マッチングアプリ用の写真撮影を頼める友達がいないならどうすればいいの？

マッチングアプリに登録したいけれど、好印象を持たれるような写真がなく、撮影してくれそうな友人もいないときはどうしたらいいでしょうか？恋愛＆婚活コンサルタントの松尾知枝さんにお話を伺いました。マッチングやデートにつながりやすい＝好感度の高い写真とはどんなものかを解説。写真を自分一人で用意する対処法として、自撮りする場合やプロに頼む場合の撮影のコツをアドバイスします。また写真なしでも差し支えないのかどうか、写真ナシの場合の好感度を上げるポイントも紹介します。

マッチングアプリの写真を自分一人で用意する場合の対処法を紹介します。

緑や自然を背景に自撮りする

天気の良い日に、公園や自然のある場所で自撮りするのがおすすめです。自然光が表情を柔らかく見せてくれたり、緑を背景にすると笑顔が生き生きと写ったりするので好感度がグンとアップします。

三脚やワイヤレスボタンなどさまざまな機能が付いた自撮り棒を用いると、背景がバランス良く写り込みやすく、より魅力的な写真を撮ることができます。

自分を動画で撮影する

裏技としておすすめなのが、１～２分程度、動画を回して自分自身を撮影する方法です。

後で、撮影した動画を再生しながら自分が気に入った表情のところで一時停止ボタンを押し、スクリーンショットに撮るだけで自然な表情の写真が出来上がります。

プロに撮影を依頼する

料金はかかりますが、プロに撮影を依頼するのも一案です。追加でヘアメイクなどもお願いでき、写真のプロによるアドバイスも受けられるので一度は体験するといいでしょう。

ただし、スタジオ撮影だと背景が単調で表情が硬くなりがちなので、自然の中で撮影してもらう方がより魅力的な表情が写せます。

好感を持たれるプロフィール写真とは、どんなものでしょうか？マッチングやデートにつながりやすい写真の特徴や撮影のポイントを紹介します。

盛りすぎない

実際に会ったときに、写真と実物がまったく違うと相手をがっかりさせてしまう可能性があるので、盛りすぎは禁物です。

自然な感じの盛り方が好ましいので、画像を加工できるアプリなどを使う際も注意が必要です。加工レベルは50％を超えないように注意しましょう。

趣味が分かるものを映り込ませる

マッチングアプリの写真は複数枚用意することが多いので、２枚目以降の写真では趣味や好きなものなどを映り込ませましょう。

例えば、スポーツ観戦が好きな人はスタジアムの前で撮影したもの、サウナ好きなら銭湯やサウナ施設の前で撮影したもの、のれんを写り込ませた写真なども共通の趣味を持つ人との出会いや話題づくりに効果がありそうです。

グルメが趣味の場合、ソフトクリームやハンバーガーなどを手に持つのもいいでしょう。両手がふさがっているときは、三脚やスマホカメラのタイマー機能を使うと便利です。

手に小物を持って撮影する

手を前に組むとかしこまった感じになってしまうので、柔らかい感じにしたいときは小物を持って撮影するのがおすすめです。

例えば、コーヒー好きの人なら、お気に入りのコーヒーカップを手に持って撮影するのもいいでしょう。またテニスのラケットや野球ボールなど、趣味のアイテムを持って撮影するとよりその人らしさが伝わります。

レンズを凝視しない

写真撮影の際にレンズをじっと見ると、にらんだ感じや硬い表情になりがちです。

プロに撮影を頼む場合はもちろん自撮りの場合も、レンズのちょっと上をふわっと見るのがポイント。より優しい表情の、魅力ある写真になります。

楽しいことを考える

普段から写真を撮られ慣れていないと、表情が硬くなってしまいがち。そんなときは何か楽しいことを考えましょう。

「今日は何を食べようかな？」とか、お気に入りの動画やテレビ番組をはじめ、自分が笑顔になれることを考えると表情が柔らかくなりますので、ぜひ試してみてください。

撮影に慣れていないと伝える

プロに撮影を依頼する際は、「実は写真を撮られ慣れていないんです」「写真は苦手なんです」などと素直な気持ちを伝えましょう。

プロ目線の貴重なアドバイスがもらえたり、おしゃべりをしながら撮影したりと、緊張をほぐしながらより魅力的な表情を引き出してもらえるでしょう。

自分のベストアングルを研究する

鏡を見て、自分の顔をどの方向から撮影したら良いか、ベストアングルを研究しましょう。顔の角度を少し傾けたり、どちらかの肩を少し後ろに引いたりしてみるだけで見え方が変わります。

自撮りに慣れてくると、自然な表情がつくりやすくなり、プロに撮影してもらうときも無駄な枚数を減らすことができるのでおすすめです。

マッチングアプリのプロフィール写真は絶対に必要なのでしょうか？

写真を載せるメリットは視覚的な情報が伝わりやすいことです。一方、デメリットとしては写真からプライバシーが漏れるリスクがあること、また写真に印象付けられて誤った情報が伝わる可能性があることが挙げられます。

例えば写真ではおとなしい感じなのに、実際に会ったらはきはき話す行動的な女性だったといったミスマッチが生まれることもあるかもしれません。写真写りが悪い人や撮影に慣れていない人はマイナスイメージを持たれる可能性もあるでしょう。

反対に写真を載せないメリットは、強いて言えば、視覚的情報以外で好印象を持たれるよう工夫をすることで、「この人どんな外見なのかな？会ってみたいな」と好奇心やイマジネーションを刺激できることです。デメリットとしては、不誠実な印象や不信感、怠惰なイメージを持たれるかもしれないということです。

これらのメリット・デメリットを踏まえて、写真を載せるか載せないかを決めるようにしましょう。

ここからは、写真を掲載しない場合でも好感度の高いプロフィールにするためのポイントやコツを紹介します。

写真を載せない理由を書く

マッチングアプリで写真が紹介されていないと、「なぜ？」と思われるので、必ず理由を書きましょう。

職業によっては写真を載せにくい場合もあります。そんなときは自分がどんな仕事をしているのかさしさわりのない範囲で書くといいでしょう。それ以外の職業の場合も、例えば「会社員です」「自営業です」などと書く代わりに、具体的な仕事の内容や写真を載せない理由を説明すると、写真がないことに対して余計な詮索をされずに済みます。

人柄が伝わるよう言葉で表現する

写真を載せない場合は、自分の人柄や人間的な魅力が伝わるように趣味や価値観、こだわりなどを書くように心がけましょう。過去のエピソードなどを具体的に書くと相手に自分らしさを伝えることができます。

また、「第一印象は真面目そのものだったけど、仲良くなるとギャグを言ってくる面白い人といわれます」などと、友人や会社の同僚など第三者の言葉を伝えるのもいいでしょう。

顔のタイプなどに触れて自己紹介する

「タレントの〇〇に似ているといわれたことあります」「よくアニメの〇〇みたいな声といわれます」など、自分の容貌や見た目、話し方や声などの特徴を分かりやすく伝えましょう。他のユーザーがイメージしやすいような自己紹介を心がけて。

写真を撮ってもらう友達がいなくても、自分一人でも好印象につながるようなプロフィール写真を準備することはできます。そのためには普段から自分の顔を鏡でよく見て、どんな表情だとステキに見えるのか、どういう背景だと自分がより魅力的に見えるのかなど、自分自身を知ることが大切です。

写真を通して自分を客観的に見ることは、新しい自分を発見することにもつながります。人間的な幅を広げたり、成長したりするきっかけにもなるでしょう。自己プロデュースする気持ちで、楽しんで行動してみてください。

マッチングアプリ以外の方法で恋活や婚活をしたいと思うときは、結婚相談所を視野に入れるのもいいでしょう。ゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活のプロによる無料カウンセリングが受けられます。プロフィール写真に関する悩みや不安も気軽に相談できますので、興味のある方は無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか？

取材・文／Jun

【監修】
松尾知枝さん
恋愛＆婚活コンサルタント、株式会社インプレシャス代表取締役。国際線CAを経て、合コン総研アナリストとしてテレビや雑誌に出演。自身の経験と心理学をベースにした自分ブランド構築スクール「Precious 美女塾」を開設。女性の生き方を豊かにする人材開発を行い、全国から受講者が集まるようになり、著書の累計発行部数は10万部以上。セミナー、パーティ開催を通じ、多くの女性に恋愛アドバイス、出会いサポートを行っている。主な著書：『最高の自分で最高の相手をつかまえる！』（青春出版社）、『1日5分で夢が叶う 日記の魔法』（KADOKAWA）他
公式HP：https://chie-matsuo.studio.site/