マッチングアプリ２回目デートで告白はまだ早い？タイミングの見極め方＆成功のコツ

マッチングアプリで出会った相手に、２回目のデートで告白するのはまだ早いのでしょうか。告白するタイミングの見極め方、可能性が低いときのアプローチ方法、さらに場所やセリフの選び方まで、告白の成功率アップのために知っておきたいポイントについて、婚活事情に詳しいブライダルコンサルタントの江頭美鈴さんに教えてもらいました。

マッチングした相手とメッセージのやりとりを重ねて、会ってみたいとは思ったものの、１回目のデートは「実際はどんな人かな」と、お互いに緊張しやすいもの。警戒心が少々あっても当然です。話してみると安心感が出て、「イメージ通りだな」「顔が好み」「話しやすい」「優しそう」などの良い印象を持てても、お付き合いができるかどうかは判断しにくいことが多いです。

２回目のデートは、１回目よりも落ち着いて相手のことを見ることができます。自分が受けた第一印象を確認し、今後お付き合いしていけそうかということも想像します。２回目のデートが終わる頃には、だいぶ自分の気持ちも判断できるでしょう。

１回目、２回目と意気投合し、良い時間が過ごせると、３回目のデートまでの間のやりとりも、ワクワク感やドキドキ感があります。気持ちは恋愛の初期状態のように急激に上がるケースがあります。そして楽しみにしていた３回目のタイミングで告白されると、幸せな恋愛のスタートになるでしょう。

実際、告白は３回目までにするケースが一般的ですが、遅くとも４回目までにはしたいもの。５回目以上進展がないと、相手は自分のことをどう思っているのかわからず、相手は他の人ともデートしてみようかなと考え、タイミングを逃してしまうかもしれません。

告白するときは、脈ありかどうかを見極めたいもの。相手とのやりとりの中に見え隠れする、脈ありサインを紹介します。

連絡を頻繁にしてくる

「お仕事、忙しいですか？」「今日は爽やかな天気ですね！」などたわいのないメッセージが送られてくるのは、脈ありサインです。コミュニケーションを取りたいという意思が感じられます。

レスポンスが早い

こちらからの連絡を待っていたかのように、レスポンスが早いのも脈ありサインです。

これからもデートをすることを前提に話す

「○○に今度行ってみない？」など今後の話が出るのは、一緒にいる時間をつくりたいという意思の表れです。もっとあなたのことを知りたいし、自分のことも知ってほしいと思っていることでしょう。

リアクションが大きい

小さなことでもとても嬉しそうに感謝の気持ちを表してくれたり、面白いことを言ったときに大きく笑ってくれたりなど、リアクションが大きいのは脈ありの可能性大です。

家族や親しい友人の話をする・聞いてくる

あなたのプライベートをもっと知りたいし、自分の個人的なことももっと知ってほしいという気持ちは、興味を持っていて、好きだから起こる感情かもしれません。

デートの別れ際が名残惜しそう

楽しい時間を一緒に過ごせた別れ際は、少し寂しく感じるかもしれません。別れるポイントで立ち止まっておしゃべりを続けていたり、別れた後にこちらを何度も振り返ったりするのは、脈ありサインでしょう。

SNSへの反応が積極的

あなたのSNSをいつもチェックしていて、必ず「いいね」をしてくれたり、コメントもしてくれたりする場合は、あなたのことが気になっている証拠です。

趣味や嗜好（しこう）を合わせようとする

趣味の話になったときに「それ、面白そう！やってみたい」と興味を示してくれたら脈ありの可能性大。

また「カレーのおいしいお店を探してるんだ」と言ったときに、「私（僕）もカレー大好き」などと話を合わせてくるのも、同じ価値観を持ちたいという表れです。

告白をしたいけれど、今はまだOKをもらえる自信がない……そんなときにぜひトライしてみたいアプローチ方法を紹介します。

好意があることをほのめかす

「○○さんて、努力家ですね」などと相手を褒めたり、「一緒にいると楽しい」など、ポジティブな言葉で相手に好意があることをさりげなく伝えましょう。

褒められることは気持ちが良いし、「自分に好意を持ってくれている」と思ううちに、ふとあなたのことを考える時間が増えてくるかもしれません。

デートで行ってみたい場所やお店を聞く

誘っても反応があまりよくなかった場合には、無理のないハードルの低い場所を提案してみましょう。例えば相手の好きな食べ物のお店など、相手が行きやすい場所だと時間をつくりやすくなります。

相手に自分が味方でいる姿勢を示す

「仕事が大変なときは、愚痴を言って吐き出した方がすっきりするから何でも言ってね」など、相手の心に寄り添いながら、応援している姿勢を示しましょう。相手を理解しようという姿勢が伝わると信頼感につながります。

さりげない気遣いをする

気遣いができる人は、好感を持たれやすいです。デートのときに、居心地の良い席を勧めたり、料理の取り分けを進んでやるなど、さりげない気遣いを見せましょう。

「大切にされている」と感じられると、「好き」という感情が芽生えたり、より高まったりすることがあります。

適度な距離を取る

好きな気持ちが高まると、ぐいぐい積極的にいってしまいがちです。しかし、相手の脈ありサインがない時期は、こちらの好意がダダもれしていると、引いてしまうことがあるかもしれません。

相手の気持ちに負担をかけないということが大切。バランスを取りながらアプローチしていきましょう。

告白の成功率をアップさせるには「場所」選びも大切。どんな場所がいいのか解説します。

雰囲気のいい場所

雰囲気のいい音楽が流れているお店や、風が心地よい落ち着いたお店、美術館で楽しんだ後の併設されたカフェなどを選んでみましょう。その場の雰囲気が、ふたりのムードを後押ししてくれるでしょう。

ふたりきりになれる場所

例えば観覧車の中や車の中のように、完全にふたりきりになるのがまだ難しそうであれば、個室や個室に近い造りで適度なプライバシーが守られるお店もあります。周りを気にせずお互いの本音を話せる場所を選びましょう。

リラックスできそうな場所

ランチの後に、昼下がりの公園をのんびり散歩しながらベンチに座って、子どもや犬たちが遊んでいるのを見ながらの告白などもおすすめです。

温かいほんわかとしたやすらぎの時間を共にすると、こんなふうにこれからもいられたらいいなと相手が思うかもしれません。

景色の良い場所

海や港が見えて開放的な場所や、素敵な夜景が見えるテラス席などでは、気持ちも解放されて「楽しい」「気持ちいい」と感じます。その感情が湧いてきたところで告白するとうまくいく確率がアップするでしょう。

最初にデートをした場所

数回デートを重ねていた場合、あえて初めて会った場所をセッティングして告白するのもおすすめ。「初めてここで会った時から好きだった」など相手の心に響くような言葉を添えて思いを伝えましょう。

告白を成功させるには、タイミングも重要です。デートでの告白に適したタイミングを紹介します。

楽しかったデートの帰り道や別れ際

楽しい時間を過ごせたら、帰り道や別れ際は、お互いにもっと話したいなという名残惜しい気持ちになっていることでしょう。良い雰囲気のそのタイミングなら言いやすいし、相手も受け入れやすいでしょう。

ふたりで楽しくひとしきり笑った後

楽しく笑った後には、ちょっとした沈黙の間ができることがあります。そのときこそ告白のチャンスです。

笑って心が解放された後、真剣な話をすると、緩急がついてスーッと心に入っていきやすくなります。相手の目を見て真面目に伝えることがポイントです。

食事の後、きれいな風景を見ながら

話が弾んでいる時より、食事を終えて「おいしかったね」と共感し合えた後、ゆっくりデザートを食べながら窓からきれいな風景が見える時も良いタイミングです。

満足な食事をした後は幸せホルモンが出ています。外の風景を一緒に眺めているだけでも、ふたりだけの空間になったように感じるでしょう。

相手が弱音を吐いたとき

相手が弱音を吐いたときや、何か困っていることを相談されたときは、「私（僕）がいつも一緒にいるから大丈夫」など、励ましの言葉や相手を守りたいという姿勢を見せて告白しましょう。

相手がよく話し、泣いたり笑ったりした後

心の中のことをたくさん話したあとは、カタルシス効果というすっきりした状態で、相手の気持ちを素直に受け止めやすい状態になっています。

例えば映画を観て、泣いたり笑ったりした後すっきりするのもカタルシス効果で、告白に適したタイミングとなります。相手がよくしゃべり、それをしっかり受け止めて聞いた後、一呼吸置いて告白するのもありです。

相手のYESをうまく導き出すには、告白のセリフも大切。どんなセリフで伝えればいいのかを解説します。

自分の気持ちと希望を伝える

シンプルな自分の気持ちと併せて、一緒にどうしたいかの希望を伝えます。これはI（アイ）メッセージの手法を取り入れた言い方です。

Iメッセージは「私」を主語にして、自分の気持ちや希望を伝える上手な言い方です。「一緒にいると楽しくて時間を忘れちゃいそう。これからももっと一緒にいる時間を増やしたいな」などと、素直に自分が感じた思いを伝えましょう。

ストレートな言葉で伝える

告白の時に遠回しな言い方をすると、相手によっては気持ちが伝わらないこともあります。

「好きです」「彼氏（彼女）になってください」「一緒にいたいです」など、シンプルでストレートな言葉こそ、相手がグッとくるもの。言葉は短くていいので、真剣に相手の目を見て伝えましょう。

相手の内面で好きなところを伝える

「好きです」という言葉とともに、相手の好きなところを伝えるとより具体的で思いが伝わるでしょう。

その際に、「スタイルがいいから」など表面的なところだけ伝えると軽いイメージになってしまいます。「明るくて前向きなところが好き」など、内面についても触れるようにしましょう。

重すぎない言葉を選ぶ

「生涯幸せにします」「一生一緒にいてくれますか？」などのセリフは、プロポーズの時まで取っておきましょう。相手に心の準備ができていない状態の場合、気持ちに応えられないと感じるかもしれません。

肯定的な言葉を使う

「私（僕）なんかじゃだめですよね？」「彼（彼女）になってくれないよね？」など、否定的な表現はイメージダウンになります。「あなたしか見えない」「○○ちゃん（くん）だけが好き」と肯定的な言葉を使いましょう。

マッチングアプリで出会った相手への告白。何回目のデートで告白するかはふたりの距離感次第ですが、成功率を高めたいなら、脈ありサインを見極め、ベストな場所・タイミング・セリフをよく考えることが大切といえそうです。

もし、マッチングアプリでの婚活がうまくいかないと感じている人、一人での婚活に不安がある人などは、結婚相談所を利用するのも一案。結婚相談所ならコーディネーターに個別に相談できて、デートや告白についてもプロのアドバイスがもらえます。

結婚相談所での婚活について詳しく知りたい人は、カウンセリングを活用するのがおすすめ。ゼクシィ縁結びエージェントでは無料カウンセリングを実施中です。ぜひ気軽に相談してみましょう。

取材・文／前川ミチコ

【監修】
江頭美鈴さん
M.E.プロダクション 代表
一般社団法人 エグゼクティブ・イメージコンサルタント 代表理事
東映株式会社の専属女優を経て、アナウンサー・司会等の話す仕事へ転向。NPO法人日本サービスマナー協会認定マナー講師、一般社団法人全日本ブライダル協会ブライダルコンサルタント、全日本ブライダルMCアライアンス所属。ICBインターナショナル認定イメージコンサルタント、NPO法人日本交流分析士協会心理カウンセラーなど。「話し方」「ファッション」「マナー」「心理」の４つの専門スキルを統合した独自カリキュラム、メソッドを開発。現在は、婚活講師、マナー講師、話し方講師をはじめ、企業・団体の人材育成に携わる。
公式サイト：https://me-pro.biz/index.php