「この人と付き合うかも」予感は当たる？感じる瞬間や外れるケースを紹介

初めて会って「この人と付き合うかも」と感じたら……その予感は当たる？それとも気のせい？予感が当たるケースと外れるケースについて心理カウンセラーの竹内えつこさんに詳しく聞きました。運命の人かも？と感じた瞬間にすべきことや直感の鍛え方も、ぜひ参考にしてみてください。

初めて会った人や、今までは何とも思っていなかった人といて「この人といつか付き合うかも？」と感じる瞬間はありませんか。どんな時にそう感じるのか、５つの瞬間を見ていきましょう。

１．連絡のタイミングが同じ

メッセージを送るタイミングが同じだったり、メッセージのやりとりのテンポが合うと思ったりすると、「この人といると楽」「一緒にいると無理せず過ごせそう」と感じますよね。

２．よく目が合う

一緒にいる時によく目が合うということは、お互い意識しているということ。「もしかしたらこの人は自分のことを……」と好意を持たれている可能性も考えたりします。

３．スキンシップが心地よい

ふと手が触れたり、ふざけてスキンシップしたりした時に意外なほど心地よいと、「この人とはしっくりくる」と思えます。

４．一緒にいて居心地が良い

長い時間を一緒に過ごしても疲れることがなく、居心地が良いと感じます。相手と一緒にいる自分が自然に感じられます。

５．自分と似ている価値観を持っている

話している時に、考え方や価値観が似ていることに気付くと、「この人は自分と相性が良いのでは？」という気持ちが湧き上がってきます。

「この人と付き合うかも」という予感がある時、本当に当たるのかとても気になるのではないでしょうか。「自分の願望？それとも本物の予感？」と考えてしまいますよね。予感が当たることの多い４つのケースを紹介します。

１．初めて会った気がしない

初対面なのに昔から知っているような気がする相手は、本能的に「相性が良い」と感じているのかもしれません。また初対面なのに話が尽きず、話をする中でふたりの共通点をたくさん発見することもあるでしょう。

２．自然体でいられる

ふたりでいる時に、変に気を使いすぎずに自然体でいられて、一緒にいることへの違和感がありません。無言の時間があったとしても、「何かしゃべらなきゃ！」というプレッシャーを感じず、心地よいと感じます。

３．言葉にしなくても伝わることが多い

お互いに思っていることが何となく分かって、言葉で伝えていないのにお互いを分かり合っているような感覚を覚えます。また、デートの時に食べたいものが同じだったり、最近好きな音楽や映画など、ハマるタイミングが同じだったりします。

４．肌が触れ合った時、心地よいと感じた

相手の肌に触れた時、すごくしっくりきて心地よいと感じます。初めて手をつないだ時に「この人と付き合うかも」と感じることも多いでしょう。

「絶対この人と付き合いそう！」「運命の人かもしれない」と強く感じても、その予感が外れることもあります。直感が外れてしまう３つのケースをチェックしましょう。

１．相手が八方美人なタイプだった

相手が誰にでも感じがよい八方美人タイプだった場合、他の人にも同じようにコミュニケーションを取って、メッセージを送っていたりすることもあります。目がよく合うのも自分だけではなかった……ということもあるでしょう。

２．外見だけがタイプだった

外見がタイプなので「付き合いたい！」という気持ちが先走り、「この人と付き合うかも」と思い込んでしまうこともあります。予感というよりも、自分の願望から生まれた気持ちだったのかもしれません。

３．自分の理想を押し付けていたことに気付いた

「この人は◯◯に違いない」などと自分の理想を相手に押し付けていて、「この人と付き合うかも」と気持ちが盛り上がることもあるでしょう。自分の中だけで理想像を作り上げていると、実際の相手とのギャップにガッカリしてしまいます。

「付き合うかもしれない」という予感がある時は、次の４つのことを試してみましょう。「運命の相手？」と考えてしまう人もいるかもしれませんが、まずは自分で考えて行動することが大切です。

１．予感は自分の思い込みではないか、冷静になって考える

「この人と付き合うんだろうな」と予感がすることは悪いことではありません。でも、「自分の思い込みではないか？」「こうなってほしいという自分の願望ではないか？」と冷静に振り返って判断することも必要です。

２．自分からアプローチする

予感するだけでは現実は何も変わりません。それを「本当」にするには行動するしかありません。「この人と付き合うんだろうな」と少しでも予感があるなら、自分から相手にアプローチしてみましょう。相手のことをよく知ることで、ただの予感だったものから現実のふたりの関係が変化していきます。

３．相手の意思を確認する

いくら自分は「この人と付き合うんだろうな」と感じていたとしても、相手も同じように感じているとは限りません。相手は自分のことをどう思っているのか、相手の意思を確認する必要があります。その際に「あなたも自分と同じように思っているよね？」と、返事を強要するのはおすすめできません。実際に会って話をする中で、相手の気持ちを確かめていきましょう。

４．未来を具体的にイメージする

「この人と付き合うかも」と予感があったら、その先の未来をイメージしてみましょう。「ふたりが付き合ったらどんなカップルになる？」。そして、そのずっと先の未来までイメージできるでしょうか。イメージを客観的に思い返し、ただの妄想や夢物語になっていないかどうか、自分に問いかけてみましょう。

大事なことを決断する時、「直感」は考えすぎるよりも正しい方向に導いてくれる場合もあります。直感力を鍛えるための５つの方法を紹介するので、チャレンジしてみましょう。

１．直感で選ぶ習慣をつける

自分の直感力を鍛えるために、直感で選ぶ習慣をつけましょう。モノを買う時、メニュー選び、どのルートで目的地に向かうかなど、生活する中にはたくさん「選ぶ」場面が出てきます。その時に自分の直感で選ぶということをやってみましょう。

２．自分の「好き」を知る

自分はどんなことに対して「好き」だと感じるのか、自分の「好き」を探してみましょう。そして自分はそれのどこが「好き」なのか、「好き」を深掘りしていくと良いでしょう。自分の「好き」に対するアンテナを知ることができます。

３．自分の感情に敏感になる

自分は今、どう感じているのか？自分の感情に意識を向けてみましょう。自分の感情に敏感になることができると、予感にも気付くことができます。

４．自分を信じる

自分を信じること、自信を持つことも大切です。「自分のためにこれを選んだんだ！」と、自分の選択を信頼できるようになると、自分の予感を信じることができるでしょう。

５．人と会う機会を増やす

いろいろな人と会う機会を増やしましょう。普段の行動範囲では会えない人と出会う機会を増やすことで、さまざまな価値観に触れることができます。自分の幅を広げることができると、より自分の「好き」を見つけやすくなるでしょう。

「◯◯かもしれない」という予感があった時、いったんはそれを信じて行動してみるのはおすすめです。「予感」は自分に何かしらを教えてくれています。自分の感情に敏感になることで、「予感」の精度を上げることができます。一度、予感が外れたからといって諦めず、その失敗を次に生かしましょう！自分を信じることができれば、きっとその「予感」は本物になりますよ。

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取材・文／竹本紗梨

【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異例の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。東京・恵比寿にカウンセリングルームを持ち、対面、オンラインでのカウンセリングを行っている。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ：https://counseling-sou.com/blog/