- 結婚相談所の場合
- マッチングアプリの場合
- 婚活パーティや知人の紹介の場合
- 実際に相手と会った場合
- まだ相手に会っていない場合
- 肯定的な受け答えをする
- 相手を褒める言葉を入れる
- 相手のプロフィールや話題に出たことに触れる
- 話題を振るなら日常的な軽い内容を
- LINEの返信をせかさない
- 外見・容姿に触れない
- 長すぎる文章を送らない
- ネガティブな内容は避ける
お付き合いする前の微妙な関係のとき、婚活で知り合った相手とのLINEの頻度はどの程度が最適でしょうか?今後、お付き合いへとつなげていきたい相手への婚活LINEのやりとりでは、頻度をはじめ、内容やタイミングなど、迷うポイントがたくさんあります。異性間のコミュニケーションに詳しい婚活スペシャリストの佐藤律子さんのお話しを参考に、好印象を与える「婚活LINE」について解説します。
婚活で出会った相手とLINE交換するタイミング
婚活で出会った相手とのLINE交換は、どんなタイミングがよいのでしょうか。この問題に関しては、結婚相談所やマッチングアプリ、婚活パーティ、知人の紹介など、出会うシーンがさまざまなので一概には言えないのが実情です。
アンケート(複数回答)によると、最も多かったのは「初デートの約束をしたとき」29.4%、2番目が「LINEの連絡先交換はしない、したことがない」28.2%、次いで「マッチング(知り合って)すぐ」25.9%と、LINE交換に対する感覚は人によってまちまちです。
LINE交換のタイミングは個人差があるので、自分で納得したタイミングを優先しましょう。タイミングを計るのが難しいという人は、婚活の種類別に目安を紹介しますので、参考にしてみてください。
結婚相談所の場合
ほとんどの結婚相談所には連絡先交換のルールがあるので、そのルールに従いましょう。例えば、ゼクシィ縁結びエージェントでは、仮交際が成立する前の連絡先交換はトラブル防止のため推奨していません。お見合い後、仮交際が成立し、ふたりの意思確認ができた場合はLINE交換を行うケースもあります。
マッチングアプリの場合
特に決まりはありませんが、トラブル防止のためにも実際に会うことが決まった段階、つまりデートの約束をした段階など 自分なりの基準 を作っておきましょう。
婚活パーティや知人の紹介の場合
すでに相手に会っている状況なので「また会ってもいい」と思えば、その場でLINE交換しても問題ありません 。信頼できる主催者や知人が介在していること、その場で連絡先交換をしないとご縁が途絶えてしまうことが理由です。
初めて送るLINEに適した内容は?
お互いの意思を確認し、LINE交換をした際、最初に送るLINEはどんな内容が適しているのでしょうか。
LINEを交換した相手とは、交際に進展する可能性があるのでできるだけ良い印象を残したいですよね。そのためにも次のステップにつながるLINEを心掛けましょう。
アンケート(複数回答)では、初めて送ったLINEの内容で最も多かったのは「お礼・あいさつ」78.7%、次いで「自己紹介」26.2%、「デートのお誘い」14.8%という結果になりました。
最初のLINEはあいさつ、そしてお見合いやマッチングしたことへのお礼をする人が8割近くに上っています。あいさつやお礼は基本ですが、他にも相手のプロフィールに触れることで、「興味を持っている」という印象を与えることができます。まだ付き合う前の段階なので、気軽に返信できそうな軽い内容で文章も短めにしましょう。
実際に相手と会った場合
会ったときのお礼や感想を伝えましょう。前向きな言葉を添えると次につながりやすくなります。
例文
「〇〇さん、こんにちは。先日はお会いできて嬉しかったです。とても楽しい時間を過ごせたので、もっとお話しできたら嬉しいです」
まだ相手に会っていない場合
あいさつとLINE交換のお礼を伝えましょう。相手のプロフィールについて、興味のあること、共通の話題になりそうなことに触れると、会話が続きやすくなるでしょう。
例文
「〇〇さん、こんにちは。LINE交換、ありがとうございました。犬を飼っていらっしゃるのですね。私も犬派なんです」
付き合う前のLINEのやりとり頻度
交際前のLINEのやりとり頻度も次のステップに進む際の大切な要素になります。お付き合いに進む前の時期のLINEやりとりはどの程度が適切なのでしょうか。
アンケートによると、「毎日」47.5%、「2~3日に1日」37.7%、「1週間に1日」8.2%、「4~5日に1日」6.6%と、毎日やりとりをする人が半数近くを占める結果になっています。
ただし、まめにLINEを送り合いたい人もいれば、毎日は面倒と感じる人もいるので、人によって心地よい頻度は異なります。多すぎて相手の負担になったり、少なすぎて意思の疎通ができなかったり、ということを避けるため、この時期の連絡の頻度はある程度相手に合わせることがポイントです。
互いに心地よい頻度であれば問題ないのですが、「多い」「少ない」が気になる場合、早めの段階で相手と擦り合わせるとストレスが減り、スムーズに進む場合もあります。
例えば「私はこまめにLINEをする方が好きなのですが、〇〇さんはどうですか?」など、さらっと自分の希望を伝えつつ、相手の希望を聞いてみましょう。
「私はあまりLINEを見ないので、週に2~3回ぐらいがちょうどいいです」などの返信があれば、頻度が少なくても、それが相手のペースだと分かるのでヤキモキせずに済みます。
一番良くないのは、頻度が少ないときに「何か気に触ることを書いたかな……」や「あまり気に入られていないのかな」など、臆測することです。LINE頻度の好みは人それぞれ。お互いの落としどころを見つけ、無理のないコミュニケーションを心掛けましょう。
LINEを送るのにおすすめの時間帯
LINEを送る時間も注意したいポイントの一つです。仕事中や朝の忙しい時間などに送るとプレッシャーになる可能性もあります。自分は「返信はいつでもいい」と思っていても、相手は気にすることもあるので、時間を考慮するのは相手へのマナーと考えましょう。
職業などによって個人差はありますが、帰宅後のリラックスタイムやお昼の休憩時間などは、比較的負担にならない時間帯といえるでしょう。また、通知音をオンにしている可能性も考慮して、深夜や早朝といった時間は避けた方がベターです。
婚活相手に好印象を与えるLINEとは?
婚活で出会った相手に好印象を与えるLINEとは、どんな内容でしょうか。具体的な例文も含め解説していきます。
肯定的な受け答えをする
まず、大前提になるのが、肯定的な文章を書くことです。もし、自分と異なる意見だったり、興味のない内容だったりしても、いったん受け入れる返信をするようにしましょう。
例文
「そういう考え方もありますよね。私は〇〇と思っていましたが、とても参考になります」
「そうなんですね。私は詳しくないのですが、また教えてくださいね」
相手を褒める言葉を入れる
「肯定的な受け答え」と似ていますが、一歩進んで「相手を褒める」のは、好意を表せるポイントです。相手自身のことでなくても、趣味や仕事内容、休日の過ごし方などを褒めるのも一つの方法です。
例文
「料理が趣味なんですね、良い趣味ですね!得意料理はなんですか?」
「責任のあるお仕事なさっていてすごいですね!私の職業は〇〇です」
相手のプロフィールや話題に出たことに触れる
最初のうちは、共通の話題が少なく、何を書けばよいのか迷うこともあるでしょう。まずはプロフィールやLINEの会話で出てきた内容について触れるところから始めましょう。
例文
「カフェ巡りがお好きなんですね。私もコーヒーやスイーツが大好きなので、おすすめのお店があったら教えてください」
話題を振るなら日常的な軽い内容を
日常のなにげない出来事について触れつつ、相手の好みなど簡単な質問をするのもよいでしょう。訪れたお店の料理や風景などの写真を送るのもおすすめです。
例文
「こんばんは。お仕事お疲れさまです。今日は会社の近所にオープンしたカレーのお店でランチをしました。○○さんはカレーお好きですか?」
付き合う前のLINEやり取りで気を付けたいこと
前の項目とは反対に、交際に進む前の段階でのLINEやりとりで気を付けたいことは主に以下の4つです。
LINEの返信をせかさない
返信がないのは、忙しかったり、他のことに気を取られていたりといろいろな理由がありますが、返信を催促しても良いことはありません。焦らず、相手の返信を待ちましょう。
ただし、例えばデートの日にちが近づいている場合などは、相手の返信がなくても確認のLINEを送っても構いません。
外見・容姿に触れない
「キレイですね」「イケメンですね」「スタイルがいいですね」などは褒め言葉のようですが、言われて不快な思いをする人もいます。今の時代、親密な関係になる前に外見や容姿に触れることは避けた方がベターです。もし、褒めたいのであれば「笑顔が素敵ですね」「そのお洋服、とても似合っていますね」のように、直接的ではない褒め方をしましょう。
長すぎる文章を送らない
交際前の段階では、長文は控えた方がよいでしょう。長文を読むのが苦手だったり、長文というだけで「重い」と感じたりする人もいます。お互いをよく知る前の段階なので、LINEの文章は短く、さらっとした内容のものが無難です。もちろん、ケースバイケースなので、互いに長い文章を送り合ってストレスがなければ問題ありません。
ネガティブな内容は避ける
愚痴や重い悩み相談といったネガティブな内容は交際が進み、親しくなってからの方がベターです。同じく、親しくなる前に過去の恋愛や相手の収入など、パーソナルな質問は避けましょう。
付き合う前のやりとりでは適切な距離感を意識して
普段、友人や家族とは気軽にやりとりをするLINE。婚活相手だからといって身構えすぎる必要はないですが、思いやりのあるやりとりを心掛けながら、相手との適切な距離感を保ちましょう。そしてLINEでのやりとりは、あくまで互いに理解するためのツールと認識し、実際に会ったときに仲を深めることが大切です。
ゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活中の相手との付き合い方をマッチングコーディネーターに相談できます。もし相手とのLINEやメッセージのやりとりに迷ったら、気軽に相談してください。小さなことでも相談できるマッチングコーディネーターがいれば安心ですし、成功につながるアドバイスをもらえるので心強いですよ。
取材・文/関原のり子
【監修】
佐藤律子(さとうりつこ)さん
一般社団法人異性間コミュニケーション理事長、婚活のスペシャリスト。1972年宮城県生まれ。OLからウエディングプランナーへ転職し、レストランウエディング事業で驚異的な売り上げを達成。婚活イベント、ウエディング事業を通して1000組以上を結婚に導いた経験から、2016年に異性間コミュニケーション協会を設立し、婚活イベントの企画・運営や講師業を中心に活躍している。著書に「ジェンダーレス時代の男の子女の子の育て方」(秀和システム)、「夫を変える!魔法の言い方」(自由国民社)、「理屈で動く男と感情で動く女のもっとわかり合える会話術」「ずるいくらい思いのままに恋が叶う」(共に、かんき出版)など。テレビ番組の監修・出演も多数。
佐藤律子 公式ホームページ:https://www.iseikan.jp/
【データ出典】
ご自身に関するアンケート
調査期間:2022/6/24~2022/6/26
有効回答数:155人(男性)、155人(女性)
(インターネットによる20~40代向け男女アンケート調査 調査機関:マクロミル)
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