マッチングアプリの初デートで夜会おうと言われた！相手の心理は？注意すべきことは？

マッチングアプリで出会った相手に初デートで夜会おうと誘われたら、どうすればよいのでしょうか？この記事では、夜に会おうとする相手の心理や理由、相手に下心がないかの見極め方、夜デートの注意点、避けたい時の上手な断り方などについて、マッチングアプリでの出会いに詳しいブライダルコンサルタントの江頭美鈴さんに教えてもらいました。

マッチングアプリで出会った相手との初デート。夜は避けるべきなのかと迷う人もいますが、メリットもたくさんあるので、むやみに避ける必要はありません。

夜のデートは、スケジュールを合わせやすく、仕事の後の自然な流れで気軽に会うことができます。昼間のデートよりも夜の雰囲気の後押しで緊張しにくいので、心理的距離も短時間で縮まりやすいでしょう。また、開放的になれる休日の前夜だとよりリラックスして臨めます。

終業後のデートの場合、移動時間や身なりを整え直す時間なども考慮すると、18時半から遅くとも19時スタートの時間帯がおすすめです。それより遅いと、終電など帰り時間の心配も増えてくるので、なるべく早めの時間帯にセッティングすることがポイントです。

お互いにもっと早めに会えそうであれば、例えばお店の開店時間に合わせて18時スタートなどでもよいでしょう。開店直後は掃除をしたばかりできれいな上、すいていることが多いからです。居酒屋系のお店でも、まだ酔っている人もいない場合が多いので、ゆっくり会話が楽しめます。

いずれの場合でも、慌てずに行ける時間帯の中でも早めの時間に約束をしましょう。

お互いのことをまだよく知らないのに夜デートに誘ってくるマッチング相手は、どのような心理・理由で誘ってくるのでしょうか。

仕事終わりの流れで予定を入れやすいから

仕事終わりに仲間とご飯を食べに行くような自然な感覚で気軽に誘うことができます。深く考えずに、ただ単に予定を入れやすいという理由が考えられます。

リラックスした雰囲気で会いたいから

相手の顔がばっちり見える明るい昼間より、暗い夜の方が緊張しにくいと好む人もいます。また休日はのんびり起きて一通りの用事を済ませてから夜なら外出しやすいという人も。

平日は仕事の後という開放感もあってリラックスできるので夜を提案するというケースもあるでしょう。

お酒を飲みながら話したいから

お酒を飲むのが好きな人は、夜のデートをしたがる傾向があります。お酒が入ることで開放的な気持ちになり、楽しく会話が弾んで短時間で仲良くなりやすいのでは、という期待もあるのでしょう。

デートに特別感を出したいから

キャンドルや夜景に照らされ、お互いがより魅力的に見える非日常空間でデートを楽しみたいと考えるロマンチックな人もいます。今回の初デートは特別だからと大切に考えた上で夜デートを提案しているのかもしれません。

マッチング相手が、前述のような心理・理由で夜デートに誘ってきたのだとしても、本当は下心があるのではと考えてしまうこともあるでしょう。その本心を見極めるには、どのようにチェックすればよいのでしょうか。

会う前に電話でも話をする

文字のやりとりだけではなく、電話でも話をしてみましょう。相手との会話のリズムやフィーリングが合いそうか、より会ってみたい気持ちになるかを確かめることができます。

事前に電話で話をしてから会えば、当日初対面でも会話が弾みやすくなります。

早いデート時間を提案する

早い時間を提案しても、相手が「仕事が終わらないと思うから、どうしても21時頃になる。休日の昼間も無理」などとまったく譲る姿勢を見せない場合は注意が必要です。

「遅い時間だと帰りが不安だから、また別の機会にしましょう」などと言い、いったん保留にしましょう。

相手に指定された場所をチェック

相手が指定するお店などが駅から遠く、例えばホテル街を通らないと行けない場所などの場合は下心があるかもしれません。

「車で駅に迎えに行くから大丈夫だよ」と言われたとしても、夜の初デートでいきなり車内などの「密室」は避けましょう。

初デートで夜は不安だと伝えて反応をみる

さりげなく「初めてのデートで夜に会うのは、ちょっと不安かな……」などと伝えてみましょう。警戒心が強く出すぎて相手に嫌な印象を与えてしまわないよう、できるだけ柔らかく伝えるのがコツです。

誠実な人なら気持ちを理解して「あ、ごめんね、じゃあ昼間にしようよ」などと受け入れてくれるはずです。反対に「そんなの大丈夫だから夜にしようよ」と強引な人は要注意です。

マッチング相手と夜に初デートをすることになった場合、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

デートの待ち合わせは早い時間にする

マッチングアプリで意気投合したとしても、相手のことがまだ理解不足な面も多いので、スタートは早めの時間に設定しましょう。遅いスタートだと、うっかり終電を逃してしまうかもしれません。

例えば18時半からのデートの場合、ゆっくりおしゃべりをしても21時台の電車には乗るくらいがちょうどよいです。次につながるよう、楽しい余韻が残るくらいでお開きにしましょう。

また、あらかじめ帰り時間を決めておくと、その場の雰囲気で流されにくくなります。「〇時の電車で帰る予定なので、それに合わせられるとありがたいです」などと伝えると、誠実な相手なら間に合うように気を遣ってくれるでしょう。

お店の場所は明るく駅に近い場所を選ぶ

駅に近いところや明るく人が多いところにあるお店を選びましょう。

提案されたのが知らないお店だった場合は一度保留にしてお店の場所などを確認し、不安であれば別のお店への変更を提案しましょう。

密室を避ける

車や個室など一目のないところでの二人きりになるのは避けましょう。

例えば「駐車場に車があるから、お店を出て少し中で話をしない？」と言われたり、「家がここから近いからちょっと寄っていかない？」と言われても断るのが賢明です。

きちんと感のある服装を選ぶ

服装は無言のメッセージとも言われています。きちんとした印象を持たれそうな服を選び、誤解を受けにくい装いを心がけましょう。

自分の好みであっても最初の夜デートで体の線が出すぎていたり露出が多めだったりすると、相手は驚いてしまったり、間違った受け止め方をされる場合があります。

自分のドリンクの管理をする

無理をせず、いつも飲み慣れているものを注文しましょう。どんどん飲むように勧められても気を使って飲みすぎないように注意が必要です。

また、身を守る意味でも、マナーの観点からも自分のドリンクは意識的に管理するのがおすすめです。

化粧室の利用は入店した時や帰る時に済ませるようにし、やむを得ず途中で席を外す時は、ドリンクは飲みきって、席に戻ってから新しいドリンクを頼むようにしましょう。

帰りたい時間に友人に電話をかけてもらう

帰りたい時間にうまく切り上げられるか不安な場合は、心を許せる友人にあらかじめ相談して、帰りたい時間に電話をかけてもらうのも一つの方法です。

「友人から相談を持ち掛けられた」などと伝えれば、たとえ話が弾んでいても帰るきっかけを作ることができます。

やっぱり夜デートは避けたいという場合は、無理せず断ってOK。デート自体は楽しみということが伝わるように、昼間にしたい旨を明るく言えるといいでしょう。なるべく波風を立てずに上手く断る方法を紹介します。

ランチデートやカフェデートを提案する

「夜はまたの機会にして、ぜひ○○のおいしいランチを一緒に食べに行きたいな」「素敵なカフェがあるから、一緒に行ってみたいな」などと、夜デートを断る代わりに昼間のデートの提案をしましょう。

次の日の用事を理由にする

「次の日の朝が早いから夜に会うのは自信ないな」などと夜に会うのは都合が悪いことを伝えましょう。

残業を理由にする

「いま仕事が繁忙期で、当日急に残業になる時もあるから、休みの日の昼間が一番いいかな」などと残業を理由に断るのもおすすめです。

予定が入っていると伝える

「仕事終わりはたいてい職場のメンバーでご飯食べに行くから、夜は難しいかな」などと伝えるのも一案。

または「仕事終わりはジムに行くから、休みの日の昼間がありがたいです」などすでに別の予定が入っていることを伝えましょう。

お酒の場が苦手な旨を伝える

「お酒はあまり飲めないし、ランチデートの方がうれしいな」などとお酒を理由にするのもおすすめ。本当はお酒が好きな場合でも、その日は飲めないことを伝えましょう。

マッチングアプリで出会った相手から夜デートに誘われても、必ずしも危険というわけではないといえそう。むしろ、夜デートの方がお互いの距離を縮めやすいなどのメリットもたくさんあります。とはいえ、リスク回避のための対策をしておくことも大切です。

もし、婚活でマッチングアプリを使っていて、心細さを感じている場合は、結婚相談所を検討するのもおすすめ。結婚相談所では、希望や条件にぴったりなお相手探しはもちろん、マッチング後のデートを成功させるためのアドバイスをもらうこともできます。

ゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを実施しています。詳しいサービス内容を知りたい場合はぜひ気軽に活用してみてはいかがでしょうか。

取材・文／前川ミチコ

【監修】
江頭美鈴さん
M.E.プロダクション 代表
一般社団法人 エグゼクティブ・イメージコンサルタント 代表理事
東映株式会社の専属女優を経て、アナウンサー・司会等の話す仕事へ転向。NPO法人日本サービスマナー協会認定マナー講師、一般社団法人全日本ブライダル協会ブライダルコンサルタント、全日本ブライダルMCアライアンス所属。ICBインターナショナル認定イメージコンサルタント、NPO法人日本交流分析士協会心理カウンセラーなど。「話し方」「ファッション」「マナー」「心理」の４つの専門スキルを統合した独自カリキュラム、メソッドを開発。現在は、婚活講師、マナー講師、話し方講師をはじめ、企業・団体の人材育成に携わる。
公式サイト：https://me-pro.biz/index.php