【お見合いで聞くことリスト】スムーズに会話を展開するための秘訣と気を付けたい話題

お見合いで聞くべきことや、反対に聞いてはいけないことなど、お見合いでの会話にはマナーやルールがあります。そもそもお見合いでの会話が難しいと言われる理由は何でしょうか。また、スムーズに会話するための秘訣から、お見合いでの会話を助ける「聞くことリスト」、お見合いの場では避けたい質問例まで、婚活女子メンタルサポート専門家の一色美華さんに伺いました。

お見合いでの会話はなぜ難しいと言われるのでしょうか。主な理由を挙げてみました。

初対面の相手に緊張する

そもそもお見合い相手とは初対面です。また、将来の結婚相手になるかもしれないお相手の可能性もあります。「自分をよく見せたい」「沈黙したらどうしよう」など考えると、緊張してしまうのはよくあることです。

初対面の相手との共通の話題がない

友人や仕事仲間とは共通の話題があるので話せますが、初対面の相手と何を話していいか分からないという人は少なくありません。初めて会った人や、よく知らない相手に話すことが見つからず、沈黙が続いてしまうことはあり得ることです。

考えすぎて話せなくなる

お相手は将来の結婚相手になるかもしれない人だと思うと、「相手にどう思われるか」と必要以上に気にしてしまう人もいます。「相手にとって不快ではないか」「自分の話に興味を持ってくれるか」など、頭で考えすぎてしまうケースです。

お見合いでスムーズに会話するためには、どんなことに気を付ければよいのでしょうか。お見合いでの会話のコツを見てみましょう。

1.まずはアイスブレイク

初対面の人と話すときに、緊張を和らげることをアイスブレイクと言います。季節や天候、お見合い場所までの道のりなど、当たり障りのない話を少しすることでお互いの緊張感もダウンします。

また、緊張しているときは「緊張してしまってすみません」と正直に話すと、お互いにリラックスできます。

2.適度な相づち・リアクション

スムーズに会話をしたり、会話を弾ませたりするには、「聞く姿勢」が大切です。話を聞ける人は好かれる傾向にあるので、お相手から良い印象を持たれる可能性が高いです。 お相手の話に興味を持ち、「聞いている」ことを伝えるために、適度な相づちやリアクションを取ることを意識しましょう。

3.自然な表情

自分がどんな表情で話しているか鏡で見たことはありますか？見たことがない人は、一度鏡で話している姿を見てみてください。真顔だったり、無愛想だったりしていないかを意識して、鏡を見ながら自然な表情を練習しましょう。自然と笑顔が出るような明るい表情はお相手に好印象を与えます。

4.抑揚のある声量

ボソボソと声が小さいと聞き返されることが多く、会話が弾まない原因になります。また、声が小さい人は、「自分に自信がないのかな」という印象を持たれる可能性もあります。

普段からしっかり声を出す練習や、抑揚をつけて話すことを心掛けましょう。

5.質問攻めにしない

お見合いの準備として質問を用意することは大切ですが、あまりにも一方的に質問ばかりしていると、お相手は面接のように感じてしまいます。

会話はあくまでも楽しくキャッチボールすることが大切なので、前の話題から関連付けて会話を展開するなど、一問一答にならない質問の仕方を工夫できるといいかもしれません。

6.相手の好きな話題で盛り上げる

普段から口数が少ない人だとしても、自分の好きなことを話すときは冗舌になるものです。事前にプロフィールを確認して、お相手の好きなことや得意なことを聞く質問を用意しておきましょう。

お相手からの答えをさらに掘り下げたり、共感したりすると、お相手は嬉しく感じるはずです。

お見合いでは実際に何を聞けばよいのでしょうか。何を話したらいいか分からないときに使える質問を、文例も交えて紹介します。また、その質問の回答から見えることや分かることも説明します。

休日の過ごし方について

休日の過ごし方は、お相手の人柄が見えやすく、共通の話題も見つけやすい話題です。例えば、「お休みの日はどんな風に過ごされていますか？」という質問からは、お相手の回答でインドア派かアウトドア派かが分かります。また、フットワークの軽さや交友関係も見えてくるでしょう。

仕事について

仕事についての話は、共通点があったら会話は盛り上がるでしょうし、知らない業界でも「プロフィールに〇〇とありましたが、どんなことをされているのですか？」とストレートに質問しやすいので、お見合いには使える話題です。

お相手の回答から、仕事の内容や仕事に対する熱量、共働き希望か否かも確認しやすいでしょう。

食の好みについて

好きな食べ物や好みの店のテイストなどは、質問も重くならず、会話を楽しみやすいテーマです。「どんな食べ物が好きですか？」「外食するとしたら、どんなお店が好きですか？」と聞くことで、味付けの好みや食の価値観を見ることができます。

また、「普段お酒は飲まれますか？」「どんなお店が好きですか？」といった質問は、お相手が好むお店やデートの傾向を探ることもできます。

好きな本・映画について

「趣味に読書とありますが、どんな本が好きですか？」「おすすめ映画はありますか？」などの質問は、お互いの共通点が見つかりやすく、会話が盛り上がりやすいです。話題の映画の話になれば、次回のデートの参考になります。また、本や映画の感想から、お相手の感性や考え方も分かります。

お見合いではできれば避けた方がよい質問もあります。知らずに失敗することがないよう、チェックしておきましょう。

お相手の婚活状況

「今まで何人とお見合いしましたか？」「どのくらい婚活をしていますか？」などの、お相手の婚活状況を聞くことは避けた方がよいでしょう。

お相手との共通の話題で気になるかもしれませんが、自分の婚活状況を聞かれて、良い印象を持つ人は少ないです。また、婚姻歴がある人の離婚理由や、過去の恋愛についても避けた方がベターです。

結婚後を想定したリアルな話題

「親との同居や介護の可能性はありますか？」「お金の管理はどうしたいですか？」といった、結婚後の具体的な話はお見合いの席ではまだ早いです。ましてや初対面で、「結婚後の不安」をお相手にぶつけて、会話が盛り上がるはずがありません。

結婚する可能性がある人ではありますが、結婚や結婚後の生活まで先走ってしまうとお相手は引いてしまうでしょう。

宗教や政治の話

人によって大きく意見が分かれるる話題です。初対面の人にお見合いの席で質問する内容ではありません。 仮交際・真剣交際と進んでいくうちに「話しておきたいこと」や「聞いておきたいこと」だとしても、お見合いの席ではやめておきましょう。

ネガティブなニュースの話

事件や事故のニュースなど、いくら世間的に話題だったとしても、お見合いの席での話題にはふさわしくありません。話しても暗い気持ちになるだけなので、楽しい気分になる話題を選びましょう。

具体的な個人情報

お見合いの時点では、まだお互いが連絡先の交換もしていない状態が多いです。具体的な住所や勤務先などに触れることは避けましょう。家族についての詳細も、職業や具体的な居住地などは聞かない方が無難です。

お見合いはお互いが初対面同士で、お相手はもしかしたら結婚するかもしれない方です。何を聞いていいか分からなかったり、質問に気を使ったりと会話が難しいと感じるのは当然のことです。 ご紹介した質問例を参考に、お相手の話に耳を傾け、お相手のことを知って、楽しい時間を過ごしましょう。

ゼクシィ縁結びエージェントには、婚活のプロであるマッチングコーディネーターが在籍しています。もし、お相手によって何を聞くべきか迷ってしまうときは、マッチングコーディネーターに相談しましょう。質問の例や、会話が続かなくなったときのアドバイスなどもしてくれるでしょう。

取材・文／坂田圭永

【監修】
一色美華さん
30代婚活女子メンタルサポート専門家。自身も結婚相談所でスピード婚をした経験を持つ、元大手結婚相談所カウンセラー。600名以上の相談実績から、恋愛が上手くいかない人の感情のパターンを読み解き、本来の“愛される自分”を取り戻す「パーソナルLOVEレッスン」を主宰。結婚相談所の婚活を推奨するコンサルタントとして、公式ブログやインスタグラムで婚活女子へ応援メッセージを発信している。
公式サイト：https://www.cariocastyle.net