- 1.結婚生活に対する漠然とした怖さ
- 2.恋愛経験の少なさに起因する怖さ
- 3.条件でふるいにかけられることに対する怖さ
- 1.結婚生活に対する怖さは「幸せな結婚生活」の話を聞いて払拭
- 2.恋愛経験の少なさに起因する怖さは「誠実さ」を示すことで払拭
- 3.条件でふるいにかけられる怖さは「結婚相談所」で払拭
- 1.「相手からの拒絶」に対する怖さ
- 2.終わりが見えないことに対する怖さ
- 3.「一人で決断」する怖さ
- 1.「相手からの拒絶」に対する怖さは「婚活ではあり得ること」と考えることで払拭
- 2.終わりが見えないことに対する怖さは「期間を決める」ことで払拭
- 3.「一人で決断する」怖さは「誰かに相談する」ことで払拭
- ステップをあせり過ぎない
- 相手の条件ばかりを気にしない
- 自分の要望ばかりを押し付けない
- ほかの異性の話をしない
「婚活を始めたい」と思っているけれど「最初の一歩が踏み出せない」という人も少なくないのでは?「時間がない」「何から手を付ければいいのかわからない」……etc. など、理由はいろいろ考えられますが、一つに「恐怖心」というものもありそうです。ここでは「婚活を始めるにあたって、なぜ恐怖を感じるのか」という理由や、恐怖心に打ち勝つための心得について、心理カウンセラーの竹内えつこさんと共に考えていきます。
【婚活前】婚活を「怖い」と思う理由
まずは婚活を始める前に「婚活が怖い」と感じてしまう心理について考えていきます。
1.結婚生活に対する漠然とした怖さ
結婚生活をイメージしたときに「先の長い人生を、相手とふたりで歩むことができるのか」「相手の家族とはうまく付き合えるか」「子どもができたらどうすればいいか」など、漠然とした不安が湧き、婚活を怖いと感じます。
実はそこまで結婚に対するモチベーションが高くはないのに、年齢や親に対する責任感から「結婚しなくてはいけない」と考えている人に多いケースです。
2.恋愛経験の少なさに起因する怖さ
異性と関係を築くことに自信がない人は、婚活を怖いと感じます。特に恋愛経験が少ない人は、異性に対して引け目を感じるケースが少なくありません。
婚活を始めようとしても「自分は相手にされないのでは」「他の相手と比べて物足りないと思われてしまうのでは」とネガティブに考えてしまい、どう振る舞えばよいかわからなくなってしまいます。
3.条件でふるいにかけられることに対する怖さ
ほかの候補者と比較された際、「自分を選んでもらう自信」が持てずに婚活を怖いと感じます。
特に年齢や年収、結婚歴などに引け目があり「婚活市場において自分の価値が低い」と感じている場合、「どうせ誰にも目に留めてもらえないだろう」と、婚活に対して消極的になりがちです。
【婚活前】婚活が怖いときの解決策
では、こうした「婚活前の恐怖」に打ち勝つには、どんな対策をすればよいのでしょうか。ここでは解決策について考えていきます。
1.結婚生活に対する怖さは「幸せな結婚生活」の話を聞いて払拭
「結婚生活」に漠然と不安を感じている人は、親や結婚している友人など「結婚して幸せな家庭を築いている人」に話を聞いてみましょう。「結婚してよかったエピソード」を聞く中で、結婚に対するイメージも次第にポジティブなものになるはずです。
そして、聞いた話を基に「自分の理想の結婚生活はどんなものか」を具体的にイメージしてみることもおすすめです。どんな家に住んで、そこでどんな生活がしたいか。そのとき隣にいるパートナーはどんな人なのか。イメージが具体的になると「すべきこと」が明確化し、漠然とした不安が薄れてくるはずです。
2.恋愛経験の少なさに起因する怖さは「誠実さ」を示すことで払拭
恋活と違い、婚活では「いかに誠実で信頼できる人であるか」という点が重視されます。婚活において「恋愛経験の少なさ」は、決して卑下すべき要因にはなりません。
誠実に向き合う姿勢を示すことで、相手にもポジティブな印象を持ってもらうことができるはずです。
3.条件でふるいにかけられる怖さは「結婚相談所」で払拭
自分の「婚活市場における価値」に自信がない人は、結婚相談所を利用するのも一案です。
結婚相談所では、自分の条件を受け入れてくれた相手のみが紹介されます。仮に年齢や結婚歴、年収などに引け目がある場合でも、その点を受け入れてくれる人に絞って紹介してくれるはずです。
【婚活中】婚活を「怖い」と思う理由
ここまでは「婚活前の恐怖とその対策」について考えてきましたが、いざ婚活をスタートさせても、次は異なる要因から恐怖を覚えるかもしれません。ここでは「婚活中」に恐怖を覚える心理について考えていきます。
1.「相手からの拒絶」に対する怖さ
自分は「順調だ」と思っていたのに、急に相手と音信不通になったり、「交際を辞めたい」と言われたりして、関係を絶たれてしまうことがあるかもしれません。
そのときに拒絶の理由が明確にわからないと、次の新たな出会いに怖さを感じるようになってしまいます。
2.終わりが見えないことに対する怖さ
婚活が思うように進まない場合、先の見通しが立たたないことに恐怖を覚えるかもしれません。
「たくさんの人と出会っているのに、結婚まで話が進まない」「自分の条件に合った人と、なかなか出会えない」など、婚活を一生懸命にがんばっている人ほど、その恐怖感も大きなものになるでしょう。
3.「一人で決断」する怖さ
婚活では比較的短期間で「結婚するかどうか」を見極める必要があります。しかし「どうしても決断を先送りしたい」という場面もあるでしょう。
そこで「決断する必要があるのにできない」という罪悪感から、返事を待たせている相手や結婚相談所のコーディネーターから「急かされている」「責められている」と感じてしまう可能性があります。
何度もそんな経験をすると、次第に「婚活が怖い」と思うようになるかもしれません。
【婚活中】婚活が怖いときの解決策
では、こうした「婚活中の恐怖」に打ち勝つには、どんな対策をすればよいのでしょうか。ここでは解決策について考えていきます。
1.「相手からの拒絶」に対する怖さは「婚活ではあり得ること」と考えることで払拭
婚活では「複数の人と並行して話を進めている」ケースが少なくありません。そのため「相手を1人に絞り込む過程で、ほかの候補者を切る」ということが起こり得ます。まずは突然関係を絶たれても、必要以上に「自分に非がある」と思い込まないことが大切です。
どんな事情があったにせよ「急に音信不通になる」のは不誠実な行為です。仮にそんな相手と関係を続けても、この先再び不誠実な振る舞いを繰り返されるかもしれません。「よりよい出会いのために、この関係は終わるべくして終わった」とポジティブに考えるようにしましょう。
2.終わりが見えないことに対する怖さは「期間を決める」ことで払拭
期間を決めずに漠然と婚活を続けていると終わりが見えないと感じやすくなります。最初こそ懸命に取り組んでいても、婚活期間が長くなるにつれ、つい惰性的になってしまう面もあるでしょう。
そんなときにおすすめしたいのが「◯カ月間」「年末まで」など期限を切り、期間内はしっかり婚活に集中すること。期間内で結果が出なかった場合は、ここまでの婚活を振り返って改善点を洗い出し、アプローチを変えてみましょう。戦略的に婚活を進めるうちに、手ごたえが得られるようになってくるはずです。
3.「一人で決断する」怖さは「誰かに相談する」ことで払拭
決断を迷うときには「自分で決断しなくてはいけない」と一人で抱え込まずに、まずはコーディネーターへ相談してみましょう。思いや立場に寄り添った、有意義なアドバイスがもらえるはずです。
それでも決断できず「誰かを待たせてしまっている、急かされている」と感じてしまうときは、「第三者を介さない場」での婚活も一案です。特に「婚活」とくくらず、恋人を作る気持ちで相手を探すとよいでしょう。
「判断に迷いたくない」という人は、あらかじめ「絶対に譲れない条件」をいくつか決めておき、「この条件をクリアしている人とだけステップを進める」とルールを決めておきましょう。
“怖い”婚活女子・男子にならないために気を付けたいこと
ここまで「婚活前や婚活中に恐怖を覚える理由や対策」について考えてきましたが、同様に相手もまた「婚活が怖い」と考えている可能性がある、という点を見落としてはいけません。ここでは「相手に婚活を怖いと思わせないよう気を付けたい」ポイントについて考えていきます。
ステップをあせり過ぎない
「とにかく結婚がしたい!」という思いから、相手との関係を築く前に強引にステップを進める姿勢が見えると、相手は尻込みしてしまいます。
「結婚」は決してゴールではなく、あくまで家族になるスタート地点です。家族になるにはまず、パートナーとなる相手との人間関係構築が大切であることを忘れずに。
相手の条件ばかりを気にしない
「自分が求める条件を満たしているか確認したい」からといって質問攻めにすると、相手が委縮してしまうかもしれません。
「条件をクリアしていれば、よい結婚相手」とは限りません。婚活の場ではふたりの共通点やお互いの趣味の話、休日の過ごし方など、相手の人となりを知ることが大切です。
「それでもやっぱり条件を重視したい」という人には、結婚相談所の活用をおすすめします。気になる条件をクリアした人だけが紹介されるので、「自分で相手に条件を確認する」ステップが不要となります。
自分の要望ばかりを押し付けない
「結婚したら〇〇してほしい」という要望を相手に押し付け過ぎると、相手も疲れてしまいます。自分に要望があるのと同様に、相手にも要望があることを忘れてはいけません。
コミュニケーションは「お互いを知り合うこと」からスタートするもの。もし自分と相手の要望がかち合ってしまった場合は、ほどよい落としどころを探すこともまた、コミュニケーションのうちです。
ほかの異性の話をしない
話題の性質を問わず、婚活中にほかの異性の話をするのは避けましょう。
「あなたの前会った人が◯◯してくれた」など、ほかの異性を持ち上げるような発言は、相手を「どうせ自分は」と不安にさせてしまいます。逆に「この前会った人が◯◯で最悪だった」など、ほかの異性に対する悪口は、相手を「自分も影では悪口を言われているのかも」と疑心暗鬼にさせてしまいます。
「怖さ」の理由を理解することが恐怖感払拭への第一歩
新しいことをスタートさせるにあたり、不安を覚えるのは当然です。ましてや「結婚」という、人生の岐路を決めるステップとなれば、怖さを感じるのはみんな同じでしょう。
しかし「なぜ怖いと感じるのか」という心理を理解することで、恐怖感の根源となっている「得体の知れなさ」の大部分が払拭されるはずです。その先には素敵な結婚生活が待っていることをイメージし、勇気を持って婚活への一歩を踏み出してください。
「それでも不安」という人には、コーディネーターのサポートが受けられる結婚相談所での婚活がおすすめです。ゼクシィ縁結びエージェントでは、婚活に関する無料カウンセリングを実施中ですので、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
取材・文/吉田美奈子
【監修】
竹内えつこさん
心理カウンセラー。大学時代に心理学を学び、卒業後はバーテンダー、アロマセラピスト、アロマ講師、カウンセラーという、異色の職歴を持つ。得意なジャンルは夫婦問題・パートナーシップ。現実的かつ理論的なアドバイスに定評があり、悩みを抱えている多くの女性たちから支持を得ている。
公式ブログ:https://counseling-sou.com/blog/
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