初デートは奢る・奢られるべきか？割り勘にすべきか？問題を男女208人に徹底調査！

付き合う前の初デートでは奢るべきか、割り勘にした方がいいのか……。人には聞きにくいこの悩みについて、20～30代の男女208人にアンケートで調査しました。希望する支払い方法や、奢りたい男性の理由・割り勘にしたい女性の理由などリアルな回答も公開！婚活コンサルタントの澤口珠子さん監修の下、初デートでのお支払いに関するマナーも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

まずは、アンケートの結果を数値で紹介します。

付き合う前の初デートでの支払いはどのようにしたいですか？

※データ出典：マクロミル

男性は、「自分が全額払いたい」と「自分が多めに払いたい」と答えた人が合計で66.3％いました。「相手に全額払ってほしい」「相手に多めに払ってほしい」と答えた人は共に０％、「割り勘（半々に折半する）」と答えた人は27.9％でした。半数以上の人が、全額または多めに支払いたいと考えているようです。

女性は、「自分が全額払いたい」と答えた人は０％、「自分が多めに払いたい」と答えた人は１％です。「相手に全額払ってほしい」「相手に多めに払ってほしい」と答えた人は合計で35.6％、「割り勘（半々に折半する）」と答えた人は56.7％います。半数以上の人が割り勘を希望していますが、約３分の１の人は男性に全額または多めに支払ってもらいたいと思っています。

アンケートでは、希望する支払い方法別にその理由も聞いてみました。「自分が全額払いたい」と「自分が多めに払いたい」と答えた男性の回答から見てみましょう。

自分が全額払いたい理由
「かっこつけたい」（30歳／男性）
「自分が誘った場合は全額支払う」（32歳／男性）
「脈ありであることが伝わるから」（25歳／男性）
「次回は奢りで、と次に会う約束ができる」（35歳／男性）

自分が多めに払いたい理由
「少し良いところを見せたいから」（21歳／男性）
「割り勘は恥ずかしい」（29歳／男性）
「奢られるのを嫌がる人もいるから」（38歳／男性）
「男が多めに払ってほしいと思っている女性が多そう」（36歳／男性）
「いきなり全額払うと相手に気を使わせるかもしれないから」（37歳／男性）

どちらも自分を良く見せたいという理由が多かったですが、「自分が多めに払いたい」理由には、相手を気遣う回答も多く見られました。「相手に負担をかけないために多く払おう」「気を使わせないように全額払うのは避けよう」、などと考えているようです。

「相手に全額払ってほしい」「相手に多めに払ってほしい」と答えた女性の回答は次の通りです。

相手に全額払ってほしい理由
「単純に嬉しい」（34歳／女性）
「それくらいの余裕がある人がいいから」（28歳／女性）
「スマートさを見せてほしい」（24歳／女性）
「初めてで払ってもらえなかったら、楽しくなかったんだなと思う」（30歳／女性）

相手に多めに払ってほしい理由
「初めてだから頑張ってほしい」（37歳／女性）
「かい性がある人がいいから」（24歳／女性）
「いいところを見せてほしい」（34歳／女性）
「全額は気が引けるが、少しは多めに払ってほしい」（39歳／女性）

どちらも、かっこいいところを見せてほしいという理由が多く見られました。また、「初めてのデートくらいは」という限定的な回答も多くあったので、毎回そうしてほしいわけではなく、初めてのデートだからこそいいところを見せてほしいと思っているのでしょう。

「割り勘（半々に折半する）」にしたい理由は男女共に回答があったので、それぞれ紹介します。

男性が割り勘にしたい理由
「お互いに気を使わずに済むから」（23歳／男性）
「初めでどういう反応をするか見てみたい」（37歳／男性）
「公平だから。多めに払ってほしいという女性は苦手」（35歳／男性）
「最初から多めに払うと次回からもそうなるため」（39歳／男性）
「初デートならまだ深い関係ではないので貸し借りはない方がいい」（24歳／男性）

女性が割り勘にしたい理由
「お互い気を使わないように」（39歳／女性）
「借りをつくりたくない」（32歳／女性）
「対等な関係を築きたいから」（28歳／女性）
「気兼ねなく次回も誘いやすいから」（31歳／女性）
「次はないと思った時にお互いに後腐れがない」（26歳／女性）

どちらもお互いに気を使いたくない、対等な関係性でいたい、という理由がほとんどでした。しかし男性の中には、デート代の支払いに関して相手の反応を見ることを重視しているような回答も多くありました。

初デートで奢るべきか、奢られるべきか、割り勘にするべきかで迷ったら、次に紹介するマナーを参考にしてみてください。

奢りたい気持ちがあるならごちそうする

もし、自分が全額ごちそうしたいと思い奢る予定でいるなら、相手がお手洗いに行っている間や自分がお手洗いに立つタイミングでお会計を済ませておくと、エレガントでスマートな印象を与えることができます。また、お会計のシーンで「全額出します」「いえ、自分も出します」などという押し問答も避けることができます。

支払い後に相手が恐縮するようであれば、「今日は時間をつくってくれてありがとう。一緒に過ごせて楽しかったからお礼の気持ちです」と感謝の気持ちも一緒に伝えると、押し付けがましくならず喜んでもらえます。

それでもさらに恐縮しているようであれば、「次回は割り勘にしましょう」など、次のデートにつなげるといいでしょう。

支払う意向を申し出て、相手の反応をうかがう

全額奢る、多めに出す、割り勘、どちらにするにも、まず自分がどう考えているか軽く申し出て相手の反応をうかがうのもおすすめです。

相手の反応によって、奢られたい派か割り勘派かなど支払いの意向が分かるので、それを尊重し、素直に受け入れましょう。相手の意見に寄り添うことで、柔軟な対応力と優しくてスマートな印象を与えることができます。

相手が「全額出す」と言ったら、一度は遠慮する

相手が全額出すと言ってくれたら、一度は遠慮しましょう。それでも相手がごちそうしようとしてくれる場合は、意向を汲んで相手の立場を立てることも大切です。

ごちそうしてもらったら、お会計の時・お店を出た時・翌日お礼のメッセージを送る時と、３回お礼を伝えると気持ちがしっかり伝わり、「ごちそうして良かった」と思ってもらえます。

また、相手に好意がありもう少し一緒にいたいと思ったときは、「この後もう少しお時間どうですか？」と聞き、2軒目のバーやカフェの支払いは自分が持つといいでしょう。

「次はごちそうさせて」と提案する

奢るつもりだったが割り勘を希望された場合や、相手が全額ごちそうしてくれた場合は、「じゃあ次回は私にごちそうさせてくださいね」と提案するといいでしょう。好意があるなら、次のデートにつなげるいい口実になります。

また、「奢る機会がある」「お返しの機会がある」と考えることで、「相手に支払わせてしまった」「ごちそうになってしまった」という、自分の気持ちの負担を軽減することができます。

初デートのお支払いでは、奢りたい、多めに出したい、割り勘にしたいなど、支払いに対する考えは人それぞれです。こうした方がいい、こうするべきという正解はないので、まずは軽く自分の希望を申し出て、それに対する相手の支払い意向を尊重することが大切です。

自分が奢りたいなら毎回奢るのもいいですが、正式に交際が始まったらお互いお金を出し合って共通のデート用のお財布をつくるとお支払いがスムーズに済みます。出し合う割合は話し合いで決めるといいですね。お互いに無理をせず、居心地良く一緒に過ごすことを重視できる関係を目指しましょう。

婚活で新しい出会いを探したいけれど、デートでの振る舞いに不安があるなら結婚相談所の利用もおすすめです。初デートのアドバイスなど、婚活のプロがしっかりサポートしてくれますよ。ゼクシィ縁結びエージェントでは、無料カウンセリングを実施中。気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文／仲西なほ子

【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで８年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を１対１で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の３軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」　幸せになるための最短ルート』（幻冬舎）、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』（総合法令出版）などがある。
公式サイト：https://sawaguchitamako.com/

【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間：2024/9/18～2024/9/19
有効回答数：208人（男性104人、女性104人）
（インターネットによる20～30代男女向けアンケート調査 調査機関：マクロミル）