- 相手が年上の場合
- 相手が年下の場合
- 相手が年上の場合
- 相手が年下の場合
- 相手を受け入れられる人
- 相手を支えようと思える人
- 安心や安定を求める人
- リーダーシップや決断力がある人
- 相手に弱音が吐ける人
- チャレンジ精神がある人
- 相手の価値観に興味を持ち、尊重する
- コミュニケーションを大切にする
- 共通の目標を持つ
- ふたりのやり方を貫く
- 相手を一人の人としてとらえる
好きな相手と年齢差があるとき、うまくいくのかな?相手は気にする?周りの人はどう思う?など気になることはありませんか。この記事では、20~30代の男女416人を対象にした年齢差についてのアンケートの結果や体験談を紹介。さらに、年上・年下と相性のいい人の特徴や年齢差カップルがうまくいくためのポイントを心理カウンセラー帆南尚美さんに伺いました。恋愛や結婚について年齢差で悩んでいる人は参考にしてください。
【アンケート】付き合う相手との年齢差は気になる?
まず、付き合う相手との年齢差が気になるかどうかのアンケートの結果を男女別・年代別に紹介します。相手が年上か年下かで男性と女性の気になり方に違いがあることがわかりました。
相手が年上の場合
Q1.交際相手が年上の場合、年齢差は気になりますか?
※データ出典/マクロミル
相手が年上の場合、男性ではすべての年齢層で、女性では25~39歳で気にならない人が半数を超えますが、女性の20~24歳だけは気にする人の割合が63.5%と高くなっています。
相手が年上の場合に気になる理由として、男性は「ジェネレーションギャップがあるから」(34歳/男性)、「子どもを持つことを考えると相手の年齢は気になる」(34歳/男性)などを上げています。
また、気にしない理由には「性格が合えば気にならない」(27歳/男性)、「本気で好きなら年齢は関係ない」(39歳/男性)などが挙げられています。
一方、女性が気になる理由として挙げているのは「10歳以上離れていると上司のイメージで、恋愛対象にならないから」(34歳/女性)、「価値観が合わなそう」(28歳/女性)などです。
反対に、気にならない理由には「精神年齢の方が大事だから」(37歳/女性)、「年上の方が魅力的だから」(26歳/女性)などが見られます。
相手が年下の場合
Q2.交際相手が年下の場合、年齢差は気になりますか?
※データ出典/マクロミル
相手が年下の場合では、男性と女性では答えが違ってきます。男性はすべての年齢層で「気にならない」と答えた人が「気にする」と答えた人より多いのに対し、女性では「気にする」と答えた人が多数派です。ここから、女性は相手が年下だと気にする傾向があることが読み取れます。
男性は「恋愛に年齢は関係ない」(20歳/男性)、「相手が若いとうれしい」(36歳/男性)など、年下でも気にならないと答える人が多いのですが、中には「年齢が離れすぎると価値観が違いそうだから、少しは気になる」(33歳/男性)という人も。
女性が年下を気にする理由には、「弟がいるので、年下だと恋人というより弟のように感じてしまいそうだから」(20歳/女性)、「話が合わなそう」(38歳/女性)などの理由が挙げられていました。
【アンケート】付き合う相手との年齢差はいくつまで?
次に、相手との年齢差は何歳までなら気にならないかについて聞きました。
相手が年上の場合
Q3.交際相手が年上の場合、許容範囲となる年齢差は?
※データ出典/マクロミル
相手が年上の場合には、男女とも年齢にかかわらず、許容範囲は4~6歳以上と答える人が30%~40%台と最も多く、大きな違いはありません。
女性では、年齢差が「7歳以上、何歳年上でもOK」と答える人が、30~34歳で46.1%、35~39歳で48.1%と高くなっていて、男性に比べると年上への年齢差のハードルが低くなっていることがわかります。
相手が年下の場合
Q4.交際相手が年下の場合、許容範囲となる年齢差は?
※データ出典/マクロミル
一方、年下の場合でも、許容できる年齢差に男女で違いが表れました。男性は、20~24歳では「1~3歳以下」が46.2%と最多ですが、35~39歳では「何歳年下でもOK」が最多となり、年齢が上がるにつれて許容範囲が広がり、年齢差を気にしなくなる傾向が読み取れます。
女性は、すべての年齢層で「1~3歳以下」が最多です。「何歳年下でもOK」と答える人は、35~39歳では20~24歳の約3倍に増えていますが、それでも全体の17.3%と少数派。年下については自分と年齢が離れすぎない方がよいと考えていることがわかります。
年上と相性がいい人の特徴
自分が付き合うときに年上と年下のどちらと相性がいいかを知りたいという人も多いのではないでしょうか。まずは、年上と相性がよく、うまくいく人の特徴をまとめました。
相手を受け入れられる人
学生時代の先輩と後輩の関係のように、日本には古くから「年上がリードするもの」「年下は年上に従うべき」という考え方があり、無意識にそういう行動を取ることは少なくありません。
でも、年上でも甘えん坊はいますし、年下でもしっかり者はいます。「相手は年上だから何でもできる」「やってくれるだろう」と決めて頼るばかりではなく、目の前の相手をそのまま受け入れ、尊重できる人こそ年上との相性がいいといえるでしょう。
相手を支えようと思える人
一般的には年上が年下を支えると思われがちですが、年上の人がいつもしっかりし続けられるとは限りません。
悩んだり、落ち込んでいたりして、いつものようにうまく物事を進められずにいるとき、年齢の上下にかかわらず手を差し伸べ、相手を支えようと思える人は、年上からパートナーとして信頼されるでしょう。
安心や安定を求める人
年上の人は知識や人生の経験が多く、将来設計や経済面で年下より一歩先を歩いている人も少なくありません。
包容力や余裕にひかれる人、安心や安定を求める人は、年上の人と付き合うとしっくり落ち着いていられるでしょう。
年下と相性がいい人の特徴
年上派に続いて、ここでは年下派について解説します。どういう人が年下の彼女や彼氏とうまくいくのかをまとめました。
リーダーシップや決断力がある人
何か大きな決断が必要なときに年上の人を頼るのは自然なことで、恋愛や結婚でも起きうることです。
相手に頼られたときに、自分の意見を言って引っ張っていけるようなリーダーシップや決断力がある人は、年下との相性がいいでしょう。
相手に弱音が吐ける人
年齢に縛られずに弱音を吐ける人は、年下の恋人とうまく付き合えるでしょう。
相手が年下でも甘えられ、弱音を吐くことができるのは、年齢に関係なくお互いが対等だからこそ。自分は年上なのだから弱みは見せられないとこだわりすぎると対等な関係は築けません。
チャレンジ精神がある人
年齢が上がるにつれ、新しいことを始めるのがおっくうになったり、保守的になったりすることはよくあることです。
そうではなく、年下のパートナーが自分の知らないことをしている、新しいことを始めようとしているときに、一緒にやってみようとするチャレンジ精神や柔軟性がある人は年下といい関係が築けるでしょう。
年の差カップルがうまくいくためのポイント
アンケートでは「年齢差があると価値観が違わない?」「話が合わないのでは?」という不安の声も聞かれました。ここでは、年の差カップルがうまくいくためのポイントを具体的に紹介します。
相手の価値観に興味を持ち、尊重する
年齢差があるということは、育ってきた時代に多少なりとも違いがあるので、価値観や考え方の違いを感じることがあるかもしれません。
しかし、違いは、年齢差だけでなく、育ってきた環境や経験、学び、感性などさまざまなことから生まれてくるもの。つまり、価値観や考え方がまったく同じという人はいないと言ってもいいでしょう。
もし相手の価値観が自分と違っても、違うことばかりに目を向けるのではなく、相手の価値観に興味を持ち、大切にしようと思えると年齢差があってもうまく付き合っていけるはずです。
コミュニケーションを大切にする
「自分は年上だから、わがままを言わないようにしよう」とか、「年齢差があるから言ってもわからないかも」と、たとえ相手を気遣っているのだとしても、心の内を伝えないのは望ましくありません。お互いに理解し合えない状態を作ってしまうので、関係を深めるには逆効果といえます。
年の差カップルこそ、思ったことを相手に理解してもらえるように丁寧に伝え、相手の言葉に耳を傾けるコミュニケーションが大切です。話し合うことはお互いをわかり合うための第一歩です。
共通の目標を持つ
ふたりで共通の目標を持つこともおすすめです。趣味でも仕事でも、たとえ日常の小さなことでも、共通の目標を持っていると、ふたりで同じ方向を見ながら協力して進んでいくことになります。ふたりの結び付きが強くなり、年の差が気にならなくなるでしょう。
ふたりのやり方を貫く
年齢差があることで、周りから「相手が年下だと〇〇でしょう」「年上なんだから〇〇すべき」など、ちょっと偏った見方をされることがあるかもしれません。
でもそれはあくまでも他人の意見です。周囲の声に惑わされず、ふたりのやり方を大切にして貫いていけば問題ありません。
相手を一人の人としてとらえる
年上だから、年下だからと考えるのではなく、「相手のここがすてき」と相手を一人の人として見て、大切にしようとする気持ちは、年齢差カップルがうまくいくための重要ポイントです。
一人の人として好きになったら、そのときにはもう年齢差は、気になることでもハードルでもなくなっているでしょう。
年齢差を気にしすぎないで!
うまくいっている年の差カップルが「付き合っているうちに年齢差なんて気にならなくなった」と言うことがあるように、年齢差は揺るがない壁ではありません。また、年下が好みだと思っていたけれど、年上の恋人とうまくいっているという人も、またその逆のパターンの人もいます。このように、出会いで気持ちが変わっていくこともあるはずです。
「人を好きになって付き合うのに、年齢差だけがハードルになることはない」「あくまで相性の一つの要素」と考えて、あまり気にしすぎない方がいいでしょう。
もし将来の結婚相手は年下がいい、年上がいいなどの理想の形があるときは、コーディネーターに希望を伝え、相談しながら婚活を進められる結婚相談所で理想のタイプを探してみるのもおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを行っているので活用してみてはいかがでしょう。
取材・文/福原敦子
【監修】
帆南尚美さん
カウンセリングサービス所属・心理カウンセラー
大学卒業後30年間、外資系IT企業に勤務。40代後半になって本格的に自分の心と向き合い始め、心理カウンセラーに転身。仕事は好きだが対人関係や恋愛・夫婦関係がうまくいかない、などの問題を精力的にサポート。男性/女性心理、対人心理の分析により、対処法を一緒に考えていくカウンセリングスタイル。「前向きになれる」「自分の成長が実感できる」などの声が多数。心理学を身近なシチュエーションでわかりやすく解説する講座や講演も多くの支持を得ている。
公式ブログ:https://honaminaomi.blog.jp/
【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間:2024/3/13~2024/3/14
有効回答数:416人(男性208人、女性208人)
(インターネットによる20~30代向け男女アンケート調査 調査機関:マクロミル)
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