目次
婚活パーティの一種である「料理コン」とは
  • 「料理コン」って、どんなイベント?
  • 「料理コン」の参加者はどんな人?
  • 「料理コン」の参加費用の目安
「料理コン」の一般的な流れ 「料理コン」の魅力&メリット
  • 気楽に参加できる
  • カジュアルなパーティ
  • 距離が縮まりやすい
  • マッチング率がよい
「料理コン」はどんな人におすすめ?
  • 婚活初心者
  • 引っ込み思案な人
  • 気配りができる人
  • みんなでワイワイするのが好きな人
「料理コン」で成功するための3つのポイント
  • “できない”も見せる
  • はしゃぎ過ぎない
料理コンは出会いの一種!いろいろな婚活を試してみて

料理コンっていったいどんなイベント?気になるけど、「料理が得意じゃないから参加しにくい」「どんな雰囲気のパーティか分からないから不安……」などと思っていませんか?実は料理コンは婚活初心者におすすめの、失敗の少ないイベントといわれています。そこで、コミュニケーションの専門家で自治体が主催する婚活イベントのサポートも行っている、一般社団法人異性間コミュニケーション協会代表理事の佐藤律子さんに料理コンの魅力や成功するための注意点やポイントなどを伺いました。

婚活パーティの一種である「料理コン」とは

婚活パーティの一種である「料理コン」とは

料理コンとは料理を通して交流し、作ったものを一緒に食べながら親睦を深める婚活パーティのこと。まずは、イベントの内容や参加者の特徴、参加費用の目安など料理コンについての詳細をご紹介します。

「料理コン」って、どんなイベント?

料理コンは「料理合コン」や「クッキングコン」と呼ばれたり、「BBQコン」「カレーコン」「パエリヤコン」など料理名がそのままパーティ名になることもあります。

また、大きく分けて、料理が好きな人と出会うことが目的のイベントと、料理をきかっけに楽しく婚活することが目的のイベント、2つのタイプがあります。

趣味の料理を一緒に楽しめる人と出会いたい、料理が得意な人と出会いたい場合は、クッキングスタジオや料理教室、料理の先生などが主催する料理コンがおすすめです。凝ったメニューを2、3品作るイベントが多く、料理の腕前を披露することもできます。

楽しく婚活がしたい、幅広い層の人と出会いたい場合は、自治体や結婚相談所、イベント会社などが主催する料理コンがおすすめ。カレーライスやピザ、パエリヤなど失敗しにくいメニューを作ることが多いので、特に料理が得意でなくてもワイワイとにぎやかに楽しむことができます。

「料理コン」の参加者はどんな人?

出会いが目的の料理コンには、料理が好きな人や料理が得意な人以外にも、楽しく婚活がしたい人、自然な出会いを求めている人など、さまざまな人が参加します。

出会うことだけが目的ではなく料理をするという目的も加わっているため、ガツガツ婚活するのが苦手だったり、婚活に照れくささや抵抗感がある人も参加しやすいのが特徴です。

料理はグループ単位で行う場合が多いので、料理が苦手でも問題ありません。全身全霊で料理に挑むのではなく交流しながら料理をするので、苦手な人でも「ここはどうすればいいですか?」「結構難しいですね」などと、会話を楽しめればOKです!

「料理コン」の参加費用の目安

参加費用は作る料理や会場などにもよって異なりますが、5000~8000円が目安です。通常の婚活パーティよりはやや高く、料理教室よりはややリーズナブル、というイメージです。

イベント会社が主催する場合、通常の婚活パーティよりも食材や食器など準備するものが多く、キッチンのある会場を借りるためのコストが上乗せされます。

料理教室が主催の場合、会場や食器などの費用は抑えることができ、料理も通常のレッスンより少なく簡単なメニューになることが多いので、その分食材費がかからずお手頃な価格となります。

「料理コン」の一般的な流れ

「料理コン」の一般的な流れ

料理コンはどのように行われるのか、一般的な流れを見てみましょう。時間はだいたいの目安なので参考までに。

自己紹介タイム/人数×2~3分
初めに自己紹介を行います。みんなの前で一人ずつ簡単に自己紹介する方法と、全員と一対一でコミュニケーションを取りながら行う方法があります。

グループ分け/10分
主催者が事前にグループを決めている場合もありますが、自己紹介タイムでの第一印象を基に主催者がマッチングしながらグループを決める場合もあります。

料理はグループ単位で行うため誰と一緒になるかが重要となるので、後者の方がおすすめです。どのようにグループが決められるのか、事前に確認するといいでしょう。

クッキングタイム/3~40分
グループに分かれて料理をしながら交流します。上手に作ることよりも、楽しく、仲良く、会話を楽しむことが大切です。

食事タイム/3~40分
基本的には同じグループのメンバーと一緒に食べますが、他のグループと味見をし合ったり、料理の感想を聞いたりなど交流の幅を広げてもOK。簡単な片付けもこの時間に含まれます。

フリータイム/60分
いろんな人とコミュニケーションを取る時間。同じグループの人とさらに親睦を深めてもよいですが、なるべく全員と交流するようにしましょう。その上で誰が一番好印象だったかを決めるのがおすすめです。

マッチングタイム/10分 主催者に気になる人やまた会いたいと思う人を伝えて集計してもらい、マッチングしたカップルが発表されます。カップリングがなく、連絡先を自分たちで交換するフリータイムになる場合もあります。 どちらにしても次につながるよう、恥ずかしがらず積極的に自分の意思を伝えるようにしましょう。

「料理コン」の魅力&メリット

「料理コン」の魅力&メリット

料理コンには普通の婚活パーティにはない魅力やメリットがあります!その特徴が自分に合うかどうか、参考にしてみてください。

気楽に参加できる

出会いだけが目的のパーティに抵抗がある人にとって料理コンは、料理を楽しむというのも目的の一つになるので参加へのハードルが下がります。

また、婚活していることをあまり人に知られたくない場合も「料理に興味があるから」「楽しそうだから」などと、参加理由を「料理」にすることができるのもポイントです。

カジュアルなパーティ

料理コンはエプロンを着て作業をするのでドレスアップする必要はなく、普段よりちょっとキレイ、ちょっと可愛いくらいの服装で参加できます。

会話だけでコミュニケーションを取るのではなく料理という作業をしながらの交流なので、口下手な人でも会話がしやすいのが特徴。

ガチガチの婚活パーティよりもカジュアルな雰囲気を好む人にぴったりです。

距離が縮まりやすい

共同作業をするので初対面の人とも打ち解けやすく、早い段階で距離が縮まるのも魅力の一つ。男女2~3名ずつの少人数グループに分かれるので、盛り上がりやすいのです。

まずはグループの人とコミュニケーションを取ればいいので、大人数の中で一人ポツンと取り残される心配もありません。

マッチング率がよい

美味しいものを食べるという行為は、幸福度を高めます。料理コンは一緒に料理をする過程で親近感もプラスされるので、食事をするだけの婚活よりも楽しく、気持ちも盛り上がります。

誰かと一緒に幸福感を味わうと、「美味しいし、楽しいし、最高!この人と一緒だからかも?」となり、恋愛感情が芽生えたような錯覚に陥りやすくなるといわれています。そのため料理コンは恋愛モードになりやすく、マッチング率も高くなりやすいと言えます。

「料理コン」はどんな人におすすめ?

「料理コン」はどんな人におすすめ?

料理コンは年齢や職業などを問わず幅広いタイプの人が参加しますが、特に料理コンに向いている人、こんな人は料理コンがおすすめ!というタイプをご紹介します。

婚活初心者

婚活パーティに参加したことがない、婚活パーティにまだなじめていないなどの婚活初心者は、出会い以外にも目的がある料理コンなら気軽に楽しめるでしょう。

自己アピールを頑張り過ぎなくても共同作業の時間は自然とコミュニケーションが取れるし、よい雰囲気になりやすいのでその後のフリータイムもスムーズに楽しむことができます。

全員が同じ料理を作った経験をしているから一体感も生まれ、共通の話題をきっかけに会話がしやすいのです。

引っ込み思案な人

引っ込み思案な人は大人数を相手にするパーティスタイルよりも、少人数のグループで行動する料理コンがおすすめです。

初対面の人と話すのが苦手な人やあまり積極的になれない人でも、料理というやるべき作業があるのでその流れに乗ることができます。グループ内の気遣いができるタイプの人が引っ張ってくれることも多く、取り残されることもないでしょう。

気配りができる人

料理が苦手そうな人には簡単な作業を担当してもらう、消極的な人にも「これお願いします」と作業を振るなど、さりげなく気遣いができる人は料理コン向きです。

共同作業のときには自己主張が強い人よりも気配りができる人の方が、みんなが打ち解けやすいよい雰囲気をつくることができ好感を持たれやすいのです。

みんなでワイワイするのが好きな人

一対一でコミュニケーションを取る時間よりグループで過ごす時間が長いので、みんなでワイワイとにぎやかに楽しむのが好きな人にもおすすめです。

楽しいことが好きな人はその場を盛り上げることもできるので、自分だけでなく周りの人も楽しませることができ、好印象となるでしょう。

「料理コン」で成功するための3つのポイント

「料理コン」で成功するための3つのポイント

料理コンは素敵な人と出会うことが一番の目的。意中の人や多くの人に好印象を持ってもらうため、気を付けるべきポイントや注意点を心得ておくとよいでしょう。

料理上手をアピールし過ぎない

料理コンは出会いの場。料理を突き詰めたり、自分の腕前を披露することよりもコミュニケーションを重視しましょう。

たまに、「私、これ得意なんです!」と手早くバーッと料理する人がいて他のメンバーは見ているだけ、というケースがあるそうですが、そうなると周囲は引いてしまうこともあります。

料理は交流するための手段であることを理解し、みんなと一緒に一つ一つの工程を楽しむことが大切。不得意な人に対しても上手にできるように教えるのではなく、ちょっとくらいの失敗なら笑顔で見過ごすくらいの気持ちでいましょう。

料理が得意なことは会話の中で「料理が好きなんです」とアピールする程度にしておくのがいいですね。

“できない”も見せる

手際の良さや料理慣れしているということをさりげなくアピールしながらも、完璧ではなく“できない”部分を見せることも意識しましょう。

例えば、「瓶のふたが固くて開かない」「野菜の皮がうまくむけない」などを得意そうな人に頼ってみましょう。頼られる方も嬉しいし、“できない”一面を見せることで親しみを持ってもらえます。

「私できるよ!やってあげる」「任せて!」などと何でも器用にこなす人は頼られる存在にはなれますが、恋愛対象としては見られにくくなってしまうので気を付けましょう。

はしゃぎ過ぎない

グループで共同作業を行うと親近感が湧き、距離がぐっと縮まります。しかし、どんなに親しくなっても、どんなに楽しくても、はしゃぎ過ぎは要注意です。

仲良くなれたと思ってなれなれしくしたり、面白いと思って踏み込んだことを言ったりと、相手との距離間を間違えると苦手意識を持たれてしまいます。

距離の縮め方は個人差がありますし、初対面の人たちだということを忘れないようにしましょう。仲良くなれたと思っても焦らずに、楽しみながらマナーを守って礼儀正しく接する方が好印象です。

料理コンは出会いの一種!いろいろな婚活を試してみて

料理コンは出会いの一種!いろいろな婚活を試してみて

料理コンは素敵な出会いを演出するイベントの一つ。他にもゲームやスポーツなどを楽しみながら交流する婚活パーティもあるので、自分に合ったスタイルの婚活を探してみるのもいいですね!

出会いのチャンスを増やすなら、婚活アプリや結婚相談所などのサービスを併用するのもおすすめです。自分とマッチングした人と交流を深めることができるので、大人数と出会うパーティとは違う魅力があります。

マッチングコーディネーターが出会いをサポートしてくれるゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを実施中。婚活のお悩みなど、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

取材・文/仲西なほ子

【監修】
佐藤律子さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会代表理事。 恋愛、婚活、夫婦問題、子育て、ハラスメント、マネジメント、女性活躍、LGBTQなど人間関係についての専門協会として、認定講師100名以上が在籍する。自治体婚活イベントのカップル成立率60%以上、異性間コミュニケーション研修の受講者は延べ3万人を超える。『最高に幸せな“たった1つの恋”を実らせるレッスン』(大和書房)他著書多数。テレビ番組の恋愛・結婚コーナーの監修、出演実績も豊富。
一般社団法人異性間コミュニケーション協会:https://www.iseikan.jp/

マッチングコーディネーターが、
一人一人に合った「出会い」をサポート!

受付時間 / 11:00~19:00

記事一覧