寡黙な男性の魅力とは？特徴・心理から好きなタイプ＆アプローチ方法まで徹底分析！

寡黙な男性が気になるけれど、あまり言葉を発しないだけにどんな人かつかみにくいと思う人も多いでしょう。そこで、寡黙な男性の心理的な特徴や恋愛傾向、好みのタイプの女性まで、心理カウンセラー 近藤あきとしさんの監修の下、ご紹介します。また、男女516人に実施したアンケートで上がった、寡黙な男性の魅力も要チェックです。

寡黙という言葉の意味は、口数が少ない様子のこと。「寡」は少ない、「黙」は言葉を出さない、黙るということで、発する言葉の量がとても少ないということです。

寡黙な男性とは、言葉通りで言うと口数が少なくて物静かな男性を言いますが、寡黙であることで、口が堅く、冷静沈着でクールで落ち着いた雰囲気も感じさせます。

寡黙な男性の周囲に与える印象やその理由、また行動パターンや心理的な傾向について解説します。寡黙な男性に全ての項目が当てはまるわけではなく、人によっても傾向は変わりますので、気になる人をイメージしながら参考にしてみてください。

口下手で物静か

人前へ出ることが苦手で恥ずかしがり屋の人が多く、人付き合いに消極的。物事を慎重に考えるので、おのずと口数が少なくなりますが、言葉で人を傷つけることはあまりありません。思慮深く、クールなイメージを与えます。

冷静で落ち着いている

周りの状況を良く見て、人の話をよく聞けます。そのため、感情に振り回されず、分析力・判断力にもたけています。何かトラブルが起きても、慌てず、適切な対応ができることが多いでしょう。

沈黙を心地よく感じる

沈黙が平気なので、一緒にいる人にも会話を求めません。言葉より共有する時間そのものや居心地の良さを大事にする人です。

慎重でマイペースを好む

物事に淡々と取り組みますが、行動を起こすことには慎重になりがち。職人的な仕事、細やかさを求められる仕事が得意です。

人付き合いでは、気の利いた言葉やサプライズは苦手で、飾り気なく実直なコミュニケーションをする傾向があります。

周りから信頼される

口が堅く、秘密をもらさないので、周囲から信頼されることも多いでしょう。マイペースにも映りますが、周りに流されず強い意志を持っているため、誠実な印象を与えます。

一人の時間を大切にする

初対面の人や知らない人との会話はあまり重要だと思っていない傾向があります。そもそも人と群れることを好まないという人もいます。

また、読書や釣り、DIYなど、人と会話をしなくても済む趣味を持っていることもあります。

慎重で合理的な完璧主義者

効率的であることを好むタイプで、目的のない会話が苦手です。会話にも効率を求めるので、寡黙になりがちですが、内面にしっかり向き合えるという側面もあります。

言葉に厳密

どうしたら相手に自分の言葉が間違いなく伝わるかを大切にします。そのため、考えている時間が長くなります。

失敗したくない

おかしなことや場にそぐわないことを話して、笑われたり、嫌われたりしないか気にして、失敗するくらいなら黙っていた方がましだと思って寡黙になる人もいます。

また、人と関わることが苦手だと、それを悟られたくないために、口数が少なくなってしまうこともあります。

何を話したらいいかわからない

寡黙だからといって、けして話したくないわけではありません。人付き合いが苦手だと、今何を話したらいいかわからないというだけのこともあります。

何を話題にしたらいいか考えているうちに話題が変わってしまうということもあります。

20～30代の女性258人にアンケートを実施。寡黙な男性の魅力を聞いたところ、次のような声が上がりました。

「落ち着いている雰囲気がステキだと思う」（39歳）

「寡黙な人が自分にだけ心を開いてくれたら、そのギャップがとても嬉しい」（39歳）

「あまいしゃべらない人の方が、一途な人が多い印象があります」（26歳）

「ミステリアス！」（25歳）

「口先より行動で示す方が信頼が持てる」（28歳）

「聞き上手だと思う」（36歳）

さまざまなコメントがありましたが、その中でも多かった寡黙な男性の魅力は次のようなポイントです。

ミステリアスで人と違う雰囲気

口数が少ないため、自分の感情を出すことも多くはありません。女性からすると心の中が見えない分もっと知りたい！私にだけは見せてほしい！という欲が生じます。

また、周りに流されない印象を与えるため、ぶれない感じや独特な雰囲気がクールに映ることがあります。

物事を結果で示す実行力

しゃべることに時間を使わない分、行動、決断に集中できます。言葉よりも行動を大切にし、有言実行なタイプとも言えます。

恋愛面でも有言実行で約束を守ってくれるところも女性にとっては好印象です。

聞き上手で包容力がある

自分からあまり話さない分、落ち着いて人の話が聞ける人も多いでしょう。

深く物事考えることもできるので、物事や人の見方を安易に決めつけず、感情にも振り回されず、そのまま受け止めることができるので、相手を安心させます。

冷静で頼りがいがある

物事にあまり動じず、冷静な判断ができ、口が堅くて秘密を守るので、頼りがいがあり、相談しやすい印象を与えます。

身近な人だけに見せるギャップ

普段は感情がわかりにくいけど、心を許した人に少しくだけた態度や会話をしたときにギャップが魅力となります。

一人で考える時間も多いため、考え方が成熟していたり面白いことを考えていたり、内面の世界が充実している人も多いです。垣間見えた心の豊かさに引かれることもあるでしょう。

人は自分にないものを異性に求める傾向がある一方、自分の考え方やあり方を尊重してくれる人に好意を抱くこともあります。その両面から、寡黙な男性が好きなタイプを見てみましょう。

明るくてオープンな人

明るくて話し好きな女性だと、自分自身はあまり話さなくて済むので楽ですし、満たされます。なぜなら、寡黙な男性は聞き上手であるため、楽しそうにたくさん話してくれる女性には、役に立ったと感じやすいからです。

よくしゃべる女性でも、特に感情がわかりやすい相手は気を使いすぎなくて好感を持たれやすいでしょう。

沈黙が気にならない人

寡黙な男性にとっては、会話の多さより、一緒にいるときの居心地の良さが大事。

寡黙とはいえ、沈黙になったときに何か話さないといけない気まずい雰囲気は苦手です。会話が少なくても、女性側が気を使わずにリラックスした様子だと安心し、心地良さを感じます。

感情表現が豊かな人

あまり話さない男性は感情表現が苦手なケースも多いもの。そのため、喜怒哀楽を表現できる女性に魅力を感じます。

また、自分の代わりに気持ちを解放してくれているような感覚を与えてくれることも、感情豊かな人に惹かれる理由の一つです。

自分のペースを尊重してくれる人

自分の内面と向き合うことを大切にしている寡黙な男性の場合、プライベートな部分に急に踏み込まれることを好みません。
自分の時間や距離感を同じように大切にし、尊重してくれる女性を好ましく感じます。

寡黙な男性は人間関係やコミュニケーションにも慎重な傾向があります。そのため、自ら恋愛のアプローチをすることは苦手なケースも。女性側からアプローチする場合も、慎重な距離の取り方に気を付けましょう。

小さな接点を作る

目的のない会話が苦手なため、自ら声をかけることが苦手です。できるだけ女性から、さりげなくあいさつしたり、目が合ったら軽くほほ笑んだり、小さな接点をつくり、あなたに興味ありますよ、というメッセージを伝えましょう。

信頼関係を少しずつ築いていく

人付き合いに慎重なため、急に距離をつめると警戒心を抱かれます。警戒するとよりしゃべらなくなってしまいます。彼のペースに合わせることを意識し、ゆっくりアプローチすることがおすすめです。

会話は丁寧に

会話は得意ではありませんが、誤った気持ちを伝えることなく、丁寧なコミュニケーションを大切にします。そんな思いを尊重してもらうと、心を開きやすくなるはず。

彼が話しているときはさえぎらず、わかりやすくうなずき、考えているときは急かさずに待ちましょう。

彼の好きなものに興味を持つ

自分が興味を持つジャンルの話題は、寡黙な男性にも比較的話しやすいです。

好きなものへの探求心や情熱も高い傾向があるので、相手が興味を持ってくれたらうれしさもひとしお。好きなことの話題を糸口に、共通の話題やふたりだけで話せる話題を広げていきましょう。
大勢は苦手なので、ふたりで会話できる機会をできるだけ多く持てるといいでしょう。

寡黙な男性と交際したり、結婚したりしたら、どんな付き合い方や関わり方をしてくれるのでしょうか。実はパートナーとしてはとてもうれしい特徴があるようです。

言葉よりも行動で愛情を示してくれる

言葉で愛情表現してほしいと思う女性は多いかもしれませんが、寡黙な男性は愛を言葉で発するのはちょっと苦手。その分、行動で丁寧に愛を示してくれるでしょう。

態度に表れる誠実さを意識して見てみると、きっと相手の思いはそこにたっぷり溢れているはずです。

責任感が強くて頼りになる

約束を守り、実行する力を持っている寡黙な男性は多いもの。旅行から家を建てるといったライフプランまで、目的や目標があると、先々まで考えてプランを立て実行することが得意なので、とても頼りになります。

ただし、あまり考えを頻繁に口にしないため、一人でどんどん決めてしまう傾向もあります。時に口をはさんで様子をうかがうことは必要です。

知らないうちに解決してくれる

人の問題に自ら首を突っ込むのが苦手ですが、好きな人のことはよく観察しています。そのため恋人や結婚相手に何かあったときはいち早く気付いてくれます。

例えば、家の中で何か故障して妻が困っているときに、いつのまにか修理してくれているなど、知らないうちに解決してくれるということもあるでしょう。

寡黙な男性はけして人と関わりたくないわけではありません。人にも恋愛にも興味はあるけれど、人付き合いに苦手な意識があるため、消極的になってしまうのです。

寡黙な男性は時にメッセージのレスポンスが遅かったり、こちらが思うような対応をしてくれないこともあったりするかもしれませんが、そんな彼の心理や行動パターンをよく理解すれば、いたずらに不安にならず、背景を含めた寡黙な彼自身を楽しむことができるはず。

寡黙な男性と出会いたいなら、消極的な彼自身をしっかりサポートしてくれるような婚活サービスを利用してみるのも手。ゼクシィ縁結びエージェントは婚活に関するカウンセリングを実施中。無料で相談できるので、気軽に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

取材・文／小松ななえ

【監修】
近藤あきとしさん
カウンセリングサービス所属の心理カウンセラー。失恋・浮気・片想いといった恋愛の悩みをはじめ、不倫・離婚・セックスレスなどパートナーシップの相談、親子間の葛藤など家族関係にあらわれる問題の解消においてクライアントから非常に高い評価を得ている。人生の問題を通して心の奥深くに眠る「本来の願い」を掘り起こし、癒やしを通して人生を切り拓く力、自己成長を力強くサポート。理論を駆使した「心理分析」と、感覚を活用する「セラピー（心理療法）」の両面で感情を癒やすことを得意とする。自身の「うつ病」の回復過程でカウンセリングと出会い、人生の転機を得てカウンセラーへ転身。その実体験に基づくアドバイスの説得力から、「うつ」に悩む本人はもとよりその家族・援助者からも支援を求める声が集まっている。また自らの経験から、ハードワーク・燃え尽きの解消へのアプローチに長けており、問題の泥沼から抜け出すサポートを提供し続けている。
オフィシャルブログ：https://kondouakitoshi.blog.jp/


【データ出典】
・ご自身に関するアンケート
調査期間：2023/11/17～2023/11/18
有効回答数：516人（男性258人、女性258人）
（インターネットによる20～30代向け男女アンケート調査　調査機関：マクロミル）