「恋愛の仕方がわからない」大人が恋愛に奥手になってしまう理由と脱却方法

最後に恋愛したのはいつか思い出せない、もう恋愛の仕方がわからないと一度は考えたことがある人も多いのではないでしょうか。この記事では恋愛コンサルタントの澤口珠子さんに、恋愛の仕方がわからなくなる理由や、恋愛から離れやすい人の特徴について伺いました。前向きな恋愛をするためのアドバイスも併せてご紹介します。

大人になってからの方が、恋愛への一歩が踏み出しづらくなったと感じたことや、そう耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。恋愛の仕方がわからなくなる理由をひもといていきましょう。

学生時代に比べて自然な出会いが少ない

クラスや部活を介して同世代の男女と日常的に交流ができていた頃と比較すると、社会人になってからの方が自然に出会える環境が少なくなりがちです。異性と一緒に過ごす時間が長く、共通の話題を見つけやすかった頃から遠ざかるほど、好きな人のつくり方やアプローチの方法がわからなくなってしまいます。

今さら聞けない疑問がたまっていく

「付き合う前に避けるべきことって何？」「そもそも告白は必要？どんな言葉でするべき？」など、年齢を重ねていくにつれて、恋愛の細かな疑問が増えることがあります。恋愛をしたことがない・学生以降恋愛経験を積めていないなど、自分の恋愛経験に自信がないと、周りに相談しづらくなり恋愛の仕方を見失う原因になるでしょう。疑問を解消できない時間が続くと、異性との恋愛に臆病になる可能性もあります。

仕事に没頭していて恋愛に意識が向かない

キャリアを積みたくて仕事に夢中になりすぎてしまうと、恋愛に気を向ける余力がなくなります。仕事を通じて異性と出会いがあっても、切磋琢磨（せっさたくま）する仲間や気を使うべき相手という意識が強いと、恋愛感情を抱きづらいでしょう。恋愛について考える時間が全くない日々が続き、恋愛の始め方を忘れてしまうケースもあります。

臆病になっている

恋人がいない期間が長いと「相手が自分を異性として意識してくれるはずがない」などと思い込み、恋愛に対して前向きに考えられなくなってしまうことがあります。自分に自信を持てないことから、新しい出会いに尻込みして、余計に恋愛から遠ざかることもあるでしょう。

大人になってから恋愛をしていない人や、恋愛の仕方を忘れてしまっている人には、何か共通点があるのでしょうか。あてはまりやすい特徴をまとめました。

一人で十分楽しい

パートナーがいなくても特に寂しさを感じない人は、一人でいる方が気楽で誰かと合わせることが煩わしくなってしまうことがあります。一人で熱中できる趣味がある・一人旅が好きなど、身軽に何でも楽しめるタイプだと、誰かと過ごす時間に魅力を感じづらく、恋愛をしなくなりやすいです。

恋愛以外に大事なことがある

仕事や資格の勉強など、目標や優先順位がはっきりしている人は恋愛が二の次になることがあります。自分にとって重要なものの存在が大きければ大きいほど、恋愛から遠ざかりやすいです。結果が出るのがうれしくて仕事を頑張り続けるうちに、気付いたら何年も恋愛に目を向けていなかった……というケースもあるでしょう。

「推し」がいる

芸能人や二次元のキャラクターに、夢中になれる「推し」がいると、現実にそれ以上の相手はいないと感じたり、恋人に求める理想が高くなったりして、現実での恋愛の仕方を忘れてしまいやすいです。自分の中で「推し」の存在感が強いうちは、身近な人に目を向けられず、恋愛への意欲を高めるのはなかなか難しいでしょう。

異性の友人がいない

友人が同性ばかりだと、異性の気持ちがわからなかったり、異性に耐性ができなかったりして、恋愛の仕方がわからなくなることがあります。「どんな言葉で告白されたらうれしい？」など恋愛について気軽に聞ける異性の存在の有無が、恋愛への一歩を踏み出せるかどうかの決め手になることもあるでしょう。

交友関係や行動範囲が狭い

いつも同じメンバーでいたり、学生時代から交友関係が変わっていなかったりするとその分出会いも限られてくるでしょう。また、いつも家と会社の往復、休日も出かけるところが大体決まっているなど、行動範囲が狭いと日常に変化がなくなります。なじんだ環境が心地よくて同じような毎日を過ごしていると、恋愛から離れてしまいやすいです。

不安な気持ちはあるけれど、重い腰を上げて恋愛をしたい！と思ったとき、前向きな気分で恋愛を楽しむコツをご紹介します。

（1）デートスポットに出かける

いきなり恋人探しをするのはハードルが高い……という人は、遊園地や夜景スポットなど、恋人たちが集まる場所へ出かけて恋愛したい気持ちを高めることをおすすめします。離れた時間が長いほど、理想の恋愛をイメージしづらくなるものです。お手本を探すような感覚で、デート中のカップルが目に入る場所に行ってみるとよいでしょう。「自分もここでデートしたい」といった気持ちが、恋愛の後押しになることもあります。

（2）出会いの場へ行ってみる

とにかく行動することが大事なので、合コンや友人を介した異性との食事、マッチングアプリなど、恋愛できる環境に思い切って身を置くのも一つの手です。ジムや習い事といった異性との新しい出会いがありそうな場へ積極的に出かけることが、「恋愛を楽しめそう」と思うきっかけになることもあるでしょう。

（3）自分磨きをする

自己肯定感が高まると恋愛にも前向きになれるので、なりたい自分を目指して努力を重ね、自分に自信をつけるとよいです。習い事を始める・知識を付けるなどのスキルアップや、理想の外見を目指して、美容法や健康法など前から興味があったことにトライしてみることをおすすめします。

（4）ポジティブに考える癖をつける

自分や他人の嫌なところに目を向けるのではなく、好きなところや素敵なところに目を向けるように意識してみましょう。減点方式でなく加点方式でものを見るようにすると、恋愛にも前向きになりやすいです。行動するときも同様に、失敗しそうだとばかり考えずに自分にもできそうなところに注目した方が、一歩を踏み出しやすいでしょう。

（5）ありのまま素直な感情を大切にする

他人からの評価や目線ではなく、「自分はどうしたいか？」自分の意思や感情を大切にして決断・行動しましょう。良いと思ったことを良い！と素直に自分の想いを言葉にできるようになると、前向きになれます。素直な気持ちを隠さずにいられるようになれば、恋愛のささいな疑問も身近な人に相談しやすくなるはずです。

（6）交友関係を広げる

少しずつでも、交友関係を広げていくことが恋愛に前向きになるにはおすすめです。たくさんの人と交流し、刺激を多く受けることで気持ちが明るくなることもあります。楽しい話題で盛り上がれる交友関係が広がると、同じような人が集うようになり、素敵な出会いにつながりやすいでしょう。

（7）意識して変化する

ヘアスタイルやメイクを変えたり、いつもと違うテイストの洋服を選んだりするなど、外見のイメージチェンジをすると前向きな気持ちになりやすいです。部屋の模様替え・いつもと違うルートで通勤・初めてのお店でランチ・思い切って引っ越しなど生活にも変化をつけると、「恋愛にも挑戦してみよう！」と気軽に思えることもあります。

（8）恋愛テーマの漫画、ドラマ、映画を見る

心の奥にしまっているトキメキを呼び起こすために、王道の恋愛漫画・ドラマ・映画を見て、キュンとする気持ちを疑似体験するのもおすすめです。デートや告白のシーンを主人公に共感しながら見ていくうちに、「自分もこんなふうにドキドキしてみたい」と、恋愛にチャレンジできることもあります。

恋愛の仕方を思い出すには、まず恋愛をしてみることが大切です。恋愛に前向きになるための方法はたくさんあるので、自分が実践しやすいことから始めてみてください。楽しく恋愛をしているうちに、今度は恋愛の仕方がわからなかった頃の気持ちが思い出せない……ということもあるかもしれません。

恋愛について相談できる人がいると安心！という人には、マッチングコーディネーターがじっくりカウンセリングしてくれる、ゼクシィ縁結びエージェントがおすすめです。無料カウンセリングも実施しているので、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか？

取材・文／雪野

【監修】
澤口珠子さん
婚活コンサルタント。スフィアロココス株式会社 代表取締役社長。特定非営利活動法人日本教育福祉振興支援協会 少子化対策顧問。理想のパートナーを引き寄せる外見・マインドづくりのプロフェッショナル。これまで8年間で、1000人以上の女性を女子力アップレッスンでサポートし、8000人以上の女性を1対1で婚活コンサルサポート。「婚活」に特化したイメージコンサルタントとして、「マインド」「外見磨き」「コミュニケーション」の3軸で、理想のパートナーを引き寄せるノウハウを伝えている。主な著書に、『はじめての「ネット婚活」幸せになるための最短ルート』（幻冬舎）、『愛もお金も全て手に入る美しく自由な女になる方法』（総合法令出版）などがある。
公式サイト：https://sawaguchitamako.com/