなケースも紹介しますので、参考にしてください。

結婚相談所で出会った女性との割り勘はありでしょうか？それぞれの状況に応じて解説します。

お見合いの場合

お見合いの席での支払いはふたりで相談して決めましょう。特に初対面の場面では、第一印象がその後の関係に大きく影響するため、男性が支払いをすることで、誠実さや責任感をアピールできる場合もあります。

仮交際のデートの場合

仮交際のデートはより関係を深めるという目的に加えて、経済観を探る意味でも割り勘が適切な場合もあります。カフェなどカジュアルな場所では、対等な関係を示すためにも割り勘を提案してみるのも有効でしょう。

真剣交際のデートの場合

真剣交際では結婚を前提として会うので、お互いの金銭感覚を知るためにも割り勘はありです。「たまには私も払いますね」と女性から割り勘を提案するのもいいでしょう。交際記念日など特別なデートでは男性側が持つのがおすすめですが、男性への誕生日のサプライズなどでは、女性側が全額費用を持つのもありです。

結婚相談所のデートで割り勘にしないメリットは何でしょうか？次に紹介します。

男性は本気度を示せる

結婚相談所のデートでは男性が支払うことで女性に本気度を見せてアピールすることができます。「あなたのことを真剣に思っています」「特別な存在です」というメッセージを、行動を通じて具体的に示すことができます。特に、結婚を前提とした真剣な交際を望む場合、こうした誠意の表れは、女性に安心感を与え、信頼関係を築く一助となるでしょう。

女性の人となりが分かる

デートで支払ってもらった側の女性がきちんとお礼を言えるかどうかなど、気遣いやマナーを確認することができます。お店に対して喜びの気持ちを伝えられるか、男性に対してどんなふうに感謝の気持ちを表現するかで、礼儀正しさなど女性の人となりを知ることができます。

男性の経済観念が分かる

割り勘にしないことで、男性がどんな経済観念を持っているのかのヒントが得られるでしょう。どのくらいの価格帯のお店を選ぶのか、背伸びして高いお店を選ぶのか、自分の身の丈に合った価格帯を選ぶのかなど、お金や女性に対する姿勢を知ることができます。

女性としては高いお店でごちそうしてもらえるのが嬉しいかといえば、決してそうではありません。特に将来を見据えた関係になればなるほど、相手が堅実な支払いをする人なのかどうかが重要になってきます。

結婚相談所のデートで割り勘にするリスクはあるのでしょうか？次にまとめてみました。

次のデートにつながりにくい

結婚相談所のデートで割り勘にすると、女性の方から、「終了」「もう会わなくてもいいです」と言われてしまうケースがあります。特に初回のデートでは男性側が支払うことが期待している人もいます。また、割り勘にすることで、「自分は真剣な相手として見られていない」「本命ではない」などと女性が感じてしまうこともあるでしょう。

男性はアピールポイントが減る

男性は支払いをすることでリーダーシップを取ったり、紳士的な部分を見せたりすることができます。ところが割り勘にすることで、自分をアピールする絶好のチャンスを失ってしまう可能性があります。そしてそれ以外の部分で、自分を売り込んだり、アピールしたりしなければいけなくなります。

また結婚相談所で出会った他の男性が支払いを負担したとしたら、比較されてしまう可能性もあるでしょう。

利己的な男性を引き寄せる可能性も

女性にとってのリスクとしては、割り勘にすることで経済観念が合わない、もしくは自己中な男性と交際してしまうリスクがあります。特に男性の方から割り勘を何度も提案された場合や、１円単位できっちりと割り勘を促された場合は要注意です。男性がお金に対して貪欲だったり、利己的なタイプだったりする可能性も考えられるでしょう。

真剣交際のデートで女性から割り勘を打診するメリットを紹介します。

対等の関係をアピールできる

割り勘を提案することで、自立した大人の女性という印象を与えることができます。相手に依存する姿勢を見せないことで、対等の立場でのパートナーシップを築ける可能性が高まるでしょう。

コミュニケーションの機会を増やせる

女性から割り勘を提案することで、新たなコミュニケーションが生まれ、お金に対してどんな価値観を持っているかをお互いに知ることができます。パートナーシップとお金の関係性について話し合うきっかけにもなり、より深い理解や絆が築かれるかもしれません。

気遣いを示すことができる

「たまには私にも負担させてね」と言って割り勘を提案することで、男性への気遣いや思いやりを示すことができます。「気配りのできる女性」といった印象を与えることができるでしょう。

真剣交際のデートで割り勘にしてもOKのケースを紹介します。

デート費用がかさむ場合

デートの費用が高額になってしまう場合、割り勘を検討しましょう。例えば、ふたりで旅行に出かける場合などは、「ふたりで負担しようね」などと割り勘にするのもOKです。

複数の支払先がある場合

複数の支払先がある場合も、割り勘OKです。例えば映画を見た後にレストランで食事をする場合、どちらかを女性が支払うなどして、ざっくりした割り勘にするのもいいでしょう。

お礼の気持ちを伝えたい場合

男性に対してお礼の気持ちを伝えたいときも、割り勘OKです。「いつもごちそうしてくれてありがとう」と言って、 感謝の気持ちを伝えながら割り勘を提案するようおすすめします。また、お金の代わりにちょっとしたプレゼントなどで感謝の気持ちを伝えるのもありです。

お金に関する価値観は人それぞれなので、ある程度、信頼関係が生まれたら、お互いのお金に関するポリシーや考え方をシェアするようおすすめします。デートの際の支払いについてもざっくばらんに話し合い、ふたりでルールを決めるのもいいでしょう。

新たな人との出会いを探したくなったら、恋活または婚活を始めるのもいいでしょう。婚活のプロの親身なサポートが受けられる結婚相談所もおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを受けることができますので、興味のある方は体験してみてはいかがでしょうか？

取材・文／Jun

【監修】
松尾知枝さん
恋愛＆婚活コンサルタント、株式会社インプレシャス代表取締役。国際線CAを経て、合コン総研アナリストとしてテレビや雑誌に出演。自身の経験と心理学をベースにした自分ブランド構築スクール「Precious　美女塾」を開設。女性の生き方を豊かにする人材開発を行い、全国から受講者が集まるようになり、著書の累計発行部数は10万部以上。セミナー、パーティ開催を通じ、多くの女性に恋愛アドバイス、出会いサポートを行っている。主な著書：『最高の自分で最高の相手をつかまえる！』（青春出版社）、『1日5分で夢が叶う 日記の魔法』（KADOKAWA） 他
公式サイト：https://chie-matsuo.studio.site/