【男女別】結婚相手に望む年収や条件は？結婚相談所で自分に合う人を見つけるには？

結婚相談所で婚活をする方が、結婚相手に望む年収や条件をご紹介！「男性と女性でどう違う？」「年収は高ければ高いほど良い？」「実際には何を重要視するべき？」などの気になる疑問に、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんが答えてくれました。結婚相談所で自分にピッタリなパートナーを見つけるためのコツも併せて解説します。

まずは、男女別の平均的な年収についてご紹介します。男性は年齢が高くなるにしたがって平均年収も高くなりますが、女性は年齢による差があまりないのが特徴です。

こちらはの表の数字は、1000万円以上の年収があるような「平均値」を引き上げる方も含めた計算になるので、実際の年収中央値はもっと下がるといえるでしょう。

※国税庁 「民間給与実態統計調査（令和2年）」
[年齢階層別の平均給与]を基に筆者作表

女性が結婚相手に望む年収金額

女性が結婚相手に求める年収に関する希望は、二極化が進んでいます。同年代の男性の平均より高めの年収を望む人も多いですが、年収以外の条件を大事にする人も増加傾向です。

具体的な金額としては年収400万～500万円以上を希望する人が比較的多いですが、「年収より人柄重視」「特に希望金額がない」という人もいます。

結婚相談所の成婚者では、年収500万～800万円の男性が多い傾向にあります。年収が高ければ高いほど結婚しやすいというわけではなく、1000万円以上の人よりも500万円前後の人の方が成婚率は高いというデータもあります。「男性は高収入なら結婚できる」という時代から変化したと言えるでしょう。

男性が結婚相手に望む年収金額

結婚相談所の登録会員の年収分布は？

参考としてゼクシィ縁結びエージェントを例に、結婚相談所の登録会員の年収分布をご紹介します。
男性は401万～600万円が42％と一番多く、201万～400万円が29％、601万～800万円が19％と続きます。女性は201万～400万円が52％で一番多く、401万～600万円が29％、200万円以下が16％です。

※ゼクシィ縁結びエージェント会員情報
※ゼクシィ縁結びエージェント会員(約12,500名)と、CONNECT-ship会員(約17,500名)の合計値（2021年3月末時点）

結婚相談所で婚活をする上では、年収というポイントは非常に目立ちます。では、年収以外だとどんな条件が重要視されているのでしょうか？結婚相手の条件として見るべきポイントと併せてご紹介します。

■女性が重要視するポイント
女性は「気配りができるかどうか」「コミュニケーションの取りやすさ」など、付き合っていく中での人柄のよさを重視しており、自然に会話が続くかどうか、一緒にいて居心地の良い相手かどうかを判断したいと考えています。

また、同年代の中からお相手を探したいと考えている方が多いので、より年収が高いとしても、ひとまわり年上の男性よりも同年代の男性が選ばれる可能性があるといえます。

他には「会いやすい場所に住んでいるかどうか」もポイントです。お付き合いすることになっても、遠距離ではなかなか絆は深まりません。現実的に交際しやすいかどうかは重要です。

■男性が重要視するポイント
「写真を見てタイプかどうか」「年齢」など、まずは外見や年齢が自分の好みや希望に合っているかどうかを重視する傾向にあります。男性は、まず見た目から入る人は多いようです。

男性は女性の金銭感覚もチェックしています。たとえ見た目を気に入ってもらえても、趣味に海外旅行・ワイン・ゴルフと書いてあったり、プロフィール写真がゴージャスだったりすると、予期せずマイナスの先入観を与えてしまう可能性もあるため注意しましょう。

また、女性と同様、「会いやすい場所に住んでいるかどうか」も重要視されています。

＜結婚相手の条件として見るべきポイント＞
年収・外見・貯蓄額などは結婚後にいくらでも変わる可能性があります。実際に会ったときに話しやすくて、信頼関係が築ける人は貴重な存在です。100％理想に合う相手を探すことに時間をかけるよりも、一緒に居心地の良い環境をつくっていくことに時間を使うことをおすすめします。

婚活中だと相手の年収が気になりますが、結婚生活で重要なのは年収より金銭感覚です。例えば結婚すると外食はぐっと減るケースが多いので、デート向きのおしゃれなお店を知らない男性だからNGなどという判断はしない方がよいでしょう。メールやSNSでのやりとりも結婚後は少なくなるという夫婦も多くいます。結婚相手としての相性を測るなら、メールやSNSよりも話がしやすいかの方が重要です。

■プロフィールは自分の魅力が伝わるように書く
良い出会いを求めるなら、プロフィールを見直し相手の立場にたって内容を作り磨き込むことで、申込数の増加につながる可能性があります。

ポイントは、異性との共通点になりやすい趣味を盛り込んだり、生活力の高さなど自分を選ぶメリットをプロフィールに書いたりすること。例えば、男性ならば「釣り」と「甘いものが好き」なら、甘いもの好きをアピールする方が女性から会ってみたいと思ってもらいやすいです。男女共に1人暮らし経験があるのならば「1人暮らし経験もあるので家事は一通りできます」と書くことで、一緒に暮らす相手として「ふたりで助け合っていけるかもしれない！」と、相手の目に映るでしょう。
相手の目にどのように映るかを意識して、プロフィール内容をチェックしてみてください。

■見た目の印象も手を抜かない
プロフィールの写真が真顔の場合は、笑顔で撮り直すことで印象アップに繋がります。

しかし、「写真だけが魅力的で会ったら別人だった」と思われてしまうと、2回目のデートに繋がらない原因にもなります。清潔感のある服装やメイクを心掛けたり、おしゃれに自信がない場合はヘアメイクを習ってみたりするのもおすすめです。

■会う人を選び過ぎない
効率よく自分に合う結婚相手を見つけるには、実は「会う」ことが何よりも大切。理想の相手を探すことに時間を浪費するよりも、今すぐに会える人に会って、良いところを探す方が良縁への近道です。

「好みではない」と思っていた人でも、何回か会ううちに、居心地が良くなったというエピソードもあります。婚活をする中でたくさんの出会いがあったけれど、結果的には婚活スタート時から会っていた人と交際を始めた、という人も珍しくありません。

ゼクシィ縁結びエージェントでは、マッチングコーディネーターが相手の人柄、価値観などを総合的に見て、希望条件にかなう相手探しをお手伝いしています。まずは、無料カウンセリングで、お気軽にご相談ください。

取材・文／akane

【監修】
菊乃さん
恋愛・婚活コンサルタント。マンツーマン相談の他、大手結婚相談所や行政機関で婚活セミナー講師を行う。
29歳まで手抜きを個性と取り違えたダメ女だったが、低レベルからの女磨き・婚活をつづったブログが「分かりやすい」と話題を呼び、2011年から恋愛・婚活コンサルタントとして活動。相談者の約4割は一度も交際経験がない女性。
著書に『あなたの「そこ」がもったいない。』（すばる舎）、『なぜか愛される女がしている73の習慣』（双葉社）など。
公式サイト https://www.bestpartner-prj.jp/
Twitter @koakumamt
恋愛・婚活コンサルタント菊乃Blog http://ameblo.jp/koakuma-mt/